海外バイヤーと商談する際の輸出価格の算出方法について

先日台北で開催された、Taipei International Bakery Showにて、海外バイヤーさんに海苔の価格を聞かれた。この時、ふと思った。(輸出価格ってどうやって出すんだっけ…)

見切り発車もええとこ、とりあえず行けばどうにかなる精神で飛行機に乗ってしまったところもある私はこの時焦ったが、その時にふと思い出した。
(日本でそういうこと話し合って行ってたな・・・)
人間、焦ると色々なことを忘れるみたいだ。

さて、海外との取引は、国内のそれとはまた違う。輸送やらなんやらに手間つまりコストがかかるのだ。なので、海外取引を始める方は、価格の設定を慎重に行ったほうが良いと思う。そこで、初心者ではあるが私が行っている輸出価格の算出方法を紹介しようと思う。

誰かの役に立てればな、(立てないかも)と願っている。

1.最小ロットを決める

最低の取引数量をなんとなくでもいいので決めておく必要がある。手間などを考慮した際に、1ケースしか輸出がなかったらメリットがないもの。金額ベースや数量ベースで決定することが多いが、私は(一度の取引でこのくらいの利益が出ないと厳しいよね)という金額ベースから最小ロット数を仮おきした。

安心していただきたいのは、最小ロット数とはあくまでも自分たちが決めるもので世の中的な基準は存在しない。たとえ輸出量が多くなくとも(ここに使ってもらえれば箔が付くな・・・)など色々なシチュエーションに応じて対応していけば良いのだ。

2.決済条件


どの通貨で支払うのか、どの決済方法を使うのかを決めておくと契約時に慌てなくて済みます。もちろん私たち日本人輸出者にとっては、為替レートに左右されない日本円建てが良いですが、国際基準であるドルやユーロなどの基軸通貨での表示は輸入者に好まれます。

仮に、日本円以外の外貨で金額提示を行う場合は、「価格の有効期限」を記載することをお勧めします。為替の大変動がある可能性も十分に考えられるので・・・。実際の契約時(大きな取引であればあるほど)この辺りの交渉はシビアになると予想します。(未経験)

ちなみに決済方法は銀行口座を活用した電信送金と、国際商業会議所(ICC)制定の信用状統一規則に準拠した信用状(Letter of Credit: L/C)を使用するL/C決済が主に使われています。各銀行口座によって手数料も変わってくると思うので事前の確認が必要です。

3.インコタームズ

(なんだ聞きなれない言葉・・・)ICCが定めた、貿易取引条件とその解釈に関する国際規則らしく、商品の引き渡しを行う上で、通関手続きや保険の手配、運賃コストの負担区分などを明確に分け、輸出者と輸入者の行うべき仕事を取りまとめた取引条件。

規則は変化していくのでキャッチアップが必要だけど頭文字3文字で基本は表されるので最初は難しいけど覚えておいた方がいいかも。
ちなみに、私は今回台北の方に「CIF価格を教えて!」と言われたんだけど、これはCost, Insurance and Freightの略で運賃保険料込みの価格ってことです。


あとは、決済通貨をどちらにするのかみたいなことも考える必要はあるけれど基本的に日本円で行えるに越したことはない。状況と相手を見ながらその都度の判断が求められるのかなと思う。

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