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最後に観たい映画って?


密を避けながら遊びたいと言うことで、友人とキャンプに行ってきました。焚火の炎って、見てるだけで落ち着くんですよね。

焚火してる時に友人が、「もしさ、1週間後に自分が死ぬとして、1日1本だけ映画を見れるとしたら、何観る?」と聞いてきた。

・月曜日〜日曜日の順番で見ていくこととする
・映像作品に限定する(漫画は無し)
・1日に見れるのは1作品。
・同タイトルで「シーズン1」「シーズン2」などと別れているものは、
1日に見れるのは1シーズンのみとする。

確かこんな感じに緩くルールを設定。
自分のラインナップを話、友人のラインナップも聞いて、「なるほど。確かにそういう作品も見たいな」とちょっと考え直す。最後は焚火を消して終了。そして家に帰ってから、「本当にあのラインナップで良かったのか?」ともう一度考えてみることに。。。
考えた結果、少し気持ちが変わって7本のラインナップが決まり今はご満悦。せっかくなのでnoteで記録に残しておいて、また数年後に考えてみて変化を楽しみたいなと思います。

下記には、作品タイトル/私がなぜそれを選んだかの理由/その作品のことについて書かれているnoteのURLをランダムに1つ載せてみる。
という構成で書いていこうと思います。

月曜日:クレヨンしんちゃん ヘンダーランドの大冒険

クレしん

月曜日。最初はこれから観たい。最終日に近づくに連れて感動系に持って行きたいので、序盤は「ポップ」✖︎「怖い」で好きな作品を観ておこうと。それにあてはまったのがクレヨンしんちゃん。

僕は「不気味」な雰囲気の映画が結構好きです。多分最初に観た不気味な映画がこの「ヘンダーランドの大冒険」。

観たことある方ならご存知だと思うのですが、この映画結構怖いんですよね。製作者が「怖い/不気味だと思ってもらおう」という気持ちを持って作っている感じがします。

へんだへんだな、ヘンダーランド〜。
嘘だ思うなら、ちょいとお〜い〜で〜え〜え。

子供心に「怖い!」と思った作品。大人になって見返して観てもやっぱりちょっと怖かった。ただ怖いだけじゃなく、しんちゃんの成長や絆も感じられるこの作品。最後にもう1回観たいなと思います。


火曜日:シャイニング

シャイニング

初めて見たのは大学生の時でした。最近「ドクタースリープ」という続編映画?が出ましたよね。洋画はあまり見ないのですが、友達に勧められて一緒に見た映画。ホラーサスペンスの映画の中では、1番怖かった映画です。
狂気に満ちた人間ほど怖いものはないですね。

1番怖かった映画だから見直したいのもあるのですが、この映画、終盤あたりで犬人間みたいな化物と、スーツを着た紳士の男性がイチャイチャしているシーンが出てきます。それまで張り詰めた空気がそのシーンで一気に緩和され、当時皆で見ていた時に「あれ、見間違い?」みたいな雰囲気になって、一旦再生ストップして爆笑して、気持ちを整えてから再生再開して、またギャーギャー怖がりながら続きを見る、という不思議な見方をしたのを今でも覚えています。その時の雰囲気をもう1回味わいたいなと思って、この作品を選びました。


水曜日:キサラギ

キサラギ

映画というよりは、舞台劇を見ているような感覚になるこの映画。
見たキッカケは、この作品の中に「スネーク 」というキャラがいたこと。
私、「メタルギアソリッド」というゲームの「スネーク」が大好きで、
「同じ名前だ!!」。それだけでDVDを借りました。笑
借りてみたら大当たりだった作品。

自殺してしまったアイドル「如月ミキ」のファンの5人がネットを通してある場所に集まり、「如月ミキ」の良さについて語るはずだった。が、
「彼女は自殺じゃない、殺されたんだ」という1人の発言から、集まった一室で、彼女の死の真相について推理を重ねていく。。。

この映画、最後まで見ると色んな感想はあると思うのですが、僕は見終わった時に「面白かった、見て良かった」という感想でした。
人生ってたくさんの繋がりで出来ていて、起こった事象は1つなのですが、その繋がりをどこから見るかで見え方が変わってくる。人の数だけ無数に「物語があるんだな」と。

