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【読書記録】「眠れなくなるほど面白い社会心理学」を読んで単純作業の生産性を上げる方法について考えた

本日は「ホーソン実験」を参考にしながら、「生産性を上げる方法」について考えていきたいと思います。

1.状況設定

昔は長く働いて会社に貢献する事がよしとされていましたが、最近は短く効率的に働く事が求められます。いわゆる生産性というやつです。この生産性を上げるためいろいろ努力していると思いますが、何が一番効くのでしょうか。

2.アイデア

それを明らかにしたのが、本日紹介するのはホーソン実験です。ホーソン実験ではもともと照明や温度を変えて、機械の組み立てのラインの生産性を上げるための条件を探す物でした。しかし、様々な条件を試したものの、生産性はなぜか上がり続けるという結果になりました。その後様々な事を調べた結果、生産性に寄与しているのは物理的な労働環境よりも従業員を取り巻く人間関係である事が明らかになりました。時間によって人間関係が形成されていたために生産性が上がり続けるという状態になったと考えられます。

3.適用

これを普段の生活に活かすにはどのようにすれば良いのでしょうか。大きく二つあると思います。
3−1.今の会社にいる人
今回のホーソン実験は労働環境の改善を労基に求めてもあまり変わらないという事を示唆しています。それより同僚に一声かけるだけでもしかしたら生産性が上がるかもしれません。

3−2.就活や転職活動をする人
労働環境より、どんな労働環境かも大事ですが、どのような価値観を持った人が会社にいるかを確かめる方がかなり重要になると考えられます。給料だけでなく、うまくやれそうかなど考えた上で決める事をお勧めします。


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