のらねこ、自分が何者なのか分からない
何かにつけて変な印象を持たれてしまいがちな人がいます。
仕事を押しつけてもいい人と思われやすい
異様に怖がられやすい
アホだと見くびられやすい
最初は「この人が特殊なのかな?」と思っていたのに、でも別の場所へ行ってもだいたい似たような態度をとられる。
しかも自分だけ。
なんで?
そんなふうに感じている人達には実は共通点があります。
それは “定まったキャラがあるようでない” ということ。
つまり、何が得意で、何が不得意で、何が好きで、何が嫌いなのか。
それが周囲に伝わっていないんです。
「いやいや! それくらいあるよオレにだって!」
と思うかもしれませんが、そうじゃなくて、それが周りに伝わっているかどうかの話です。
人間とは、得意不得意を周囲に理解してもらわないと、適切な役割・仕事を持たせてもらえません。
その人の “キャラ” が周囲に伝わらないと、「何もできないヤツ」あるいは「どんな仕事でも押しつけていいヤツ」と思われてしまいやすいのです。
「そんなの勘違いしてるのはあっちだし、どうしようもないじゃん」
いやいや、そうじゃなくて、
あなた自身の空気感は、あなたが自分で作るしかないはずでしょ?
、、、とまぁ、今日はそういう話。
いつもお読みいただきありがとうございます。
あるいは初めましての方や、久しぶりの方もとても嬉しいです。
僕は目標管理Webサービス Project Sylphius の開発・運営をしています、TOMCAT HEART の中島です。
なにをやっても空回り。人一倍ちゃんと努力してるのに全然報われてない。
こんなにツラいのに「オマエは努力が足りない」と言われがち。
常々そんなふうに思っている人は、単純に運が悪いのではありません。
“目標管理” のやり方に問題があるんです。
やりたいことをちゃんとやるためには目標を管理しなければならないのであって、それはそういうものです。
つまり目標管理とは、楽しく生きるために最低限必要な必須技能なのです。
この のらねこに何ができる? では、目標管理のノウハウを皆さんにお伝えすべく、僕自身が立案して僕自身でやってきた色々なことを、なるだけ面白く書く趣旨となっています。
現在はシリーズ “のら心理学者は人間関係なんとかできる?” をお送りしています。
セルフブランディングや人間関係を作るコツを理解してもらうことで、トラブルだらけの人生を防げるようになってもらえたらと思っています。
1. 世の中に“どんなキャラでいてもいい場所”なんてない
本質的に、人間は群を作る生き物です。
ですよね?
ただし人間は、他の生き物と比べてはるかに複雑な群構造を作ります。
なのでそれを他の生き物の群と区別して “コミュニティ” と呼びます。
家族・会社・学校・同好会・トライブなどなど、こういったものは全て人間が作る “群” の一種です。
ですがここでポイントになるのは、地球上のあらゆるコミュニティは “所属できる人の種類が決まっている” ということ。
コミュニティは、どんな人でもウェルカムというわけにはいきません。
家族は、もともと家族だった人じゃないとなれません。
夫婦は、互いを認め合った者同士でないとなれません。
友達は、同じ趣味・考えを共有できないとなれません。
会社は、その会社の仕事ができないと入社できません。
どんなコミュニティでも、“そこに入れる理由” がないと入れないのです。
比較的幅広い人が入れることはあっても、“本当に物理的に誰でもオッケー” はありえないんです。
なぜなら、個々のコミュニティには必ず “存続する理由” があるからです。
コミュニティの最小単位である “家族” は、安定した暮らしをなるだけ長く維持することを存続理由とした集団です。
ですから、安定した生活を妨害する人(つまり家事を拒否する・妨害する、外からトラブルを持ち込む等々の人)は、たとえ血が繋がっていても邪険にされ、徐々に追い出されます。
そうならないために、家族は一員として協力して家事をすることが絶対必須なわけです。
同じように、会社・学校・同好会・友達同士などにも、それぞれのコミュニティに見合った存続理由があります。
んで、
存続理由があるってことは、必然的に “決まった活動内容” があります。
コミュニティが存続理由を達成しなければならないものなのなら、必然的にその達成のための活動をしなきゃどうしようもないからです。
さらに、
活動内容が決まっているならば、属するメンバーに “役割が必ず割り当たる” のも必然です。
たとえば会社には、どんなところでも必ず役職があります。
同じように家族には家事分担があるし、同好会などにもリーダー・メンバーなどの区分けがあるのが普通です。
友達同士の集まりで、「そういえば、最近あいつと会ってないナー。以前はあんなに仲良かったのに」なんてことありませんか?
