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ルールや法律

スポーツはするのも見るのも比喩に使われるのも本当はあんまり好きではないのですが、スポーツはルールがあるから楽しめるという事がわかる代表的なものだと思います。
ルールを守らないで勝とうとする人と一緒に遊ぼうとする人はいなくなるという点についても、異論は無いだろうと思います。
ただ、オリンピックやなんかで、ルールを変えられて勝てなくなるっていう話も聞きます。

15年くらい前に、ISO9001の仕事をしたことがありました。細かな法律やルールを守る事は本当に困難な事だけど、誰からも信頼されて、自分達も自分達を信じられる運用をし続ける為には、この業務プロセスは確かに優れたものだなと思ったものでした。
当時の上司が、守れないようなルールがあったら、そのルールは本当に必要なのか議論をし、ルールを変える事が必要。そうやって自分達で決めたルールなんだから守らなくちゃというような事を言いました。

法律も本当はそういうことで、当初はシンプルなものだったはずなのに、あまりにも複雑怪奇なものとなり、とてもじゃないけど全部は守れないよ、みんなも守ってないよね、というようなものもあるのかもしれません。

本当にそうなら、だとしたら、その法律は不要なものということになります。生きていく上で本当に不要な法律なのだったら、変えていく必要があるし、その為の政治だろうと思います。

法律が強い人に有利になっているからといって、守らなくていいという理由にはならないはずです。違うなら違うと言うべきだと思うのです。必要なのは議論すること。

真面目に法律やルールを守る人を揶揄したり、面倒がったりする態度は、最終的に結局は社会から退場する羽目になるのだと信じています。裏技使って勝ったとしても、長続きしません。

ルールを破って成功している人はいない。
成功している人がルールを作っている。
わざと分かりにくいルールにして、守れないようにされているのかもしれない。
でも、強い人しか勝てないルールなら、もうみんなゲームに参加しなくなる。またはルールを無視し始める。これはもうゲームではなくなる。弱い人もゲームに参加できるようなルールを作ろうとする政治家を私は応援します。

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