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「希望の鐘」

 苫小牧市では毎日決まった時刻になると市内全域で鐘の音が響き渡ります。

 「希望の鐘」は次代を担う青少年の希望のシンボルとして、子どもたちが大きな夢や希望を抱き、健やかに伸び伸びと成長することの願いを込めて、昭和46年(1971年)市民会館に設置されました。昭和63年(1988年)市役所本庁舎屋上に移設。令和4年(2022年)3月31日までこちらで鳴らされていました。同年4月1日からは市内全127箇所の防災行政無線で運用が開始されています。鐘がなるのは午前8時、午後5時、午後8時の三回です。

 ヨーロッパでは教会の鐘の音はキリスト教を象徴する音ですが、その音にどのような意味を込めているのでしょうか。
17世紀ドイツのルター派牧師の著作『鐘の説教』(1625年 コンラート・ディートリッヒ:著)によると、教会の鐘には時報や非常時の警鐘などの機能のほかに、

①人々を礼拝や祈りに招く
②キリスト者として信仰・希望・愛をもって生きるように促す
③(葬儀の際にも鳴らされることから)自らがいずれ死すべき身であることを思い出させる

といった機能があったとしています。

 鐘の音で一日が始まり一日が終わることを知るというのは趣きのあることではないでしょうか。そしてその音には未来への希望が込められているのです。

 聖書にはこのような神様(主)のことばの記述があります。

わたし自身、あなたがたのために立てている計画をよく知っている──主のことば──。それはわざわいではなく平安を与える計画であり、あなたがたに将来と希望を与えるためのものだ。

【エレミヤ書 29章11節】

聖書 新改訳2017

 聖書には私たちに希望を与えてくれることばが満ちています。
あなたへの神様の愛は絶対に消えることがありません。このことに気がついたとき自然と希望が見えてくることでしょう。
ぜひ聖書を開いて読んでみてください。

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どうぞご覧になってください。

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