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立冬と10万円の中古車を買ってよかった!と思えた記念日♡

立冬と、
10万円の中古車を買って、
とーっても!良かったと思えた記念日。

コミコミでも18万円の、小さな中古車。
*
わが家の場合、
シックカー症候群を避けたいので、
新車はないとして、

中古車の中から選んでいく基準は。

走行距離や値段や目的もあるけど、
車自体の活性度、
前の持ち主が乗っていた地域、
霊的にも良い状態かどうか、
そして、運転手の夫と私との相性。

夫が長身なので、
運転席の足元が広いかどうか。
↑これが難題。
同じ車種でも広いのと狭いのがあるという夫。
でも、どこの車屋さんへ行っても、
「そんなこと聞かれたことがありません」
と言われ、自ら本社に問い合わせても、
わかるようなわからないような説明。

半年ほどずーっと探し続けていた。

うちは夫婦で1台で充分だし、
多少予算を超えても、
荷物も積めていい車があればいいなぁ、と。

でも決定的な出会いのないまま、
次の車検が迫り、最後の最後に、
「あと一台だけ、
 冗談みたいな車があるんだけど
 見るだけ見てみる?」という。

ここまで来たらね。

小さな小さな自動車屋さんには。
13年落ちで型が古く、
今どき、どの窓にもスモークがなくて丸見えで、
田舎で静かに暮らしている
 おばあちゃんが乗っているイメージの車が。

走行距離は3万5千キロ、◎。
夫による測定基準もクリア、◎。

あれ?
状態は良さそう...だね。
乗ってみると...悪くはない、よね?
うん...けっこういい、よね?

ただ、
この値段や、これまでに膨らませてきた
イメージとのギャップにちょっと動揺してしまう。

あとは、
夫も私も抱いてしまった、悪くない、という
率直な印象をどう処理すべきか・・・。

結論は。
おもしろいじゃん!これにしようよ!
荷物はキャリアを付けて上でいいじゃん。

最終的に決め手となったのは、
その自動車屋さんの、
ボクトツとしていながら、とても誠実で、
いい加減なことやウソがつけない雰囲気を、
ひしひしと感じたこと。
今後なにかあっても、ここなら信頼できる。

こんなハプニングを、
どこかで待っていた自分に気づいてしまった私。

この地でもこんなことが起きて、
すごく面白いし楽しいと思ってしまった。

わが家に来たその小さな車は、
田畑をしていた頃を思い出す感覚。
慣れると、小回りがきいてかなり楽。

ただ・・・
お客さまたちの大きな車を眺めながら、
んー、うちのはやっぱちっちゃいな、
と思う自分もいた。

そんな今日、院に来られたお客様。
ご主人も、奥様の施術についてこられました。

初対面というのに、なぜかご主人、
待ち時間のあいだめいっぱい、
私に対して、この山小屋で見るものすべてを
 褒め続けてくださった。

今後、世界と日本に起こるだろう
情勢、状況の話を元に、
まず、
この家の小ささがいいと。
借家?素晴らしい!
これ以上広くする必要はないでしょう、
畑をしなさい、その土地を借りて!
ヤギも飼ったらいい、鶏も数羽。
食べ物のことはできるところは自分でね。
あぁ、あの車ね、素晴らしい!
彼のあの怪しげな服装も、変えてはいけませんよ。
あんな人こそ、今後ますます
 たくさんの人から探し求められる存在ですよ。

は、はい!
畑やヤギは、やりたいと思ってる。
旦那の服は...わざわざ止める人もいないけど、
 やめるなと言われたのは初めてだな。

あと、
「家っていう箱も大事だけど、
 土地が良いのがまず1番ですよ、
 ここはいいじゃない!」って
近所の建築士さんと全く同じことをまた言われた。
大事にしたいと思います。

現代の、
プラスプラス、むしろ掛け算の
 モノ、食べもの、人間関係などなど、
あふれる選択肢の中で私たちも揉まれ、
迷いなが悩みながら、
ごく自然に、ひとつひとつ、
引き算を試してきた私たち。
それはまだまだ実験中だけど、
わが家が今たどり着いている
 結果のすべてを褒められてしまった。

あまりにも褒めちぎられるので、
最初は、
この人・・・大丈夫なの?思いました。
スイマセンでした。

でも、そういうとき特有の変な感じがない。

すべてのその理由には、
今後を見通した具体的な根拠と
リアルっぽいデータがあって、
どこまで本当かどうかは謎だけど、
うなずき続けてしまった。

仕事を終えた夫が出てくると、
「あなたの手相を見たいです」と言われ、
「上ですね!」と、これまた太鼓判。
ヤッタ。

夫によると、その男性の手が、
かなりの癒しの人の手だったそうで、
これまでもご多忙だったはずなのに、
健康そうで、いい感じの方だと、
褒められたせいか、嬉しそうでした。

その方曰く、
私の言ったことが、今後本当に起きなかったら、
反省します。
だってー。

あの10万円の車に決めるかどうか、
そして、
今後、どんな家にどんなふうに住みたいのか、
新しい土地で、
誰からともなく、たぶん自身から問われた1年半。

自分たちの価値観がどこにあるのか、
これまでもこれからも、
何を大切に、何を目指して生きていくのかを、
何日も話し合った私たち。

もちろん、私たち夫婦二人しか知らないこと。

私たちはやっぱりこれだよね、と
心を定めていたことではあったけど、

そんなこともちろん知らない、
初対面の男性が、
ここのすべてに太鼓判をくださって、
とっても驚いた。
そこまで言ってくださる人は、
 初めてだったから。

その方は実は、日本でも海外でも活動され、
知識も経験もたくさんお持ちの方だった。
偉い人から褒められて嬉しかったんじゃないと思う。

詳しいことはほぼ後で知ったんだもん。

その人は、
日本での重要なお仕事はもちろん、
世界に存在する、
貧しく厳しい現実に生きる人たちのための、
大きなボランティア組織も創設した方で、
現地でご自身も活動されてきた人。

ホームページを開いてみたら、
その活動内容と、
誠実な空気感にウルっとなった。
そして、Wikipediaに写真とお名前が載っていた。

日本では体験できないような価値観を
深く体感されてきている人なのかな、
というのは、
お迎えに行ったとき、なんとなく感じたんです。
そういう人の雰囲気ってあるよね。

わたしたちだって、
今後、豪華な御殿や、立派な車に、
と思うこともあるかもしれないし、
今日の紳士に言われた通りにするかどうは、
 もちろんまた別なんですけどね。

すべてが同じじゃなくても、
わが家の視線と、
その方の目線が、ひととき、
バッチリ合ったことがとても心強かった。

こちらに合わせてもらっていたとしても。

これが神様のシワザならありがとう。

だって、
この小さすぎる家も、
あの小さな古い車も、
不具合も不自由もあるけど、
それ以上に、
本当はものすごーく!気に入ってるんです。

今後どうするかはまだわからないけど。

日々の、こんな刺激的な出会いが、
 私たちを前向きに更新してくれる。

出会いの連続につながる人たちに、
 今日も感謝です。

立冬祝いの写真で、乾杯。

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