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これは本当に自分のために

深夜1時8分、揺れと同時くらいに緊急地震速報。
眠りにかかって、少しして、この時間。
起きた瞬間、何が起きているのか、理解できず、携帯を見て、地震だと分かる。携帯の文字情報がなかったら、何が起きているのか、そのこと自体がきっとわからなかったと思う。
パニック。
揺れている。
かなりやばい。その感覚だけはあって、
とにかく逃げ場をと思い、窓だけ開ける。
正直、どのくらい揺れていたのかとか、どのくらいの揺れかただったのか。家の物の動きかたとかも、深夜で、光もなく、電気もつけていなかったので、わからなかった。

怖くて心臓がバクバクして、体が震えているのだけは分かった。
振動的な音ではない、家がキシム音は、とても怖い音だと思った。
余震でも、軋む音は怖くて、音の鳴り方がどこか違うと思った。
音で分かるし、体がこわばり、心臓が、動悸が、バクバクとなる。

Twitterでの情報収集。
アクセス過多で見れない瞬間もあった。
携帯の緊急速報が嫌だという人もいるけれど、
私はあってよかった。むしろないともっとパニックだったと思う。

震度5の地震は、人間の、自分の身体や心の操作範囲から外れる感覚。
恐怖とパニックで、体が動かない。冷静な判断ができない。
そんなのが当たり前なんだと、改めて感じた。
レスキューの人がそう言っていて、本当にそうだと思った。

逃げられるだけの体力。
判断能力。
健康である体。
健康である精神。
これらがないと、何も動けない。
そう思うと恐怖も覚えた。もし身体の不自由な家族がその場に出くわしたら、きっと、自分も家族も冷静になんてなれないと思う。
恐怖とパニックが襲ってしまうというのだけは分かった。そのことが分かるだけでも、本当に学びしかない。

改めて、生きているだけだ幸せで、満たされていて、現状でも相当恵まれた状態であることを感じた。

健康で生きていられることそのものが、とんでもない幸せなことなんだと思った。

それを感じさせるくらいの、恐怖が私に襲いかかっていたんだと、その言葉を口にして思った。
正直、揺れていた時の記憶がない。もう、断片的にしか思い出せないくらい、パニックだったんだと、改めて思うから、ここに残そうと思った。

防災対策ってたくさんある。
でも、すぐに状況を理解し、冷静に見て、判断して、動けないと、意味がないし、すぐに動ける心がけは、やはり日々の積み重ねと意識。
その気持ちが大事で、何が一番大事なのかをちゃんと理解し、把握し、整理し、そして行動できるかが、とても大事だと思った。

やらなきゃなぁ。で終わっていたこと。
欲望ばかりが優先されて、本当に大切にしなければならないことが疎かになっていることの方が多い。

そんなことをもっと日常的に生活に組み込んで、大事な時間を欲望に奪われないことが大事だと思った。

防災バックの見直し。緊急持ち出し袋の見直し。
連絡先、情報共有。避難先の確認。日常生活の中で出てくる場面も多いし、溶け込ませていくことで、必要な物が認識された生活空間にもなる。

だから、大事。正直、いつかやらなきゃなで止まっていたことばかり。
最低限のことは、最優先事項として、取り組み、溶け込ませる。

生きる知恵を膨らませること。
生きる知識を膨らませることは、
欲望を膨らませる時間から変換させていかなければと思った。

アウトドア然り。健康体なら。生きる力を少しでも学ぶ機会だと思った。

そして、
高齢の方、乳幼児のお母さんたち。
もっと気持ちが違うし、準備することも増える。
そのことを、知識として持っているかどうかも、大切。

自分のことが最優先だと思うけれど、
自分が健康でいられるならば、
元気を分けて、力を分けて、みんな元気にいられるように。

大切な人を助けられるために、努力できたらいいと思った。
後悔しない力だから。
それは、必ず何かに役に立つ力だから。

そんなことを思った。

そして、できるときに、集中してしておく。
いざという時に、動けるように。

食べる、休む。これは、惰性ではなく、その時のための力なんだと思った。
トイレ我慢しないとか。ライフラインがいつ途切れるかなんて、誰も予想していない。
だから、無駄なだらだらではなく、休むときは休む。
何故休むのかをちゃんと分かっていると、変な、無駄な、休みかたをしなくなるのかなと、思いました。

そして、どれだけ準備していても、いざというときは、動けない自分がいることを、ちゃんと理解しておくことが大事。
日々の生活に、組み込んで、認識をしておくことが大事。

本当に、怖い。冷静にできなくなる。
そう思っている時ほど、ちゃんと、見直すタイミング。

具体的に、行動あるのみだと思った。
無印のいつものもしも。もう一度、見直そう。
そして、災害は、家だけじゃない。
だから、場面ごとの手引きも、知識として、入れておくことが大事。
東京防災、東京都には住んでいなくても、防災知識として、外出先の知識として、勉強になることもたくさんありそうだった。見よう。

最後に。
家族はもちろん連絡くれるかもですが、
連絡をくれた先輩、友達。
本当に嬉しかったし、心が安心したり、嬉しい、前向きな気持ちになれたのが分かった。
だから、何かあって、物理的に何もできなくても、連絡するだけで、誰かの心を緩める、暖かく、前向きにさせてくれる力があるんだということを、改めて知ったし、嬉しかった。
心配してもらえるありがたさ、幸せを感じた。
だから、大切な人には、変な気を使わずに、必ず連絡しようと思った。
ありがとう。彼らが、困ったり、苦しい思いをしている時は、同じように、連絡入れようって心の底から思った。それだけで、救われることを、改めて思ったから。

こういうことって、とても大事なことなのに、すぐに忘れてしまうから、
ちゃんと残しておこうって思う。
これは、本当に自分のために。


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