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【朝読書】"減らさない投資" 利確と損切りについて計算 #株式投資
今日も、"お金オンチの私が株式投資を楽しめるようになった理由"を読みました。
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投資のマイルールを決めた後に検証
これまで投資の本を色々読みながら勉強をしてきた中で、やはり投資をするにあたって一定のルールを作る必要があるということです。
それは、その時々の感情や自分が持っている株価が上下した場合に、感情で売ってしまったり買ってしまったりしているからです。
例えば、「損切りは10%ルールで、10%下がったら売る」「利益確定は10%値上がりしたら売る」などのルールです。
色んな本を読んできて10%を言っている本が非常に多いのですが、仮にそのルールを決めたとして、そのルールで検証を一度してみたことがあるでしょうか。
僕自身も決めたルールを一度仮想でいいので検証してみたことがありませんでした。
そのルールの売買をすると利益が出るのか?ということです。
この本で言えば、「いかに資産を減らさないか」が重要になります。
この本の中であるルールで売買をするとどうなるかを検証しており、僕自身も検証したことがなかったので、ここは重要だと思いnoteしました。
検証1:20%ダウンで損切り、20%アップで利確
本の中で何となくリスク許容度として、20%という話が出てきました。
その中で、この20%のルール(元本から20%ダウンで損切り、20%アップで利益確定)を試してみたものがあります。
まずはどうなるか?
【想定ケース】
同じ株式で20%アップしたら利益確定で売って、20%ダウンしたら損切りで売るということを3回繰り返す。
値動きがアップすることもダウンすることも同じ確率を想定
元本は100(単位なし)というところからスタート
<1回目>:100×1.2×0.8 = 96
<2回目>:96×1.2×0.8 = 92
<3回目>:92×1.2×0.8 = 88
結果としては、減ってしまいました。
仮に20%ダウンしたらか損切りをして、20%アップしたから利益確定をする場合も計算する値が前後するだけなので、結果は同じになります。
同じ株式でこんなことをすることはあまりないかもしれませんが、それでも同じように見えて、実際に計算すると損をしてしまうのです。
仮の想定した話ですが、実際にやってみるとルールを決めてもそれが本当に資産を減らすことにならないかを事前に確認する必要がありますね。
検証2:10%ダウンで損切り、20%アップで利確
次に試してみるのが、損切りを10%ダウンにしてみることです。
【想定ケース】
同じ株式で20%アップしたら利益確定で売って、10%ダウンしたら損切りで売るということを3回繰り返す。
値動きがアップすることもダウンすることも同じ確率を想定
元本は100(単位なし)というところからスタート
<1回目>:100×0.9×1.2 = 108
<2回目>:108×0.9×1.2 = 117
<3回目>:117×0.9×1.2 = 126
こちらは、何と最終的に増える計算になりました。
リスク許容度がいかに高くても、この理論的な計算は頭に入れておきたいですね。
"いかに減らさないか"が大事
ここまでみてきて思ったのが、やはりいかに減らさないかがかなり大事です。
初めに資産を大きく減らしてしまうと、それだけ戻すのが難しくリスクが多く取った戦略をしないいけない状況になります。
そのためにも損切りはできるだけ早くすべきということです。
確かに僕がこれまで読んできた中で買った株が次の日に1円でも下がったら「即売ってしまう」という人もいました。
おそらく、その人は損失が多くなった後に取り返すことがいかに難しいかが、計算上でも経験上でもわかっていたのだと思います。
そうでないとそんなことはできませんからね。
そして、この本で"いかに減らさないか"を実践するための方法として最も言いたかったのが、分散投資をすることです。
よく「卵の1つのカゴに盛るな」と言われますが、その根底にあるのが、"いかに減らさないようにして投資できるか"だと思っています。
資金が少ない時には分散はあまりできないと思いますが、資金が多くなった時にいかに分散するか、いかに減らさないかを実践していく必要があります。
ここをちゃんと理解して頭に入れておきたいですね。
以上、読んでいただいた方はありがとうございます。
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