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好かれる人になる "ブレインハッキング" 記憶に残るメッセージテクニックとダークサイド

今回は、人に好かれること、記憶に残る人、に重点を置いて、心理学、認知科学のテクニックをまとめました。

とても効果的なテクニックなので、ご紹介したものを、自分なりにアレンジしてぜひ活用してみて下さい。

メッセージは速度と頻度

「今日も楽しかったね。ありがとう。また行こう!」

これは遊びに行った後に送られてきた、とてもシンプルな文章のSNSメッセージです。どのような人でも、こんなメッセージを送ったことがあると思います。

送らないよりは送った方が、確実に相手への印象が良くなり、記憶にも残るとは思いますが、それを研究データと併せるとさらに効果的に活用できるのです。

エビングハウスの忘却曲線

心理学者ヘルマン・エビングハウスは、人の記憶は聞いた直後を100%として、20分後には約半分(42%)を忘れ、その後も時間とともに緩やかに忘却していくと主張しました。

じつは、人間の脳の短期記憶能力はそんなものです。だからこそ暗記など長期記憶化をする時には、繰り返しおぼえようと努めるのです。

ラッセルの復習曲線

教育心理学者のP・ラッセルは、忘却曲線の20分に近い段階で復習をすれば忘れにくくなり、その後1日、1週間、1ヶ月というタイミングで繰り返し記憶を残していけば、最終的にその記憶が長期化されてほぼ忘れなくなると言っています。

記憶にブレインハッキングする

これらを利用して相手に印象を残し、自分の存在を長期記憶化したいのであれば、相手とその場を別れてから20分以内にSNSなどのメッセージを送り、親密度によってはさらにその20分以内にメッセージと繰り返せば、あなたの印象は相手にどんどん長期記憶化されていくことでしょう。

しかも、長期記憶化させるという点のみを考えれば、メッセージの内容などはあまり関係がないのかもしれません。

テクニックのダークサイド

それはあくまでも、最初の段階であなたがその相手に好印象を残せたか?です。

いくらあなたが相手に長期記憶化されたいと思っていたとしても、相手が最初からあなたを好意的に思っていなければ、このテクニックを使えば使うほど相手から距離が離れていきます。

嫌いな相手からメッセージが頻繁に送られてくる事を想像すればわかるはずです。

以前スクリーニングのお話をした際にもお伝えしている通り、人間は一瞬(早ければ6秒ほど)で、相手を評価判断できてしまう能力があります。

それはお互いに同じです。けれど、自分が相手に好印象だからといって、必ず相手も自分に好印象を持っているとは限りません。

それを知るには相手の気持ちを知る能力、エンパシー(共感力)が重要です。

エンパシーを身に付けるには、「相手の気持ちになる」ことが基本です。もちろん何度も繰り返しトレーニングをすれば、そのエンパシーも成長していきます。

もしも"長期記憶化されたい"という相手が現れたら、一度相手の気持ちになってからメッセージを送るといいかもしれません。

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