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映画感想~バック・トゥ・ザ・昨日 和製タイムマシンコメディ~「サマータイムマシンブルース」

毎週金曜日・日曜日にアマゾンプライムで見れる映画を同時視聴する、Twitch映画同時試聴会をやっているとまり木です。

過去に見たものもアーカイブがあるので、その映画と一緒に覗いてみて下さい。

今回見たのは「サマータイムマシンブルース

2005年の映画であまり知名度は高くありませんが、夏になるとつい見たくなる映画です。

あらすじ

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アマゾンより

予告


もともとはヨーロッパ企画が舞台でやっていた作品を映画化したものになります。

SFと聞くとちょっと敬遠してしまう人もいるかも知れませんが、ジャンルとしては青春コメディが一番近いと思いますので肩の力を抜いて楽しく見れる作品なので大丈夫です。

キャストも、瑛太さん、上野樹里さん、佐々木蔵之介さんなど当時ドラマの主役などをしていた人を揃えていてなかなか豪華です。


それでは作品内容へ。

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舞台は2005年の夏休み、躍動感のない野球シーンから始まります。

写っている男たちが主人公達の大学のSF研究会、写真部に頼まれて野球シーンの撮影に協力していますが上手い下手以前に6人しか居ないので、満塁時はバッターボックスに誰も居ない状態。
あくまで撮影の協力なので野球自体は楽しんでそれっぽくやっていればいいという事なんですが、ここシーンからああ遊び系サークルなんだろうなと言うことが伺えます。

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野球が終わりクーラーで涼む一同、部室の感じが良くある遊び系サークルそのままですね。

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そしてそのまま銭湯に直行する一同。

ここまで見てみると、あれ?変だな?とか、あれはなんだ?と思うシーンが実は色々とでています。

伏線という程のものでは無いものも多いですが、後半一気に回収されていくのは見ていて気持ちいいですよ。


そしてそのまま銭湯のシーンへ。

ここが一番印象に残ってて、かつなんか一番好きなシーンです。

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新見(ホームチーム与座さん)の使っているシャンプー、ヴィダル・サスーン。

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「俺のヴィダル・サスーンがない!?」

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「お前らが取ったのか!!!俺のヴィダル・サスーンを返せーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!」

あったはずのヴィダル・サスーンが盗まれて?無くなります。そしてそれに切れて新見が暴れます。高いもんね、ヴィダル・サスーン。

このヴィダル・サスーンの語感の良さと、新見の挙動がえらくツボに嵌ってめっちゃ好きで面白いです。


ところ変わって甲本(瑛太さん)が映画のチケットを買いに来るシーン。

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ポスターにバック・トゥ・ザ・フューチャーを用意しているところも、細かいですが良いですね。


そしてその後、この映画の出発点とも言える重要なシーンに。

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これが。

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こうなって!

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さらに追い打ちからの!

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クーラーのリモコンがコーラで水没!

完璧なピタゴラスイッチ。


セミが鳴き緑色の葉が溢れんばかりに生い茂るこの季節、クーラーが無いともう灼熱地獄。なんとかあの手この手でリモコンを治そうとしたり、代替品を探そうとするのですが上手くは行かず。

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修理というより破壊。

そんな中、急に現れるタイムマシーン。

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SF研にタイムマシーン、えらく手が込んでいる冗談だと思う一同。

当然ここまでされて乗らないわけには行きません!

動かしてみると?

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ぐわんぐわんして消えてしまった!

その後すぐに戻ってくるのですが、消えていた間は昨日に行っていたというのです。

そこで昨日野球をしていたときに取っていた写真を確認すると、たしかに写っている!じゃあこれは本物なんだと湧き上がる一同。

そして最高のひらめきが生まれます。

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「昨日に行って壊れる前のリモコンを取ってくれば良いんじゃね?」

ここからは昨日と今日の両方でストーリーが進んでいきます。

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上が今日、下が昨日。こんな視点のシーンも。

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犯行声明として”未来人参上”とか書いちゃったり。

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昨日の自分たちを尾行したりと楽しんでいます。

その一方で今日に残っている人たちは、このタイムマシーンについて顧問の先生(佐々木蔵之介さん)からあることを言われます。

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リモコンを取ってしまうと、取られてなかった今とリモコンを取っていった新しい未来ができる、そんなことはありえないと。

じゃあもしあったらどうなるのか?

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全てが消える。


ちょっとリモコンを取っただけでそんなことになるの?と思ったりしますし、SF好きな人はもっと他にも色々パターンがあるんじゃない?と思ったりしたりするかもしれませんが、あくまで青春コメディです。

この言葉を聞いて、今日に残っていた人たちは昨日を変えないようになんとか元通りにしようとします。

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ヴィダル・サスーンを盗んだ犯人を見つけようとする人とそれを止めようとする人。

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結局誰かに盗られるなら、自分で盗ってしまえと盗んだヴィダル・サスーン。ここで自分のヴィダル・サスーンを自分で盗んでいることに気が付く。

この辺りから昨日の伏線回収をやっていくのですが、結局のところ全てはつながっていて同じように進んでいく運命なんだと知る。

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99年前に戻って沼で溺れている人が、現代ではカッパ様と崇められていたり。

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結局はタイムマシーンを使って昨日や99年前に戻ることも決まっていたことなんだなと。

未来は変えられない、というかそうあるべき未来の出来事・役目に誰かが滑り込んでいるんだと知る。


そして肝心のクーラーのリモコンも、犬が校庭から発掘して無事戻ってきます。

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このリモコンも99年前に戻ったときに沼に落としたものが、現代になって掘り起こされる。ビニールでぐるぐる巻きにしていたからか、日本製品の耐久性のおかげなのか、電池を入れ替えると無事動く。すごいぞメイドインジャパン。

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タイムマシーンは乗ってきた未来人が帰るために使うので、この時代からは消えて無くなり、またみんな元の日常に帰っていっておしまい。


総評

ライトな時間移動を扱った青春コメディ作品。昨日と今日が交差して進むストーリーが面白く、テンポも良いので最後まで楽しめると思います。

そして一度見ていたとしても、二度目も楽しく見ることができます!なぜなら色んな昨日の伏線を知っているうえで最初から見るとああ!と思うシーンが多いからです。

一度見たことがある人も、ぜひもう一度見てみて下さい。

今ならTwitchのアーカイブで同時視聴もできますよ。
※カウントダウンで同時に再生ボタン押して映画を見ること。ディスコードなどで友人と一緒にやるのも楽しいです。

また映画化はされておらず舞台限定ですが、続編もありますので気になった方はぜひ。

「サマータイムマシンブルースワンスモア」


終わり

Twitchチャンネルで映画同時会をやっています。

毎週金曜日と日曜日の21時からやっていますので、同時視聴に興味がある方、映画みたいなあという方、ぜひ一度起こしください!

私のTwitter

映画同時試聴会の告知やIKEAのサメさんやポケモンのウールーちゃんの写真とか日常のつぶやきしてます。



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