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勇気とスキルで現状変化④常に変化を望む

前回の「勇気とスキルで現状変化③」では、
・自己対話(セルフトーク)
・エモーショナルインテリジェンス(EI:感情的知性)
・過去は関係ない
・失敗したら「自分らしくない」で終える

をお伝えしました。

最終回の今回も、"現状を変化させるためのスキル"をお伝えしていきます。

常に変化を望む

どのような環境、状況、方向性、たとえ現状が安定していたとしても、より良い変化を意識して、思考や行動をおこなうようにしましょう。

上記の内容は、理屈でわかっていても自分自身に原則として組み込んでいる人は少ないはずです。

トーマス・クーンは、著書The Structure of Scientific Revolutions(邦訳『科学革命の構造』)の中で、「科学を進歩の本質は破壊的である」と述べています。

より良い変化をし続けるには、現在の状況だけでなく、現在のルールや優先順位をも覆す感覚を持つことです。

たとえ現状のあなたの分析や選択が正しいと思ったとしても、
「本当にそれで良いのか?」
「もっと良い方法はないか?」
「それそのものを変えたら?」
感情的になって自分自身とケンカをしないように、色々な視点で思考を続けるトレーニングをしてみましょう。

ポイントは、「常に自分には新たなアイデアを生み出すことができる」と信じることです。

エフィカシーの定義

自分を変化させることが苦手な人は、他者と自分を比較して劣等感を持ってしまったり、他者から何かを言われて動揺してしまうことが多いかもしれません。

その理由を認知科学では、エフィカシー(自己評価)が低いためだと考えます。ここで言うエフィカシーの定義は、"自分のゴール達成能力に対する自己評価"です。

自分が「こうなりたい」「このように変化する」と決断をしたのなら、それに対して「私は必ずそれを達成する」と、強く断言できなければおかしいのです。

エフィカシーの高い人は、他者を見ても劣等感を感じませんし、簡単にはブレません。

しかも、エフィカシーは自己 評価ですから、高くも低くも自分で勝手に操ることができるものです。

また、人と比較してエフィカシーが下がるという人や、自分の思考や行動について他者に何かを言われて動揺する人は、現在おこなっている思考や行動が"本当にやりたいこと"でない場合があります。

データと思い込みを活用する

データには、客観性やリスクを取り除く力があります。また、データの量や質は説得力にも繋がります。

自分自身を変化させるには、自分自身が納得し、その変化を現実的に望むよう方向づける必要があります。

目的の変化について現存する明確な事例がある場合(ダイエットなど)は、それについての様々なデータをなるべく多く収集しましょう。

まだ見たことのない景色や世界のデータはどこにもありませんので、自分自身で作成するしかありません。その場合、五感と言語をフル活用すれば良いのです。

五感とは、視覚(見る)、聴覚(聴く)、味覚(味わう)、嗅覚(嗅ぐ)、触覚(皮膚で感じる)のことです。それに言語を合わせて、新しいデータを作成してみましょう。

例えば、
自分の望む変化した先の景色(視覚)
その場の音(聴覚)
どんなものを食べているか(味覚)
立っているのか、歩いているのか(触覚)
その時どのような会話をしているか(言語)

などです。

人間の脳は面白いことに、強くイメージできればできるほど、それを現実と感じられます。つまり、まだ存在しないデータを作成することも可能なのです。

おわりに

変化についてのスキルは、まだまだたくさん存在しますが、お伝えしたスキルはどれも強力なものなので、くれぐれも"悪用は厳禁"です。

悪用か善用かの指標としては、変化した先で"多くの人が喜んでいること"がポイントなります。もしも、自分しか喜んでいない変化をイメージしている場合は、今一度その変化についてよく考えてみてください。

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