これは、たとえ友達同士でもコミュニティである以上は存続理由があるのであって、“面白いアイデアを出す役” や “盛り上げる役” などの分担が存在するからです。
だからどんなに仲のいい友達であろうとも、存続理由がなくなったり、重要な役割を果たす人がいなくなったりするとコミュニティは崩壊してしまうんです。
ですからそうならないために、コミュニティは “メンバーが役割をこなす” ことが必須です。
ですがこのとき、『キャラがふわふわしていてよく分からない人』が入ってきたらどうなるでしょうか。
その人はきっと、周りから「よく分からないヤツ」の烙印を押され、役割を与えてもらえないでしょう。
そして邪魔者扱いされたり、腫れ物扱いされたりします。
もしくはどんな役割をさせていいかよく分からないがゆえに、『他の人がやりたがらない余った仕事をする人』という役割を充てられたりします。
つまり社会とは、そもそも最初から “キャラのはっきりしない人が生きていける場所ではない” んです。
2. コミュニティから邪険にされないためには
たまに、社会に適合して巧く生きるために大事なのは、自分を曲げて取り繕うことだと思ってる人がいます。
笑っちゃうくらい普通に間違いです。
社会に適合するためにまず最初にやるべきなのは、
何よりもまず “自分のキャラをハッキリさせる” こと。
ようはハッキリさせればいいのであって、もともとあるキャラを曲げる必要なんて最初からなかったんです。
そしてここでいうキャラとは、“得意・不得意” のこと。
身の周りで “優秀” とみんなに思われがちな人を思い浮かべてみてください。
そしてその人の得意分野を考えてみると、自分自身よりもよほど簡単に思い浮かぶはずです。
なぜなら優秀な人とは、得意分野がハッキリしている人のことだからです。
このときポイントは、
得意分野がそのコミュニティに見合ったものであること
得意分野は周囲から見てハッキリしていること。
の2つです。
得意分野は、コミュニティの活動内容に見合ったものでなければ、凄いとは思ってもらえません。
プログラムを作るIT企業では、どんなに野球が上手でも高く評価はしてもらえません。
また、本人が自分1人で分かっているかどうかも全く関係ありません。
たとえ得意分野があったとしても、それが周囲に伝わらなければ「よく分からないヤツ」と思われてしまいます。
ですから、自分が何が得意で何が不得意かは、常日頃から口に出すことが大事です。
言葉にしなければ、自分が心の中で思っているだけでは周囲には伝わらないからです。
また、似たようなものをその場のノリだけで好きとか嫌いとか判断していると、周囲からは「コロコロと意見を変えている」ように見えるので、これも「よく分からないヤツ」の烙印に繋がります。
これは、好き嫌いを本人が本気で言っていても同じです。
それから得意分野をハッキリ伝えていても、不得意分野がハッキリしなければ周囲には「何でもできると言い張っている」ように伝わってしまいます。
なので自分のキャラを明確にするためにも、「それは不得意です」と口にすることが大事です。
3. 得意・不得意をアピールする方法: 見た目と得意分野を一致させる
ただ、「それは得意です」「不得意です」と言葉にするだけでは伝わらないこともあります。
世の中には、言葉だけではなかなか納得してくれない人や、言葉はとりあえず嘘だと疑う人もいるからです。
口に出すのが大事だとは言っても、限度はあるのです。
ですから、こちらの得意・不得意は、何も言わなくてもある程度は自然に相手に伝わることも重要です。
そういった意味で、“見た目にこだわる” “服装にこだわる” “言動にこだわる” のって結構大事です。
というよりオシャレ・見た目ってのは、“自分のキャラをアピールするため” のものなんです。
「人間は見た目と能力は関係ない」と思う人もいるかもしれません。
ですが見た目と能力が直接は関係なくても、“どんなことが得意に見えるか” と見た目は間違いなく関係します。
ポイントは、ここでいう見た目とは、服装だけじゃないってこと。
服装も含め、仕草・言動など他人から見えるもの全てです。
たとえばリーダーという役割の人は、“その場の全てを把握して、次の最善策を提案できる雰囲気” を持っている人がなるケースが多いです。
ですので “その場のリーダー” になりたいのなら、場の雰囲気を代表するような服を着て、全体を把握するように務め、積極的に提案するように心がけるといいです。
人間はこの “コミュニティ上の役割” を、『それっぽいキャラだから』という理由だけで無意識的に割り当てます。
たとえ会社であろうとも、きちんと能力を精査したうえで、確実性をもってリーダーを決めることなんてほとんどありません。
だから多くの会社の人事制度は上手くワークしないんです。
なぜならこの、コミュニティ上の役割を割り当てるという行動は、人間が経済活動を始めるはるか昔から、自然に行われてきたことだからです。
ゆえに、そういったときに不当な評価を得てしまわないためにも、
得意・不得意をハッキリさせる
見た目・言動にこだわる
ってのは、あなたが思っているよりも何倍も大事なワケです。
何ができるのかもハッキリしない、見た目もおかしくて、場にそぐわない言動を繰り返す――。
そんな人が社会で不当な扱いを受けるのって、当たり前のことですよね?
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ここまでお読みいただきありがとうございました。
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