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【読書記録】「思考のトラップ」を読んで無駄な努力をしない方法について考えた

本日は「思考のトラップ」という本を参考にしながら、無駄な努力をしない方法について考えていきたいと思います。

1.状況設定

普段の仕事で自分は正しい事をしているのになぜか大変な目にあい、割りに合わないなーとか、失敗に対して自分の何がいけなかったのか考え過ぎて落ち込んでしまう人、少なくないと思います。もしかしたらあなたは考え方にバイアスがあるせいで、無駄に悩んでしまっているのかもしれません。

2.アイデア

本日紹介するのはという世界公平仮説という概念です。フィクションの世界では、悪人が負けて正義が勝つのがお約束ですが、これは世界はそうであってほしいと人の望む姿がそうであるからだと考える事ができます。現実にも世界は公正で公平な世界になっていると信じる傾向のことを、心理学では公正世界仮説と呼びます。

具体的に言うと、ホームレスや薬物依存症のような恐ろしい不幸に接したとき、そんなことになるのは本人の自業自得だと思う傾向のことです。公正世界仮説により、自分は間違ったことはしていないから大丈夫、という偽りの安心感を与えられてしまいます。我々は自分のカではどうすることもできないという無力感を避けるために、正しい事をしていればひどい目にあうことはないと思い込んでしまうのです。

3.適用

これを普段の生活に活かすにはどのようにすれば良いでしょうか。まず、世界は公平ではなく、自分の力ではどうしようもできない事があるという事を認識する事がまず重要です。これは無気力になれというわけではなく、自分だけで解決できないものは他人を巻き込んで解決する方法が良いという事を示唆していると思います。なので、まず解決したい問題や悩みがあるときに、自分だけで対応できるものとそうでないものに分けた上で対応する事で、無駄な努力をせずにすむ確率を上げる事ができると思います。なんでも自分で解決しようとせずにたまには他人に頼ってみてはいかがでしょうか。


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