朝まで8時間説教耐久!高学歴毒親課程の末路【子供の人生に大事なのは】学歴?自己肯定感?
こんにちは、慶医中退外銀放逐妻くるみ🐿️&1浪明治夫トマト🍅です。
先日、文春オンラインにて全3回の取材記事がアップされました。
で、この中で「毒親育ち」という書かれ方をされていました↓
が、今回はそのお話です。
「我が子に幸せな人生を送ってほしい」と願って、子供に学歴をつけさせたいと思う親は多いもの。でも、それって本当に子供のため?親のエゴ?
トマくる夫婦両家の家庭環境を比較しつつ、親になった今子育てについて考えることについてもお話します。
親のことを毒親と思っていいのか?
毒親あるあるの呪縛ですかねー。
「親のことは大切にしないといけない」と思っているので、一応育ててくれた自分の親のことを「毒親」だなんて思っていいのかという葛藤がありました。
でも、今回取材を受けて「それって毒親ですよね」と言われて、「客観的にみてもうちの親は毒親なんだ」と腑に落ちた感じがあります。
両家、家族紹介
両家、基本的に家族構成は変わりません。サラリーマン父と専業主婦母、それに兄妹。
でもまるっきり育ちが違うのです。
トマト🍅家
いわゆる普通の家庭。
東洋大卒の父と高卒の母の元、公立中高→地元の塾→1浪明治と、普通の経歴を送ってきました。
自分は英語喋れないのに「マイサンキャンスピークイングリッシュ!」と言って道端の外人を連れてくる188cm・100kgの陽気なお父さん。
そして料理上手でホームパーティーをたびたび開催するような気さくなお母さん。お母さんも、トマト🍅の2歳下の妹も、保育士でした。
くるみ🐿️家
いわゆる教育家庭。
東大卒→スタンフォードの父と学習院卒の母の元、SAPIX→桜蔭→鉄緑会→医学部と、羨むような経歴を送ってきました(中退したけどね)。
くるみのADHDは完全父親譲り。
高学歴な父ですが、仕事の方はというと、人生で10回以上転職を繰り返すという。まあサラリーマンに向いていないのに、一家の大黒柱として安定して稼いでくることを求められるのは酷でしょうか。
母のことを端的に表すと、都会・学歴・資本主義思考。港区で生まれ育ったプライドを端々に感じるものがありました。いつかお金持ちになって港区の庭付き戸建てに住みたいそうな。
そして3歳上の兄。自由奔放なようでいて策士。教育熱心な家庭の元、3歳から男子御三家の麻布中学を志望し、麻布卒、慶應卒の肩書を卒なく手にするのでした。
幼少期
トマト🍅は近所に祖母も住んでおり、専業主婦の母の元、家族の愛情を受けてのびのびと過ごしました。
「トマト🍅ナンバーワン☝️」という父作曲の曲があったくらい。大学受験では現役全落ち、E判定でも京大に受かると思えるくらい自己肯定感が高いのはこのときの影響かと思われます(笑)
一方、くるみ🐿️はというと…
勉強面ではあれやこれやドリルやらディズニー英語システムなんかをやっては先取り早期教育。
母は専業主婦とはいえ相場が開いているときは1日中パソコンに張り付いていて、遊んでもらうという感じではなかったような。
投資関連と宗教関連の本が家には色々あって(笑)
お金を払って株の勉強会に参加しているようですが、成果はいかに…ね。
理不尽に怒られる
3歳上の兄が麻布に合格したのと入れ違いに、SAPIXに入塾したくるみ🐿️。
ところが麻布に入った兄が荒れ出して、あの自由な麻布でたびたび三者面談の呼び出しを喰らうほど。成績も白点(テストを受けることを放棄)、留年の危機。
SAPIXでの成績はα1をキープし、全体1位を取るなど好調なくるみ🐿️でしたが、巻き添えを喰らってか、褒められるどころか理不尽に怒られることの多い小学校生活でした。
さまざまな理不尽な理由で、夕飯抜き、家から追い出す、100回ごめんなさいと謝れ、朝まで8時間説教耐久などなど理不尽な怒られ方をしました。
くるみ🐿️に対しては長時間説教型、一方の兄に対しては短時間暴力型で。土下座した頭を地面に叩きつけられたり、殴る蹴るなどの暴力を受けていたのを見ると、どっちがマシなのか、というところですが。
さらにくるみ🐿️の通っていた公立小学校はいじめと暴力で学級崩壊していて。もう居場所はSAPIXしかない、という感じの小学校時代でした。
中高時代
地元の公立中学校に進学したトマト🍅は家庭でも学校でも「神童」と崇められ、生徒会長にも選出され。地元の塾に通って勉強も学年トップ、内申点ほぼ満点とあって、名門県立大宮高校に進学。自分は天才と信じて疑わないのでした。
一方のくるみ🐿️。成績は変わらず好調だったので難なく桜蔭に進学するも、家庭は崩壊。
中1のクリスマスイブに母兄私の3人で夜逃げし実家に転がり込むも、そこでもまた一悶着。策士の兄は経済的にまだ安定している父に引き取られまして、私と母の2人暮らしの始まり始まり〜👏
都会思考な母の考え&中高の定期代節約のため、学校に程近い文京区のボロアパートに住むことに🏠築40年超、 3点ユニットバス。
