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勇気とスキルで現状変化③自己対話(セルフトーク)

前回の「勇気とスキルで現状変化②」では、
・変化に備える
・「それで良い」と自分に伝える

をお伝えしました。

今回も、"現状を変化させるためのスキル"をお伝えしていきます。

自己対話(セルフトーク)

自分自身の現状に異議を唱えたり、変化を促す行動をとると、ホメオスタシスのフィードバック(↓の記事を参照)を呼び起こすことがありますので、この反応を和らげるために"やさしい自己対話(セルフトーク)"を心掛けましょう。

自己対話(セルフトーク)をする際のポイントは、自己否定、自己批判、自傷行為を生むような言葉を使わないようにすることです。

良い自己対話(セルフトーク)ができると、自分のインテリジェンスやクリエイティビティが促進して感情的な思考が抑制されます。

例えば、「このまま何も変化しなかったらどうなる?」と自分に問うことによって、それについての反対意見を自然に引き出すことができるというわけです。もちろん、あまり自分自身を追い込まないように注意しましょう。

エモーショナルインテリジェンス(EI:感情的知性)

現在の自分と大きく掛け離れた変化を望む場合はとくに、自分自身が変化の必要性を認めることや、それに因んだ考えを整理できるように余地を与える必要があります。

それはつまり、自己認識を行動に反映し、自分の無意識的なサインにも注意を払うということです。また、自分に対しての敬意は防衛心を、ユーモアは緊張を和らげるということを覚えておきましょう。

様々な自分の意見に共感し、敬意と理解を示しながら、変化を促す思考や行動をおこなうと良いでしょう。

過去は関係ない

G. K. チェスタトンは、著書The Thingの中で、「現状に異論を唱えたければ、過去を把握せよ」という教訓を伝えていますが、それは少し古い考え方です。

現代では、変化を促すのに"過去は関係ない"というのがセオリーとなっています。

例えば、"どうしてもインド旅行に行きたい"場合、過去にどの国へ旅行に行ったのか?過去にどのように生きてきたのか?などは一切関係ないのと同じです。

行きたいなら行けばいいのですし、変わりたいなら変わっていいのです。そこに過去は関係ありませんし、むしろ過去が障壁となる場合が多いということを認識しておくと良いでしょう。

失敗したら「自分らしくない」で終える

新たな考えや行動をおこなう場合、予期せぬ出来事や状況を体験することがあります。一般的にはそれを"失敗"というのかもしれませんが、"変化をしている証拠だから成功"と言うこともできます。

人間の脳は、成功したことよりも失敗の方を優先的に記憶する特徴があります。それは、太古の昔にもしも毒がある木の実を食べてお腹が痛くなった場合、その体験を忘れないようにするような脳機能が残っているからです。

その機能は、現代の人間にとって邪魔になることが多いのです。夜な夜な「今日は失敗した」とか「あの時こうしてれば」と、レーシング思考をする人は要注意です。

変化をしたいのであれば、もし「しまったー!」と瞬間的に思っても、すぐに「これは自分らしくない、次はもっと良くなる」と自分自身に伝えましょう。

つづく

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