見出し画像

狭い畑で収益を上げるための作物選び

みなさんこんにちは(^^♪
「いつかは農業してみたいな」とお考えの方は、どんな作物を作ろうか?どれくらい作ればいくら収入になるんだろう?など、収益のイメージがなかなか想像できないかと思います。

実はネット上には、作物ごとの収益の目安が公表されています。
もちろん理論値なので、農家の技術や、栽培環境によって上下しますが参考にはなるでしょう。

ちなみに私が就農した大阪は、農地の狭さは全国ワーストらしいです。つまり、大阪の農業者は「狭い農地でいかに収益を上げていくのか」を考え実践しているということになります。
今回は私の経験を元に、狭い農地での作物選びを解説します。

考え方としては、

〇上に伸びるもの
〇高単価なもの
〇長く採れるもの
〇生育が早いもの(高回転できるもの)

上記のような作物をイメージしてみてください

広大な農地なら、数を植えればいいのですが、狭い農地では数で勝負できないので、上に伸びて数を稼げる作物を選ぶ必要があります。具体的言うと、トマト、きゅうり、ナスなどの果菜類が代表選手です。上に伸びながら次々に実をならしてくれます。

少ない数で収益を上げるためには、単価をあげるしかありません。高単価な作物で思いつくのは果物です。ブドウのシャインマスカットは良品なら一房3000円でも売れます。

長く採るのも重要です。少ない株から長期間採り続けることができれば、狭い農地でも勝負できそうですよね。具体的に言うと、ビニールハウスを使って栽培することです。
ミニトマトで考えると、露地栽培よりハウス栽培の方が、収穫できる期間が長くなり品質も上がります。

生育が早いものもいいかもしれません。例えば小松菜などの葉物野菜をビニールハウス内で周年栽培すると、年間で何度か収穫できます。

大阪で栽培が盛んな作物をあげていくと、ナス、きゅうり、ミニトマト、ブドウ、イチジク、、、すべて上記の条件にあてはまるものばかりです。先人達が、なんとか狭い農地で収益をあげるために選んできた作物達です。

逆に広大な農地があるのなら、キャベツ、白菜、大根、トウモロコシ、ジャガイモなど、北海道や長野県が産地として浮かびます。

これから農業する方は、どれくらいの農地で何を作れば収益が合うのか。ビニールハウスを導入した場合の収支計画。ご自身の栽培技術と相談しながら作物選定されたらよいかと思います。
みなさんの参考になれば幸いです。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?