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農業ビジネスコンテストに出場する価値とは?
みなさんこんにちは(^^♪
ビジネスコンテストと聞くと、起業家やベンチャー企業が、資金調達のために参加したり、事業を広く認知させ出資金を募ったり、ブランディングに活用したりと、経営者なら一度は参加を検討したことがあるのではないでしょうか?
実は農業の世界でもビジネスコンテストはあります。
大阪で言うと、「おおさかNo-1グランプリ」が今年も開催されます。
かくいう私も第一回大会に出場させていただきました。結果負けましたが、その経験は、今でも私の農業経営に活かされていると思います。
そこで、農業ビジネスコンテストに出場する価値を3つお伝えします。
農業者のプレゼン能力の向上
農家の仕事と言えば「作物をつくって売る」ことです。一連の仕事の中で、人とのコミュニケーション能力を磨く機会が乏しいと言わざる負えません。しかしながら、農作物をつくり、JAや市場に出荷していれば安定した農業経営ができたというのは、過去のものになりつつあります。
農家自身が、単価の向上のため、新たな販路開拓のため、自ら営業活動をするケースが増えています。
ここで重要になるのは、コミュニケーション能力、プレゼン能力です。会合での農家同士の会話ではなく、「人に何かを伝える」というのは簡単ではありません。
実は、「おおさかNo-1グランプリ」は主催者の大阪府、JA大阪によると、農家のプレゼン能力の向上という狙いもあるそうです。
次世代の大阪農業を引っ張っていくような農家を育成したい、そのためにプレゼン能力の開発を促すという意味合いです。
このコンテストは一人10分の時間が与えられ、スライドを使って効果的なプレゼンが要求されます。内容だけではなく、伝え方も評価の対象になりますので、参加した私もかなりの時間を使って練習しました。
この経験依頼、人前でしゃべることに抵抗がなくなったことは、大きな前進だと感じています。まさに大阪府、JAの狙い通りになっているのではないでしょうか。
新しい農業のカタチを創造
大阪農業の特徴は、都市農業、狭い耕作地、です。北海道などの大きな農地でたくさん作物をつくるという、物流で勝負する農業とはまったく違います。
「狭い農地でいかに収益を上げていくか」
そこに各農園は注力しています。800万人のお客様が畑の近くにいて、農業でどんなサービスができるのか。もちろん新鮮な野菜を提供することができます。しかし、800万人の胃袋を満たせるほどの農地はありません。
そこで、新しい農業のカタチを模索する必要があるのです。
大阪ならではの農業を使ったサービスです。
今回の大会でも、8名の農家が様々な切り口でプランを練っています。例え優勝できなくても、その発想は誰かの農業ビジネスにヒントを与えることができるでしょう。
ちなみに第一回大会での私のプランは、デジタル版にして展開しています。
YouTubeを使った農業指導は、このコンテストから生み出されたものです。
農園ブランディングの構築
コンテストに出場することで、農園の宣伝につながります。新聞やネットニュースで取り上げられますし、内容によっては企業さんからの提携話もあるかもしれません。
優勝して、その賞金でビジネスプランをすすめていけば、すでに応援者がいる状態でスタートできるので、初動はかなり楽なのではないでしょうか。
たとえ優勝できなくても、農園の認知度は高まるでしょう。無料でできる広告宣伝と思えば、出場することの価値は計り知れません。
SNSなどの情報発信も、ブランディングの構築には欠かせませんが、ビジネスコンテストに出場することも大きなインパクトを残すことができます。
おそらく、全国各地で農業コンテストは開催されていると思われます。
上記に挙げた3つのメリットに納得されるのなら、ぜひ参加されることをおすすめします。
みなさんのお役に立てたなら幸いです。
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