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高い地位につく人、クリエイティブな人の特徴

高い地位につく人の特徴

"高い地位につく人"は、前回お伝えした"将来性のある人"と違い、他人へ対する影響力が大きくなります。
とにかく社会的に良いポジションに居て、皆から慕われ尊敬されやすい人かどうかということになります。

お調子乗りはノリノリ

お調子者というのをポジティブな言葉で言い換えれば「ひょうきん者」「ユーモラスな人」「お茶目な人」となります。どの言葉も親しみやすくて面白いという印象があります。
実際に、お調子者で自信過剰な人ほど、出世の階段を登りやすいことがわかっています。

カリフォルニア大学の調査
根拠のない自信を持つ人は、高い社会的地位を得ていることが多く、実際の能力は関係ないそうです。もちろん、他人からも尊敬をされるとのことです。

サイコパスは高い地位につく?

近年の研究では、サイコパスには2パターンあるということがわかっています。

一次的サイコパス:大胆で恐れ知らず。何があろうと自分を曲げず、悪い結果に恐怖しない。ストレスに耐性があり、人から頼られたり、支持をされている。

二次的サイコパス:自己中、強欲、セルフコントロールができず利己的かつ衝動的なので、他人のことを考えずに衝動のまま行動する。人からは「面倒なやつだから近寄らないほうがいい」と言われたりする。

サイコパスは自己中で薄情な性質を持ちます。しかし、うまく社会に合致すれば、高い地位につく可能性があります。

心理学者ケビン・ダットンの調査
サイコパスはCEO、弁護士、芸能人、外科医に多い。看護師、セラピスト、アーティストなどにはサイコパスが少ないという結果があります。
サイコパスは自信家、冷淡、口がうまい、無責任などの特徴があるため、サイコパスの術中にハマっていなければスクリーニングは難しくありません。

有能そうな顔写真

多くの人は写真を見るだけで、直感的にその人が高い地位につくかどうかをスクリーニングできてしまいます。

プリンストン大学の実験
写真を見て「有能そうだ」とスクリーニングされた政治家ほど当選率が高く、的中率は70%ほどでした。
しかし、"有能そうだから本当に有能"ということではありません。
顔が有能そうだと、多くの人が支持をするので高い地位につきやすいということです。

クリエイティブな人の特徴

アイデアマンは問題解決も得意

クリエイティブな人は、その発想力で問題も解決します。そのような人の近くに居るだけでも自分のクリエイティビティがアップするという研究結果もあります。

まわりくどいはクリエイティブ

うまく皮肉を言うには、クリエイティビティが重要になるのは言うまでもありません。スピーディにまわりくどい表現で相手に意味を伝えるには高いIQも必要なので、結果的にひらめきに必要な脳の神経回路も活性化するのです。
ひねりのない嫌味はただの誹謗中傷です。うまい皮肉は、表の言葉と裏の意味を持たせなくてはならないため、話し手も受け手も脳を使う必要があるのです。
良いアイデアを出したいときは、軽く皮肉っぽい冗談を考えてみるのもいいかもしれません。

クリエイターは遅刻がち

よく遅刻する人は厄介者と思われてしまいますが、実は、遅刻が多い人ほどクリエイティビティが高いことが証明されています。
「タイプBパーソナリティ」という言葉があります。「タイプAパーソナリティ」は競争が好きでせっかちなのに対し、タイプBはポジティブでのんびり屋さんです。どちらのタイプも長所短所があります。

不安とクリエイティビティ

クリエイティビティが高い人はのんびりすることは大得意ですが、心配性でもあります。

ロンドン大学の実験
不安になりやすい人とクリエイティビティの関係を調べたところ、人は心配性のほうが良いアイデアを生み出す確率が高かったという結果が出ました。
なぜかというと、人は心配のために使う脳のエリアが、クリエイティビティと繋がっているからです。
とはいえ、クリエイティビティが高い人は、不安になると想像を絶するほどの不安を頭の中でクリエイトします。
クリエイティビティの高い人はリラックス上手なのですが、よほどの訓練を受けた人でない限り、トラブルに対しては深刻に考えすぎてしまう傾向があります。
普段はのんびりしているのに、トラブルに対して強い創造力を働かせる人は、もしかしたらクリエイティビティが高い可能性があります。

クリエイターは気が散りやすい

ふとした時の雑音など、些細な事によって気が散ってしまう人はクリエイティビティが高い傾向があります。

ノースウエスタン大学の実験
クリエイティビティが高い人の脳は、普通の人よりも脳のRAS(網様体賦活系)機能が弱いことがわかりました。
RASは、様々な情報から自分にとって重要ものだけを絞り込むフィルター機能です。人が多い町中でも相手の声を聞き取れるのは、そのフィルター機能が働いているからです。
この能力が低い人をイメージすると、人が多い所だとやや粗いフィルターの目に様々な情報が入りすぎてしまい、自分にとって重要な情報の邪魔をしてしまいます。
結果として、クリエイティビティが高い人ほど注意散漫に見えてしまうのです。

型破りな人はクリエイター気質

行動経済学者ダン・アリエリーの実験
人間が新しいアイデアを生み出すには、基本的にルールを破る必要があるので、クリエイティビティが高い人ほどルールを破ったり無視しする傾向があるようです。
ただし、あまりに度が過ぎてしまうと、モラルハザードを起こしてしまうので注意が必要です。

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