先輩の退職によせて

※もう先輩はとっくに退職していて、わたしは入社して1年8ヶ月も経ってしまったけど、下書きに眠っていた当時の思いのまま、原文ママで残しておきます。


弊社の大好きな先輩が退職する。気持ちの整理のために、つらつらと。

入社してまだ10ヶ月やそこらですが、先輩がいなければ、とっくに心が折れていました。

それくらい、書ききれないくらいのいろんな思い出がありました。

入社初日に飲みに誘ってくれるような破天荒さもありつつ、「孫みたいなもんだから仕事以外のことでもなんでも相談してね」と言ってくれて、文字通り受け取ってしまったわたしのしょうもない相談や愚痴にも真剣に向き合ってくれて、なんでも褒めてくれて、こんな新卒のポンコツいても困るだろうに「仕事一緒だとやりやすい」とまで言ってくれて。おかげさまで、理不尽や面倒事も乗り越えられてきました。

だからこそ、辞めるって聞いたときにはほんとうに後を追おうかと思ったけれど。
わたしとちがって先輩はちゃんと未来を見据えていて、すてきな夢があって、そのために決断した、と語ってくれて。

いくつになっても、夢を持っている人はこんなにもかっこいいんだ、とはじめて知りました。

これからの人生も、死ぬときも、自分の人生を振り返ったとき、間違いなく「ああこの人と出会えてよかったな」と思うような人です。知識も技術も豊富なのに決して驕らず怒らず優しく適度にゆるくおもしろい人。
本当に尊敬しています。こんな人になりたい。1年ズレていたら出会うこともなかったと思うと、つくづく人生はタイミングなんだな、と感じます。

思い出としてパッケージしてしまうにはまだ早くて、明日から隣の席に先輩が座ることはないなんて受け入れられなくて、全然心の整理もつかなくて、ぼろぼろ泣きながらこれを書いているけれど、

本当にありがとうございました。
自分らしく頑張ることが、恩返しになればいいなと思いながら。

よい旅を。またどこかで。


p.s. 先輩が「夢があるのは本当だけど、あるとき突然、なんの説明もなしに給料が大幅にカットされていて耐えられなくなったのも本当。辞めたくなかったけど、自分にも生活があるからね」と言っていて心がキューーーーッってなってしまった つらい

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