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実怖 正常と非正常のはざまで22

11より続く


精神病院などに連れていかれて
正常な時、彼らは、自分の境遇に愕然としているのではないか、そして、わらにもすがる思いで電話してきていたのではないか。本当の意味で脳が機能的に異常をきたしている場合、こちらに電話などして来ない、のでは?

 つたない私の鑑定だが、彼らの何割かは治る、と思う。霊的な鑑定をさせて頂くが、見立ては造作ない。すぐ終わる。その後は、生霊である、人間との対等なお付き合いの中で治させて頂く。それを、人はカウンセリングというかも知れない。

 つまり、幽霊の鑑定ではない。忘れては困るが人間も霊である。その根本の霊性を見る、ということから、この人は、何が原因でこのようになってしまったか、原因を探るのだが、一人の客でも重い。前編


 正常と非正常の間にいる彼らを心霊相談の神がかりや仏がかりで「治せる」、と決めつけるのは危険だ。
 
 人生経験を積み、バランスが取れた考え方をするボランティアの人が根気良く、つまり半年、一年、と対応してくれたら、彼らのほとんどは治るのではないだろうか。精神的なショックか、長患いか。ほっておいたらまずい。
慢性狂気になってしまう。

 ある意味で現代病かも知れない。機能的に脳に傷を持ってしまった病気の人は別にして、
それとて、虫歯や手足のケガのように、いずれ医学が治療法を発見してくれると信じられるが、

  人には誰にも多少の狂気はあると思う。
 だから、たまたまエクセントリックになってしまって、周囲が間を置かず、狂気の人に仕立てられた人に、平静に戻って貰いたい、と心霊相談、応答させて頂いている。
 
 ケガのように、いずれ医学が治療法を発見してくれると信じたい。
一時(いっとき)の狂気にナオたん一粒、とかのくすりが出来てほしい。苦笑

 戦国時代に、応仁の乱の京都に、食うために必死に生きていた庶民に、そのような病いがあっただろうか。肉体の維持が先で精神の安定はその後だから、、強いて言えば全員が狂気。

 私も同じむじな、かも知れない。
 
 


よ、



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