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【朝読書】イベント投資をより細かく学ぶ

今日は、"サラリーマンで2億稼いだ株式投資勝利の方程式"を読みました。


サラリーマンで2億稼いだ株式投資勝利の方程式

前回の"スタバ株1月に買え"と同じ投資手法を説明しているインベント投資についての本を読みました。

前回は、初めて「イベント投資」についてのことを読書で学びました。

今回は、それと併せてさらに本を読んで学んでみました。

"イベント"とは大きく分けて4つ

イベント投資の"イベント"とは何か?

  1. 株主優待

  2. IPO(新規株式公開)

  3. 会社四季報

  4. 立ち会い外分売

もっと細かく分けていくと、「日経平均株価が暴落したタイミング」「選挙」など色々あると思いますが、この本では4つを紹介していました。

1.株主優待

株主優待は、企業ごとに決められた一定数の株を一定期間までに持っていることで、優待(米や商品券など)を受けることができるものです。

この一定期間というのが、「権利付最終日」の大引け(取引所の最後の取引)までに買い付け、持っているとこの優待を得られることができます。

そして、この「権利付最終日」の次の日を「権利落ち日」と呼びます。

この本では、以下のようにまとめてありました。

  • 「権利付最終日」に向けて株価が上昇しやすい

  • 「権利落ち日」に安値がつきやすい

  • 「権利落ち日」に購入しても良いが、長期間資金が拘束されるデメリットがある

  • 安値がつかない銘柄は早めに見切りをつける

その他にも空売りを使うクロス取引など高度なものも紹介してありましたが、僕はまだまだそこまでのレベルではないので、一旦ここにメモするのはやめました。

2.IPO(新規公開)

未上場の株式を新規に市場に公開して誰でも購入できるようにするものです。

証券会社のサイトを見てたりすると、「〇〇日によく〇〇会社がIPOします」と言った広告を見ます。

ただ、IPOに応募しても必ず当選する訳ではないので、試しにやってみると面白いかもと僕は思いました。

ただ、この本では以下の項目で注意しなければならないと書かれていました。

  • 人気の業種であること

  • 将来性がある

  • マザーズ上場銘柄である

  • VCや大株主売り抜け防止のロックアップ期間もしくは条件がある

  • そもそも公開株数が少ない

  • 公募数より売り出し株数は少なめである

  • 業績や利益が順調に伸びている

  • 赤字企業ではない

  • PERは妥当である

  • 上場目的が、換金性を含め露骨ではないか

  • 主幹事証券会社が信頼できるか

つまり、IPOに応募して株を購入する場合には、しっかりのその目的や会社の情報を調べなさいっていうことですね。

これはどこの企業に投資するのも同じですが…

3.会社四季報

これは会社四季報の発売日をイベントとしています。

この会社四季報を見て、新たにどの企業に投資するかを考える人も多いのは事実です。

「3.会社四季報」については、四季報オンラインがあるので、この四季報が発売される日がイベントかどうか実際に株価チャートを見てみないとわかりません。

ちなみに、いつ発売されているのかを調べてみると

  • 3月中旬

  • 6月中旬

  • 9月中旬

  • 12月中旬

この4回でした。

どれも各月の15日前後です。(土日などの絡みがあるためだと思われます)

そして、発売されたと同時に読んで、株価が上昇しそうな企業をチェックし、下値で買って、値上がりを待つということです。

そして、この本で株価が上昇しそうな企業を探す際のポイントまで紹介してあります。

  • 経常利益が20%以上伸びている銘柄

  • 業績予想の修正記号が増額や大幅増額

  • PER(株価収益率)の数値の確認

  • 有利子負債の金額の確認

  • 3%以上配当を出している

  • 時価総額が小さい銘柄

  • 出来高が少ない銘柄は避ける

このあたりは鵜呑みにせずに自分でしっかり調べる必要がありそうです。

4.立会外分売(たちあいがいぶんぱい)

この用語には初めて出会いました。

日本取引所のURLより確認してみました。

立会外分売は、売買立会外で、大量の売注文を分売する売買方法をいい、上場会社の株式分布状況の改善、特に個人株主の増大を図るための方策として広く利用されています。
具体的には、取引参加者が顧客から分売により執行することを条件とする大量の売注文を受託・執行する場合、取引所に届出を行ったうえ、売買立会終了後に分売の条件を発表し、翌日の午前8時00分から午前8時45分までに買付けの申込みを受け、売買を成立させます。分売は届出日の最終値段を基準にした固定値段で行われます。
なお、分売を適切に実施するための制約として、分売値段の基準となる届出日の終値形成への取引参加者自己等の関与や条件発表前における当該分売に関する買付勧誘が業務規程で禁止されています。

▼参照サイト

本によれば、数%のディスカウント狙えるということです。

でもなぜ、立会外分売をするのかと言えば、日本においても様々な市場があります。
その中である一定数以上の株主が求められるケースがあり、そのために売買するとのことです。

ここでもこの本でのチェックポイントがあったので、メモしておきます。

  •  PERとPBRが小さいほど下値不安も小さくなる

  • ディスカウント率は0.1%でも大きい方がお得

  • 直近のチャートが露骨な上昇チャートなら要注意

  • 短期保有は分売価格を下回ったらロスカット

  • 中期保有は昇格発表後の翌日か優待権利日の直前で売却
    (昇格=旧東証2部→旧東証1部のこと)

  • 優待がある時は、優待価格1年分の下落でロスカット

  • なぜ「応募するのか」という理由を明確に持つ
    =売却タイミングがわかる

  • 分売前日の終値から分売当日の終値は下落傾向にある

狙うただ1つ

色々イベント投資の話がありましたが、結局は利益を出せなければ意味がありません。

つまり、「安く買って、高く売る

これをどうすればできるかをこの本を著者は突き詰めて学び、実践した結果利益を出せたのだと思います。

僕もまだまだ知らないことだらけだと今回また思い知らされました。

そして、何より自分が仮説立てたものを実践していくこともこの本で学びました。

今後も学んで実践していきます。

以上、読んでいただきありがとうございます。

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