あらすじだけ見ると、シリアスなのか?と思うのですが、ミステリーでありつつ、コメディー作品となっています。最後にこういった切なくもなり、笑うことも出来る、と言う「感情をたくさん使う作品が見たいな〜」と思いランクイン。火曜日がシャイニングだったので、気分を変えたいものある。


木曜日:アヒルと鴨のコインロッカー

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伊坂幸太郎が大好きです。
そして伊坂幸太郎を好きになったキッカケがこの映画です。

水曜日であげた「キサラギ」と同様に、見ていく上で伏線が回収されて最後に「なるほど」となるタイプの映画です。

大学進学のために1人暮らしを始めた主人公の椎名。引越し先で知り合った河崎と名乗る青年から「一緒に本屋を襲わないか?」と訳の分からないお願いをされたことから、物語が動き出す。

感想としては「悲しくもあり、あったかい気持ちになる」という感じです。
決して「良い話」ではないと思うのですが、後味が物凄く悪い、という訳でもない。なんかちょっと不思議な作品。「悲しさ✖︎爽やか」といった感じなのですが、最後にもう一度見ておきたいですね。
ただ、最後にはしたくないので木曜日。


金曜日:千と千尋の神隠し

戦地ひ

映画館に2回見に行った作品の1つです。当時小学生ですがよく覚えてます。ジブリの中で1番好きな作品。
当時はとても怖かったんですけどなぜか引き込まれて、「面白かった!」じゃなくて、「もう1回見たい!」と言ったんですよね。

何回も何回も見てるのに、金曜ロードSHOWで千と千尋をやっているとどうしても見てしまう。僕にとってこの映画は「金曜夜の映画」でもあり、最後の金曜はこれを観たいなと思います。


土曜日:CLANNAD AFTERSTORY

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映画じゃないんですが、これは僕の中で映画なので、映画カウントでお願いします。(焚火の時、友人も映画じゃない作品を挙げてたし。)

最後の土曜日、僕は思いっきり感動して泣きたい。ただそれだけ。
「家族愛」がたっぷり詰まったこの作品を見てとにかく泣こうと思います。

CLANNADは「CLANNAD」と「CLANNAD AFTERSTORY」に2作品に別れていて、今回の「AFTERSTORY」は「CLANNAD」の続編です。
1作品それぞれ22話あるので、2作品だと合計40話を超えます。
初めて見たのは、大学受験を控えた高校3年生の受験期。
毎日の息抜きで1話ずつ見てたのですが、「AFTERSTORY」の中盤で止まらなくなり一気見したのが懐かしい。声だして泣きながら見てました。
アニメをよく見るようになったキッカケの作品でもあります。

特に、上の画像のシーン話「大地の果て」は必見です。
親子の絆を感じる作品になっています。


日曜日:木更津キャッツアイ:ワールドシリーズ

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最後は絶対これですね。木更津キャッツアイワールドシリーズ。

木更津キャッツアイは元々はドラマで、その後続編となる2本の映画が公開されて完結しました。ワールドシリーズは最後の映画作品。

主人公のぶっさんは、若いながらも余命半年と宣告される。その間にぶっさんは、高校の頃からの野球仲間と野球をしたり、時に泥棒をしたりしながら「普通」に人生を過ごしていきます。
ワールドシリーズは、「既に死んだぶっさんが蘇る」というお話です。

ぶっさんは何故蘇ったのか、ぶっさんは死ぬ間際に何を考えていたのか、ぶっさんの親友達は、死んでいくぶっさんにどんな気持ちを抱いてたのか。
その時の各々の気持ちや考えが明らかになっていきます。

笑えるんですが、それ以上に切なくなるこの作品。シリーズファンに取っては堪らない終わり方だったんじゃないかなと。

もし自分がこの日に死ぬということがわかっていたら、自分の家族やお世話になった人、友人にはちゃんと「バイバイ」って言いたいな、と思わしてくれる作品です。最後にこれを観てから言いに行きたいですね。

しばらく経つとこれも変わるんだろうな〜と思います。
そして1週間って短い足りない。

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