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リチウム(Li)という元素から色々深掘りしてみた

昨日から読んでいる「元素のしくみ」という本。

僕自身が普段の仕事から元素について関わることが多いのでかなり興味を持って読んでいます。

その中で今回は「リチウム(元素記号:Li)」についてのところに注目しました。

リチウムって聞くと一番身近にあるのがスマホです。

このスマホの中にもリチウムが使用されており、さらに言えばバッテリーなどにも使用されています。

そんな身近なリチウムですが、どんな性質かというと

  • 重さ:アルミニウムの約1/5で、全ての金属の中で最も軽い

  • 色:銀白色

  • 反応:水や酸素と激しく反応

こんな感じです。

世界で最もリチウムが算出しているのがオーストラリアです。

こんな感じのリチウムですが、僕がここで疑問に思ったのは、リチウムイオン電池ってどんな構造でどんなものが使われているか?ということです。

もちろん、この本にもリチウムイオン電池の仕組みが書かれてあります。


つまり、このリチウムイオン電池を分解してみると

  • 電解液

  • セパレーター

  • +極材(正極材)

  • -極(負極材)

  • リチウムを含む金属酸化物

こんな感じです。

それで、ここから何か考えれないかなーって思っていたのですが、この分解した各材料ってどの企業が製造しているんだろうって疑問に思って色々自分なりに調べてみました。

リチウム電池の材料を作っている会社

電解液

この電解液を製造したり、販売している会社で上場している会社は以下の2社でした。

  • セントラル硝子(コード:4044)
    →電解液の製造・販売

  • 明和産業(コード:8103)
    →電解液の販売

こちらの2社でした。
中でも明和産業は、他にも「+極材(正極材)」「-極(負極材)」も販売しています。

セパレーター

このセパレーターを製造したり、販売している会社で上場している会社は以下の3社でした。

  • 東洋紡(コード:3101)
    →セパレーターの製造・販売

  • ニッポン高度紙工業(コード:3891)
    →リチウムイオン電池以外にもセパレーターに特化して製造・販売

  • 日本製鋼所(コード:5631)
    →リチウムイオン電池向けのセパレーターフィルム装置

正極材&負極材

  • 田中化学研究所(コード:4080)
    →2次電池向け正極材料の専門メーカー

  • 日本化学産業(コード:4094)
    →リチウムイオン電池用正極材の加工業務

  • 戸田工業(コード:4100)
    →正極材は独化学メーカーBASFと提携

  • 新日本電工(コード:5563)
    →住友金属鉱山向けリチウムイオン電池正極材など電池材料

  • 日本カーボン(コード:5302)
    →リチウム電池用負極材などファインカーボン

まとめ

今回は、リチウムという元素からそれが何に使用されているかを調べてみました。

読書からこうして色々紐づけていくことができるのはとても面白いし、自分なりの勉強にかなりなることがわかりました。

この「元素のしくみ」からもっと色々深掘りしてnoteにもしていくととても面白いし、自分のメモとしてもかなり有用になると実感しました。

これからかなり深掘りしていきます!

以上、読んでいただいた方はありがとうございます。

今回読んだ本はこちらです。


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