とまと

建築系。大工6年、リフォームの現場監督13年目。 Newnakanostoriesさん…

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建築系。大工6年、リフォームの現場監督13年目。 Newnakanostoriesさんが提唱したせんべろ古着という概念に感化され ちーぷえでぃたー:きのしたのとまと名義で千舌生活の記録もしている。

マガジン

  • 千舌古着礼賛リスペクト新中野物語

    NewNakanoStoriesさんが提唱したせんべろ古着という概念を尊重し、せんべろ古着の日常的実践を書いている。

最近の記事

コンパクトなパソコン台をつくる。やはり構造用合板が好き。

○24mmの構造用合板の切れ端を持っていた ○私のパソコンスペースを息子に譲った ○三連休で時間があり何か作りたいと思った そんな条件が整い、小さな座卓のようなパソコン台をつくってみた。会社のノートパソコンを置いて家の空いているスペースでどこでも気楽に作業ができるようにするのがコンセプトで、最小限の大きさでなおかつ使いやすいことを目指した。 自分の持っているテーマとして、『いかにコンパクトに暮らすか』がある。昔から大きなものよりコンパクトにまとまっているプロダクトが好きだ

    • 千舌古着礼賛リスペクト新中野物語54 ♯せんべろ古着

      仕事が忙しくても学生で時間を持て余していた時期をふと思い出せば、頭は少し休まるものだ。 スーパーカーのストロボライツのイントロを聴けば高校の校舎と青空と白い雲が浮かんできて、昼休み一緒に遊ぶ友達がいなく、抜け出して近くの海を眺めたことを思い出し、ストーリーライターを聴けば、テニスを上手くなるためにもっと走りこんで体力をつけなくては!と体が反応してしまう。 記憶のストックが今の自分の助けになることがあって、歳を重ねることの良さに気づいたりする。 手放した腕時計を取り戻してか

      • タワマンの良さはまだ分からないが団地の良さをじわじわ感じている

        ここ2年ほど様々なマンションリフォームの現場にずっと携わっていて、団地に魅力を感じている。 駅から離れたところにある団地は、利便性は悪くなるものの、敷地が広く建物と建物の間が広くとられているので、ゆったりとしている。古い団地なら樹木、植栽も成熟し、剪定の管理もしっかり行なっているから、緑が気持ち良いし、冒頭の写真のように南側が立入禁止の芝生スペースが贅沢に配置されていたりもする。 先日は、コンクリートで造られた共有階段から見た空がきれいで感動してしまった。ジェームズタレルの

        • 手放した腕時計をもう一度手元に

          大事な腕時計を売ってしまい、ずっと後悔していた。色々なチープな腕時計を取っ替え引っ替え身につけることを楽しんだものの、最後に使っていたお気に入りのチープカシオは、防水性が弱く使い勝手がとても悪かった。 次は、防水性が強く堅牢なつくりの腕時計が自分には向いていると思い、探していたところ、3年前に手放した同じ型のMRGを見つけた。いつか絶対に取り戻そうと思っていたし、手放していた期間その時計への思入れが増していくし、買わない理由はなかった。 購入して3年ぶりに着用したときは、

        コンパクトなパソコン台をつくる。やはり構造用合板が好き。

        マガジン

        • 千舌古着礼賛リスペクト新中野物語
          54本

        記事

          ぼくの住んでいるところ⑦

          スイミングスクールへお迎えへ行ったら、突然雨が降り出しが、サルスベリの花が散ってアスファルトに敷かれてきれいだった。 歩いていける範囲に神社があり、何気なく寄ってみた。誰もいないので、静かで清々しい。本堂までの階段を数えてみたが、数字を忘れてしまった。映画『ピンポン』でペコが神社で階段ダッシュするシーンを思い出し、また卓球をスポーツとしてしっかりやりたいなと思った。

          ぼくの住んでいるところ⑦

          ぼくの住んでいるところ⑥

          息子の夏休みの宿題で、江戸東京野菜をひとつ選び料理するというものがあった。息子は、徳川家康が好きだったというところに惹かれたようで、奥多摩わさびを選び、牛肉を焼いてわさび醤油で食べた。 わさびはネット注文で取り寄せしたのだが、奥多摩にわさび田があってを栽培しているとは知らなかったので、近いうちに行きたいと思った。 東京の西の外れに住んでいると言っても、奥多摩へ行くにはさらに西へ2時間近く車を走らせなくてはならない。都心へ車通勤するにも、2時間くらいかかるので、東京の東西の

          ぼくの住んでいるところ⑥

          ぼくの住んでいるところ⑤

          冷蔵庫の牛乳が無くなりそうで、近くのドラッグストアまで買いに行った帰り道、街灯が照らすジーンズのブルーとインターロッキングの色味の対比がきれいに見えて思わず立ち止まり写真を撮った。 部屋のLED照明は、私の頭部を照らしていて、床にあぐらをかいて下向きになったとき、妻にけっこうきてるねと指摘された。だいぶ髪が薄くなってきたのだ。40歳を超えて、体力は落ちて、記憶力は弱まり、虫歯が増えて、頭ははげて、色々と残念であるが、その状況をひとつずつ確認する度に50歳までにやり遂げなくて

          ぼくの住んでいるところ⑤

          ぼくの住んでいるところ④

          台風が過ぎ去り、朝日が道路に家の長い影を落としている。 昨日は、家で子どもたちと一緒にたこ焼きを作って食べ、リビングにテントを張って寝た。 一昨日は、玄関の床タイルを洗い、部屋の片付けをした。 新しく棚を作ってみたもののまだまだ片付かない。諦めているところもあるが、気長になんとしたいと思っている。 夏休み期間中に家の周辺をランニングしていたら、マンションの渡り廊下が見え、エクスパンションジョイントまで見えた。エクスパンションジョイントと言ってみるだけで建築玄人っぽく感

