日本の最高学府である東京大学の入学式の祝辞は、教育界で話題になることがあります。
最近では、ジェンダーギャップをテーマにした上野千鶴子さんの祝辞が非常に印象に残っています。
そして、今年はグローバルファンド保健システム及びパンデミック対策部長の馬渕俊介さんが祝辞を述べましたが、この祝辞がとても注目を集めています。私も非常に感銘を受ける内容だったので、こちらでシェアしていきたいと思います。(5000字近くになりますが、あえて全文を掲載させていただきます)
おそらく一定数いるであろう、勉強はできるけれども、受動的に人生を送ってきた入学生たちは、馬淵さんの話を聞いて頭をガツンと殴られたように感じたのではないかと推察します。馬淵さんは、人生とは、そして夢とは、自分でつかみにいくものだということを教示してくれます。
いかがでしたでしょうか。私は改めて読み直して心が震えました。
馬淵さんの半生は映画化できるほどストーリー性に富んだものだと思いますが、彼をここまで突き動かした「夢」と「経験」の話に大変感銘を受けました。
自分の興味・関心を追求し、ひいてはそれらを社会貢献に結び付けるということは、今を生きる我々に課された使命だと思います。そしてその大きなターゲットは子供たちです。教育者の一人として私が思い描く教育理念は、まさに馬淵さんのような人財を世の中にできるだけ多く送り出すことです。その基盤を中高6か年で作るために日々精進しています。馬淵さんのような人が一人でも多く育てば、日本は、そして世界はもっともっと良くなっていくはずです。そのために自分ができることを全力でやっていきたいと思わせる、そんなスピーチでした。
ちなみに、「オンリーワン」の話は、藤原和博さんもよくしている話なので、興味のある方はこちらをどうぞ。
また、最近聞いたラジオ番組で、自分の興味・関心をとことん追求した結果「オンリーワン」になった言語学者の話は馬淵さんの話とかなり通じるものがありました。ご興味があれば、こちらもどうぞ。
最後までお読みいただきありがとうございました。