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後悔しない超選択術

テレビにもよく出てるメンタリストDaigoさんの著書です。

我々は「人生を左右する選択を一日に70回」しているらしく、その選択を後悔しないものにするためのアドバイスを様々な学説に基づき指南してくれる本です。

Life is a series of choices. (人生は選択の連続である)

かの有名なシェークスピアも言っているように、確かに自分も(そして誰もが)毎日毎日プライベートに仕事に選択を迫られているわけで、幸せに生きるために「選択」というものをどうとらえていったらいいのか参考になりました。

まず、覚えておきたいのが人は選択に関して3つの間違った常識を持っているとのこと。

①「正しい選択がある」→正しい選択ではなく、後悔しない選択を目指す。

②「今ある成功は、自分の過去の選択でできている」→「いい結果=いい選択の結果」は思い込み。過去のやり方は常に見直す。

③「選択は多ければ多いほど可能性も広がる」→多すぎる選択肢は判断を鈍らせることがあると理解する。

確かに確かに。自分にとって良い選択をしたと思った場合「自分は正しい選択をした」とか「これは過去の選択の賜物だ」とか思ってしまいがちだけど、正しい選択をしようとばかりしているとうまくいかなかったときに落ち込んでしまったり、気持ちを切り替えれなかったりする可能性もある。だから、最初から「後悔しない選択」をするように心がければ、それが結果的に「正しい選択」になるわけで、Everything is gonna be all right. だ。

そしてもう一つ印象に残ったのが、人は大きく分けて以下の2つの対応に分類されるといったお話。

①マキシマイザー・・・いつも最高の結果を求め続けるタイプ

②サティスファイザー・・・最高でなくとも、ある程度の結果で納得できるタイプ

これまでに数千の生徒とかかわってきていてわかったことは、不登校になるのは大体マキシマイザータイプの子たち。周りから見たら、どうってことないことでも一つ一つの選択に対して最高の結果を求めてしまうから、うまくいかずに自分を傷つけて、苦しんでしまう。しかし「完璧主義をやめなさい」ってい言うのは簡単だけど、そんなに簡単に人格が変わるわけもなくて、だからこそマキシマイザーの人たちはサティスファイザーの人たちよりも大変な人生を送る可能性が高い。上にもあるように「正しい選択を!」と思うから苦しくなるので、「後悔しない選択を」と思っていれば少しずつ楽に生きていけるようになっていくのではないかな、と思います。

ちなみに私は基本的に超ポジティブ、テキトー、おおざっぱな人間なので、典型的なサティスファイザーです。また、そんな性格なので、失敗も多くします。ですが、その失敗に対して反省はしますが、あまり後悔はしません。でも最初からそんな性格だったわけではなく、若いころ海外で暮らした経験を通して、何事にも物おじせず、「まぁなんとかなるだろー」というお気楽な性格が形成されました。これはこれで良かったと思っています。

てなわけで、Daigoさんの「選択」のお話、大変ためになりました。自分が、そして自分の周りの人々が幸せになるように選択をこれからもしていければと思います。


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