ヤングケアラー的な
さすがの母も働き始めようと、学童保育のパートを始めることに。とはいえね、午後〜夕方の勤務で月収10万円。
少しでも母の助けになろうと、中学生ながらネットでお小遣い稼ぎを始めたり(ポイントサイトやブログアフィリエイト)、学校から帰ったら買い物行って夕飯作ったり。
このままで大丈夫?と心配になってあるとき母に聞いたらブチギレられて。
長年株の勉強会に参加している母は「株でいつか成功してお金持ちになるから安心しなさい」と。
うーん、それはそれは安心ですね😇
結局、中高6年間ずっと住民税非課税世帯でした。
ただ、父親からの養育費もあったりなかったりしたのと、子供に学歴をつけさせたいという下心から、桜蔭と鉄緑会の学費は何とか捻出してくれたのは感謝しています。
母親の勘違い
東大卒の父、御三家に進学した子ども2人。そしてボロ家ながら文京区に住んでいることを「ステータス」と思っていたであろう母。
その勘違いが如実に表れていたエピソードがあります。それは私が夫トマト🍅とお付き合いを始めた当初のこと。
「明治の人なんかと話、合うの?」って。
因みにトマト🍅は母親の最終学歴学習院蹴りの明治です。そんなこと言ったらね、「東大卒→ハーバードの父親と話、合うの?」ってことになりますよね。
当時は笑って聞き流したのですが、今思うととてもとても失礼な一言でした。
自己肯定感について
結局、子育てにおいて何が大事かって。それは自己肯定感だと思うのです。
学歴より何より、土台になるもの。
これがあれば多少失敗しても、また挑戦しよう!自分にはできるはず!と思えるのではないでしょうか。
学歴面だけ見るとくるみ🐿️家の方が一見恵まれていますが、家庭環境では愛されて、褒められて、のびのびと育ったトマト🍅家に軍牌があがると思うのです。
毒親からの独立
転機が訪れたのは、くるみ🐿️の医学部中退でした。
大学生になってから、アルバイトで多少のお金の自由ができたり、外泊ができるようになったり。
そうするともっともっと自由が欲しくなって。
大学の春休みを利用してリゾートバイトに行くなど、親と離れる時間も多くなりました。
幸い、1年半で慶應医学部中退を決意し、その後間も無く就職、トマト🍅と同棲。
完全に自分のお金で、自分で借りた家に住むことで、独立をはかることができました。
「本当の独立」のため
でもまだ本当の独立とは言えなくて。
これは子供が生まれてから特に感じたことですが、「定期的に実家に帰って孫の顔を見せないと」という義務感に駆られてしまって。
でも実家って、帰りたいから帰る場所、落ち着く場所であってほしい。
帰らないと、と思っている時点で、本当の気持ちではないのだと思い知らされました。
文春の取材を受けたり、YouTubeで自分の家庭を振り返ってみたり。これは私の中での区切りです。親だから大切にしないといけないという気持ちに縛られなくていい。本当の意味で自由になりたい。
(今までにも何度も大喧嘩や絶縁を繰り返してはきましたが)親と距離を置くのも、間違った選択肢ではない、と思うことにします。
中学受験と毒親
くるみ🐿️家に限った話ではなく、中受と毒親は切って離せない関係にあるのでしょう。
というポストにも、私もそうだったなど、様々な反響がありました。
親は親で、子供の幸せを願って子供に学歴をつけさせようとしているのは分かります。でも、それって本当に子供のためでしょうか?親のエゴ?
子供が中学受験したい、塾に行きたいと言い始めたとき、あまり反対する親はいないかもしれません。
でも、ひとたび上を目指し始めてしまったがために、引き返せなくなっているご家庭をたくさん見てきました。中学受験自体を否定する気はありませんが、毒親になってしまう前に、子供が潰れる前に、立ち止まるのも選択肢に入れておくべきではないでしょうか。
トマくる家の教育方針
我が家は一旦、中受をさせる気はありません。
勝浦に移住して、SAPIXも何もない環境なので、子供が中受をしたいと安易に言い出す心配もないのかなと。
その代わり、中受で学ぶような、知的好奇心を満たせるような体験をさせてあげたいと思って、教育系のNPOの活動をしています。
勝浦にはせっかく海も山も大自然があるので、そういう環境の中で体験学習ができたら。そして親も一緒に楽しめたらと。
勝浦に大きな塾はありませんが、ちゃんと学びたいというのであれば、くるみ🐿️がSAPIXと鉄緑会時代の知識を総動員して教えましょう…
まあとにもかくにも、まずはのびのびと自由に、たくさん褒めて、自己肯定感の高い子に育ってほしいものです。
毒親の子は毒親、なんて言われたりもしますが、そうは決してならないように。
自分への戒めもこめて。
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