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スイカ勝手に産地リレー①熊本

先週注文した熊本スイカが届いたので早速食べてみました。

味の感想の前にせっかくなので、スイカ産地の熊本について簡単に紹介します。

生産量日本一

平成30年産野菜出荷統計によると、
全国でのスイカ収穫量は320600t
熊本県(46900t)
千葉県(41400t)
山形県(32400t)
新潟県(17700t)
長野県(17500t)
鳥取県(17400t)
と続きます。
全国でもトップの生産量を誇る熊本県ですが、スイカ栽培に適した熊本県の気候がこの結果をもたらしているようです。

ちなみに世界一は中国の約6300万tです。
桁違い過ぎて想像もつきません。

熊本スイカ栽培の特徴

全国でもダントツに早い旬
スイカといえば一般的には夏を思い浮かべることと思います。夏の暑さの中で冷えたスイカを食べると”日本の夏”という感覚があるかと思いますが、熊本のスイカは4~5月に旬を迎えます。

寒暖差と日照時間
この早い旬を可能とするのが、ハウス栽培での寒暖差を利用した作付けです。鳥取県でも多く行われるスイカのハウス栽培ですが、熊本県では、冬に雪や雨も少ないため、冬でもハウス内を十分に暖めることができます。全国でも早期に作付けを行い、昼は十分な太陽光で暖かなハウス内でぬくぬくと過ごし、夜間はまだ寒い気温によりハウス内も冷やされるため、寒暖差が生じ、スイカをしっかりと甘く育てることができます。

名産地の中の名産地植木町
そんなスイカ名産地の熊本県ですが、その中でもとりわけ有名な産地が植木町です。
私自身、4年ほど前に熊本に滞在したことがあり、その際にもちょこっとだけ訪れていました。

向こうの山までみんなビニールハウスです。

訪問時期は2月の下旬ですが、昼間のハウス内はメガネが曇るほどの高温でした。地域の自然環境とハウスでの温度管理を生かした美味しいスイカ生産に取り組まれています。

熊本スイカを食べる

では本題のスイカ勝手に産地リレー

第一回目の今回は、そのスイカ名産地の熊本県植木町のスイカをお取り寄せしました。

まん丸としたこれぞスイカっていう感じのスイカです。つやつやしててなでると気持ちいいです。

割ってみると、中心付近に二本のヒビが入っています。しっかりと完熟した最高の収穫適期のスイカであることが伺われます。

まずは常温で

食べてみると、非常に甘いです。玉の中心は水分たっぷりで、さっぱりしたスイカを倍甘くしたような甘さです。食べ進めて皮の白いところまでしっかりと甘く、食べ応えがあります。シャリ感はやや少なめに感じました。

続いて、しっかり冷やしたもの

甘さが先ほどよりサッパリと感じられ、シャリ感もしっかりとあります。このスイカが夏の汗を沢山かいて喉の渇いた時に食べられたら、一玉丸ごと食べてしまいそうな美味しさです。

強い甘さが欲しければ冷えすぎない加減で、シャリ感がもっと欲しければ、しっかりと冷やして食べると好みの美味しさに合わせて食べられます。

王道を行くストレートに甘くて美味しいスイカでした。


次回は、長崎のうり坊スイカを注文しました。5月末ごろに届くようです。

そして、現在鋭意栽培中のスイカもあと3週間程で収穫です。

もうすでに美味しそうな顔をしてますが、もっと大きくうまいスイカになっていくことでしょう!

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