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ナイナイ岡村の失言とジェンダー教育

毎年高校生にGender Equality(性の平等)について教えています。今の高校生たちは我々なんかよりもずっと性に対して柔軟な思想を持っていますが、それでもやはり幼少の頃から知らないうちにGender Bias(性的偏見)を刷り込まれており、ジェンダー教育の重要性を感じています。この国に蔓延る性差別を無くす(減らす)ために学校教育の担う役割は非常に大きいと考えます。

今回のナイナイ岡村の発言は楽屋で芸人同士で話す戯れ言レベルのものを公共の電波に乗せて全国に発信してしまったところに闇の深さを感じます。彼個人の問題というよりは社会に蔓延する女性差別、男性優位社会がまたいやな形で現れた感じがします。
その中で22才の彼女がまたこのような形で声を上げた(Voice Up)のは意味のあることだと思うし、社会は、そしてメディアはこの問題をきちんと扱って欲しいと思います。

いい加減女性を見下すのを止めましょう。政治家も企業の管理職ももっと女性を増やしましょう。そのための社会制度を整えましょう。そんなことを授業で伝え続けてきていますが、彼らが大人になったときに社会が少しでもGender Freeになっていることを切に願っています。