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【箱入り猫】とても癒される画像発見

仕事終わりに、久しぶりに…羽海野チカ先生のツイッターを拝見しました。
なんとも、ブンちゃん以外に三毛猫さんをまんまるおめめが素敵な…✨
これでまた、創作意欲が湧かれること間違えなしですね🍀

ハチミツとクローバー、私の好きなキャラクターは
やはり、森田馨さん。弟の忍さんの父親から受け継いだ類まれなる芸術的
才能を、幼少期から認めていたからこそ「自分はない人間だ」と家族の
不幸を一手に背負い堅実に生き抜いてみせます。繊細でお母さんに似て面倒見が良くて優しい、責任感の強い面がわかります。忍さんがなついています。本当に堅実に、幼少期から生き抜いて、苦痛を耐え抜いて、復讐を果たします…現代版敵討ちってやつです。

彼は幼少期にACを持ってしまったと考察します。
「三つ目がとおる」のように、心の目があるとすれば、用意周到な復讐劇の対峙、「鬼ノ目には涙」です。幼少期に自分が受けた家族の離散を…どうしても復讐相手には与えたくなかった。(「泣いた赤鬼」ご参照下さい)

ゲームのように、MP(攻撃魔法)が使えたらいいのに…いつもそう思っていました。でもそれは幼い幻想にすぎません。
放送大学で「小児発達論」を聴いた一昨年、ゲームに慣れ親しんだ子どもが
「ゲームリセットすれば、命が戻ると思った。」(正しくは考えたですね。)という児童心理と犯罪の瀬戸際の講義を拝聴しました。

私の小学校高学年から、魚を書いて?というお題に、スーパーマーケットの切り身を描いた子どもがいたことに世界観が狭まっていて可笑しくないか?という違和感を抱いていました。

私達は人間、分別のある方が攻撃を与える場合、同じくらい自分にもダメージがあります。憤る、それだけ自他に負のダメージを与えていますね。
「本当は謝ってほしい、過去を償ってほしかった…」でもそんな事はできない。タイムワープなど存在しない。加害者側は忘れてしまいます。
さもなかったことのように。中野裕子先生が一昨年に提唱された「正義中毒」痛切に反面教師として、今後の教訓に刻んでおきます。


いじめの加害者と被害者の相違…捉え方の違い。根性焼きを付けられても、
必死に隠していた従弟の、トレーナーの下に片腕全体に跡があったと
聞いて、仏さんに触れませんでした。痛切に無力感に苛まれました…

絶句です。逃げてほしかった…どこでもいいから、家出でもなんでも
すれば良かったのに。

「コトリンゴ/かなしくてやりきれない」
羽海野チカ先生の「ハチミツとクローバー」をただの恋愛少女漫画として
読み間違えた方…残念。
大学サークルで、同期の建築科や法科大学院生への男性ウケが良かったのは…男性の純情や、男女のモラトリアム期やインターンシップを切実に描写したものだからです。
人間味あふれる方々の、繊細なやり取りを人間描写として淡いタッチで
描けたからこそ、社会的に受け入れられた…そして現代の将棋を描く礎を気づいた漫画家だと考えます。

羽海野チカ原画展、行って感想をめちゃくちゃ書いたのは、この私です。
原作者に直接どう伝えていいのかわからず、1ページこのように滅茶苦茶
長文の文章をお礼の言葉として書かせて頂きました。



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