生きている意味

人はどんな人であっても、そのままの姿でここにいるということで、
他者の役に立っていると思う。
父が脳梗塞と大腿骨の骨折を経て、寝たきりの状態になったとき、
たとえ寝る時間が多くなっても、言葉を発する回数が減ったとしても、
ただいてくれたことで安心していた。
まもられていた。

それなのに、自分のことになると、そうは思えない自分がいる。
20代のころ、子育て真っ最中のころにそんな風に思ったことはない。
でも、ここずっと子供たちの学費や食事、家賃、光熱費を賄うことができない自分がいて、そうなると果たしてここにいる意味があるのだろうか、と思う。

きっと日々をこなすだけの毎日を送っているだけの自分、明日の不安ばかりを考える自分、そんな自分を客観的にみて、ダメ出ししているのだと思う。

生きるって、一体なんだろう。
どうしてここにいるのだろう。
何をしたらいいのだろう。

したいことも、何もなくなってしまった。
希望もない。
夢もない。

ただただしんどい。


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