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心とは、脳での情報処理現象についた名前です

人は心が傷つけられた時や、心配事、悩みを抱えている時、ストレスを受けて胸やお腹の筋肉が緊張して呼吸が浅くなります。

そうなると、血液の中の酸素が不足気味になり、それを補うために「ため息」が出るのです。

そんな時は、
「心を強く持とう」
「心に癒やしを」
「感謝の心が大切」
「変わらなくていい」
などとアドバイスを受けると思います。
しかし、それらのアドバイスは少し無責任かもしれません。

なぜなら、心には固定的な実体が存在していないからです。心とは、脳で行われている情報処理現象についた名称なのです。

さらに言うと、悲しみ、後悔などのあらゆる情動は、過去の結果を表したものです。

量子力学、エンタングルメントの時代ではありますが、まだタイムマシーンで過去に戻る事はできません。

過去という取り戻せない事象にこだわる事に、あなたの貴重な人生の時間を費やす価値があるのでしょうか?

私自身は、心という言葉がある以上、心は無いものとは考えていません。あると思う人の頭の中に心はあります。しかし、無理やりにつらく思い込む必要は無いと考えているのです。

先述にあるアドバイスは、相手を多少元気づけるための言葉であり、罵詈雑言よりもましというレベルです。ただし、それによって何かが解決するわけではありません。

本当につらい時には、慰めや元気づけではなく、本質的な改善策や実践的で技術的な取り組みが必要なのです。

「こうしていれば良かった」
「あの時、○○と言えば」など、

過去の反芻や反省をする事に意味があるとすれば、それはその過去と全く同じ状況を100%再現できればの話です。おそらくそれは、現実的に難しいと思います。

ですから、後ろを振り返るのではなく、前を向き、自分の現在の状況を適切に認識して最善を尽くしていく事こそが、ため息をつかない充実した人生を生きていくために必要であると考えられるのです。

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