          ぼくの住んでいるところ④

          ぼくの住んでいるところ③

          市内の屋内プールは、ただのプールしかない。 隣町の屋内プールには、流れるプール、ウォータースライダーもあるので、その近くで働く妻を送りがてら、こどもたちも同乗し、そのままプールへ行ってきた。 建物は、楕円形で、半分は楕円の曲線を活かした流れるプール、隣に長方形の25mプール、端に浅い子ども用プール、ウォータースライダーが設置されており、プールサイドには楕円に沿って休憩用に椅子が配置されている。天井を見上げるとぐるりと楕円の輪郭がきれいに見えて、真ん中はストライプ状にトップ

          ぼくの住んでいるところ③

          せんべろ古着礼賛リスペクト新中野物語53 #せんべろ古着

          新宿の歩道橋を下から見上げると、鉄部に塗ったペンキは劣化していて、塗膜は小さく沢山破裂してアトピーの皮膚のように荒れていた。空は青く、向こうのビルのガラスの表面はいつも通りツルっとした質感でいる。 先日、近所のセカストはセール中で、ユニクロUのジーンズを495円で買うことが出来た。 以前に購入したものより色は青みが強く、こちらの方がより好きな気がする。せんべろ古着なら、同じようなアイテムでも気にすること無く購入し、わずかな違いを試すことも容易である。 最近、ポッドキャス

          せんべろ古着礼賛リスペクト新中野物語53 #せんべろ古着

          ぼくの住んでいるところ②

          住宅街周辺の道路は、幅員が広く見通しが良く街路樹がある。真夏の日中はアスファルトが眩しく輝き、街路樹が落とす影がまっすぐな道に一定のリズムを与えているように見え、気持ちが良い。 休日にランニングをする方もよく見かけ、鮮やかなウエアたちは華やかで賑わうが、今はとても静かだ。 スタイリストの長谷川氏は、スナップ写真を撮る際、背景に新しく舗装されたアスファルトにこだわっていたを言及しており、その感性・美意識に感銘を受けた。その写真を見てからは、自分もアスファルト・道路の質感に興味

          ぼくの住んでいるところ②

          ぼくの住んでいるところ①

          妻の怒りを買い、家にいられなくなり野宿をしてしまった。 ぼくは東京の西のはずれの方に住んでいる。今から30〜40年のほど前に山を切り崩して新たにつくった新興住宅街で、道路は広く区画がしっかりと分けられていて、きれいで広い公園もいくつかあったりする。 土地開発当初につくったものか詳しくは知らないが、近所に立派な歩道橋があり、ふとこの造形美に感心したりする。 歩道橋を渡ると広い公園があり、一方の道は公園の見晴らし台へとつながっている。ぼくが家を出たのは夜の11時頃だったか、

          ぼくの住んでいるところ①

          平等院鳳凰堂を目指して備忘録②

          7/21 8:30出発 9:30平等院鳳凰堂着 11:30和食さと着 こだわりの無いランチで天丼を食べた。涼しくてゆったり座れたので、良い休憩になった。 伏見稲荷を目指す。 12:20伏見稲荷近く駐車場着 長男が気持ち悪いと言い出し、やもえず参拝を諦め帰宅することに決めた。 12:30任天堂本社ビル向かいセブン着 子どもたちの憧れる会社、任天堂本社ビルを見て飲み物を買った。 14:15長島SA着 ナガシマスパーランドの傍で、ジェットコースターのレールの造形に圧倒され

          平等院鳳凰堂を目指して備忘録②

          平等院鳳凰堂を目指して備忘録①

          妻の何気なく言った『平等院鳳凰堂へ行きたい』がきっかけで今回の旅行を決めた。 普段から『パーっとしたい』とよく言っていて、何も出来ずにいたので、この旅行がアンサーみたいな感じになったのかも知れない。 7/20(土) 2:20出発 東京の西の外れから、圏央道で海老名まで。 新東名、名神で神奈川→静岡→愛知→三重→滋賀→京都へ。これだけ西へ運転するのは初めてで、新東名は制限速度120で気持ち良く運転出来たし、三重の海沿いの工業地帯の景色は圧巻だった。 8:50駐車場着 11:0

          平等院鳳凰堂を目指して備忘録①

          30代終盤で『あの娘ぼくがロングシュート決めたら

          どんな顔するだろう』を初めて聴いて、中年の危機が始まり、後厄の今年、息子が中1でバスケ部に入り、スラムダンク全巻セットを古本で買った。 スラムダンク世代で、バスケットボールへの憧れは色褪せること無く、今読み返しても気持ちは熱くなり、今でもその熱くなった気持ちをどう活かしていいのかは分からないでいて、何も成長などしなかったなと、読み終えて自己嫌悪に落ちいる。 そんな感じで三連休は終わろうとしていて、ミドルエイジクライシスもまだまだ抜け出せなさそうである。会社の頼れる先輩に人

          30代終盤で『あの娘ぼくがロングシュート決めたら

          千舌古着礼賛リスペクト新中野物語52 #せんべろ古着

          近所のスーパーマーケットの上階には、セカンドストリートがあり、ちょっとした空き時間に寄ることがある。 リサイクルショップは、ブランドセレクトのディレクションなど無くリサイクル品として全てくくられているので、初めて知るもの・思わぬもの・安くてお得なものに出会したりする。こんな当たり前のことを言いたくなったのは、このニットを手に入れることが出来たからだ。 初めて知るブランドで調べてみると、デザイナーの山口氏は私と同じ年で勝手に親近感が湧いた。蒸し暑いこの時期でも、このニットに触

          千舌古着礼賛リスペクト新中野物語52 #せんべろ古着