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学生気分が抜けきらない

ぼくは2020年4月から金融系の会社で働いて丸1年が経とうとしている。
そしてこの4月に製作会社へ転職をする。

思えば去年の4月から始まったリモート研修は緊急事態宣言の延長に伴い
あれよあれよと5月の半ばまで出社しない日々が続いた。
結局、今の今まで週5のフル出社は1回だけだった。
だからとうわけではないが、ぼくは会社は勿論のこと社会人としての振る舞いを覚えないまま今日に至る。
周りの友達や同期は社会人としての自覚を持ち、
立派になっているので言い訳はできない。

なぜ自分はこんなにも子供っぽいのだろう

書きながら思ったことを書いていこうと思う。

❶危機感を感じたことがない。
❷社会人を学生の延長線上だと思っている。
❸これから死ぬまで社会人なことから目を背けている。

一人暮らししてないなど様々な要素はあるが上記の3つは人一倍心当たりがある。

❶は小学生の時から今まで通算して無い。
なぜならば意外自分は何事も意外と用意周到だった。
小学生の時から夏休みの宿題は1週間で終わらせるし、家庭科で提出が求められる料理日記なんかもしっかりつけていた。高校に上がっても小テストから期末試験までしっかり勉強して臨んでいた。
つまり、求められるハードルが勉強だけであったため飛び越えるのか容易だった。
社会人に上がった途端、勉強だけなく社内外の折衝・上司との関係性構築、
書類関係、営業事務とのコミュニケーション等やることが山積した。
今までとは明らかに違う状況に戸惑いこそしたものの危機感を感じる事がなかった。なぜなら仕事の失敗ごときで死ぬことなんてないと思っていたから。
それ自体間違いではないが、結論に至るまでの段階が早すぎた。いろんなことを頑張ってそれでも壁にぶつかって3年目くらいで思うことを入社して1ヶ月やそこいらで感じていた。なので「仕事できなくても大会社だから雇用を切れない」
と必要以上に思っていた。なので危機感を感じた事がなかった。
これが学生気分が抜けていない一つめ。

❷は中途半端に社会に接したがために思った事である。
ぼくは上述の通り変なところが用意周到なので大学1年生から就活のためにと
意味のない活動を多々していた。NPO法人に属したり・学祭のイベント運営をしたりだ。そのお陰もあって教授や政治家等の「社会人」との接点が多かった。
そのためいざ就活になっても圧迫面接を含め大人と話すことに抵抗はなかった。
(これはありがたかった)
今考えると当たり前にわかることなのだが、立場が「学生」と「社会人」だから
全ての場面で手を抜いてもらっていたのだ。当時のぼくは同じプロジェクトに参加しているんだから対等だろうと本気で思っていたが、「社会人」の方々は本業がある中で参加してくれている。いわば、片手間だった。
さらに一丁前にやることはやっていると思っていたため、片手間のプロジェクト
=ビジネスだ!!  ビジネスなんてやればできるやんと感じていた。
NPO法人も学校のイベントも金銭が発生していないので資本主義的活動を一切含んでいないお遊びだった。ここに気がつくのが遅かったため自分はできるとズーーっち変な過信をしてしまっていた。逆にいうと学生時代から大人と同じ土俵で稼いだ経験がある(飛び込み営業等)人は社会人といっても差し支えないと思う。


❸一番大事なことは最後に持ってくるタイプである。
自分はここが圧倒的に欠如している。能力もない癖にずっとこんなことを考えている。周りの友達は何かしらのスキルを得るまでは働き続けるという、親が聞いたら涙して喜ぶようなことを平然とやっている。アメリカの制度にある、大学卒業したら1年間旅に出たり、今まで出来なかったような経験を積むモラトリアム期間があればよかったのにとつくづく思う。ぼくの場合は受かりやすそう且つ福利厚生が整っているところの2軸で就活をしていたので早々に終わらすことはできたが、
会社に誇りを持つことができなかった。なのでこの会社で何を学んでも全く楽しくなかった。今学んだ知識がいつか身を結ぶ時はあるかもしれ無いがこの環境では無いことに薄々気が付いていた。インプットしたものをアウトプットしてもやりがいに感じないなんて、しょっぱすぎると思った。つまり40年間働くということは
日々、自分が学びたい分野で成長することに他ならない。
ぼくの場合そもそも営業活動をしたくなかったので、営業のスキルやノウハウを学んでも身にならなかった。あくまでも自分のやりたいことを追求したら未熟でも成長を感じて嬉しいと思えるだろうと考え、制作会社に飛びこむことにした。
話が大幅に脱線したが、「やりたく無いこと学んでも嬉しく無いから何もやらね」
の学生根性でここまで働いてきたのだから成果が上がるわけもないし実力もつかない。


「やりたいことをやっている」
この実感が持てたら立派な社会人だ。
やりたいことやって社会人になってやる。



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