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ジブン的、スルッとKANSAI電車・バスまつり車両レポート@奈良

久しぶりのバスごとです。

今回は、6月に奈良の平城宮跡であった「スルッとKANSAI電車・バスまつり」に登場した車両についてのレポートです。

いつかレポート書くって言ってましたからね、ジブン。遅いですよもう。
全社、そしてイベントの全容は把握しきれてないです、すいません。
全容については下記のマガジンをご参照下さい。
ジブンが行っていない所についても書かれています。



路線バス(一部)~レトロタイプがアツかった~

[奈良交通]いすゞ・BXD30_C#70

今年は久々の奈良開催。
そんな中、スルッとKANSAI加盟社の奈良県代表的存在の奈良交通が連接バスの「イエローライナー華連」と共に持ち寄ったのが、このボンネット車。
五条→奈良総合→橿原→葛城→廃車→奈良観光→奈良と転属を繰り返し、登録番号は3回つけ代わった、古きよき時代の生き証人。
ずっと行列が出来ていました。
ちなみに見切れているこの隣部には神戸市が持ち寄ったもう一つのいすゞボンネットバスも。

[エヌシーバス]三菱・ローザ_C#54

奈良交通のローカル地域担当、エヌシーバスが持ち寄ったのが、狭隘路線用に生まれ、平群へぐりエリアに時々出没するというこちらのローザ。
ポイントは会社発足時に、奈良交通の鹿マークとは別に作った「バンビマーク」を入れ直した所。

案内ボード

[江若交通]三菱・エアロスター_C#601

京阪グループで、滋賀県エリアを担当する江若こうじゃく交通は、復刻カラーのエアロスターを出展。
往年の「FUSO」エンブレムが決まっています。
…なんでしょう。前世がどこの所属か分かっちゃいそうな気が…今回の物販ブースだけに出てた神奈川のあそこの…

[三重交通]いすゞ・キュービック_社番1211

三重県最大手の同社が持ち寄ったのが、このキュービックリーフサス車。
前面にはかつての導入車につけられていた「SANCO」マークが輝きます。

同車は車内見学もOK。
う~ん、緑の日除けが渋いッス。

[南海バス]日野・ブルーリボンⅡ_C#250

大阪府の南部がサービスエリアの同社は、天然ガス仕様のブルーリボンⅡで出展。
これは今時どんどん懐かしくなってますからね。

[近鉄バス]日野・ブルーリボン_社番6956

その名の如く、近鉄の沿線を主に担当する同社は、2019年の近鉄バス20周年を記念して登場させた、旧近鉄自動車局の復刻カラーバス。
ちなみに同社、前回2019年の京都のバスまつりにはオープントップ仕様のエアロキングを持ち寄っていました。
ポイントはドア部の「出口」「入口」ステッカーを往時風に日本語オンリーの仕様に張り替え、しれっとサボ枠まで再現した所。
さらに前面には「ワンマン」の文字まで…
バスまつり限定の、特別な姿を見せてくれました。

(同型車によるイメージ画像)

ちなみにこちらは普段の姿。
…ちょっと分かりにくいか。

その他

(同型車によるイメージ画像)

大阪シティバスは、Osaka Metro Groupになった(最初は交通局と労働組合の出資だった)後、本格導入が始まった新デザインのいすゞ・エルガ。
車内の床面グラデーションがポイント。

(実際の展示車両から)

また、公営組では伊丹市高槻市、神戸市
元公営組はエーティーサービス(尼崎市、正式名称度忘れしちゃったんです、すいません)
民営からは京阪京都交通のファン向けツアーでお馴染み、前後扉エアロスター。
神姫バスはブルーリボン連接バス「Port Loop」を出展していました。

とまぁ、路線バス部門はおしまい。
次は高速・観光バス部門です。


≪第2章≫高速・観光バス(一部)~大阪空港交通、最後の出展~

[大阪空港交通(当時)]日産ディーゼル・スペースアロー_C#2681

イベント後の7月1日より、「阪急観光バス」へ改名して消滅した同社が持ち込んだのは、「AIRPORT LIMOUSINE」カラーの西工スペースアロー。
もう最近はエアロエースとジェイバス軍団に押されてましたからね。シェアが。
中には入れませんでしたが、少しだけ細部写真を。

印象的なフロントフェイス。
もう二度と見られない「大阪空港交通」の標記。
奈良の日差しを浴びて輝く「AIRPORT LIMOUSINE」マーク。

[淡路交通]いすゞ・ガーラ_C#5398

兵庫県淡路島からやってきた同社。
高速バスでお馴染みのガーラを持ち寄っていました。

(同型車によるイメージ画像)

影のかぶりがないものはこっち。
後部、銀のガーニッシュと側面に入る「www.awaji-kotsu.co.jp」の標記が個人的ツボ。

[和歌山バス]日野・セレガ_C#412

南海グループで和歌山県を担当する同社は、乗合・貸切兼用のジェイバスセレガで出展。
初期型ならではのフロントフェイスがポイント。

[阪神バス]三菱・エアロクィーン_社番600

阪急阪神東宝グループで、阪神電鉄エリアを主に担当する同社が持ち寄ったのが、今年のバスまつり唯一となるエアロクィーン。
フヘヘ…ジブン、猛烈に感動したっす!
なんたってジブンはスーパーハイデッカーが、そしてエアロクィーンが大好き。
小説にまでエアロクィーンを出した程でして。(詳しくは「クワットルフォリア トマ」で検索)
前回は両備ホールディングス(今回は出展なし)が超豪華な「ドリームスリーパー」を持ち寄っていただけに、今回もエアロクィーン登場を期待していた訳です。
そして待ちに待ったこの600号車。
中に入れないのは残念でしたが、夜行仕様ということで、外から様子をなんとか伺ったのでした。

[山陽バス]いすゞ・ガーラ_社番7522V

兵庫県から参戦した同社は、特定扱いとなり、営業運行には出てこなくなったガーラ2000。
バスまつり唯一のガーラ2000でしたからね、目立ってましたよ。

その他(文字だけでダイジェスト)

関西空港交通はジェイバスセレガ。
東京オリンピック時の輸送プロジェクトにも参戦した一台。
阪急バスはジェイバスセレガ夜行仕様。
同社も7月1日から高速バスを大阪空港交通へ移管したので、次は路線車か。
仮眠室を公開、多くの客を集めていました。
西日本ジェイアールバスは、プレミアムドリーム仕様のエアロキング!
車内を解放したので、会場内には常に長蛇の列が出来ていました。
本四海峡バスは17エアロエース。
これでなんと、明石海峡大橋を渡るメンバーが揃った気がします。

高速・観光バスはここまで。


≪第3章≫"裏"バスまつり~シャトルバス乗り場で、スルッとKANSAI非加盟社が~

バスまつりの会場の近くにあったシャトルバス乗り場には観光バスの駐車場が。
そこには、こんな車両が。

[ヤサカ観光バス]いすゞ・ガーラ_C#2546

京都を拠点に営業する同社。
この日はガーラが1台駐車場に停まっていました。

[大十バス]日産ディーゼル・RM_C#131

和歌山県で営業する同社から、レアな中型車が登場。
よく分かりにくいですが、これも路線仕様でした。

他には滋賀県から滋賀中央観光バスが大所帯を持ってきていたものの、写真には収められず。


≪第4章≫バスまつり前夜祭+後夜祭~奈良交通のシャトルバス軍団~

今回は約1ヶ月後、惨事の舞台として全国にその名が知れ渡る事となった大和西大寺駅からシャトルバスが運行。
全便を奈良交通が担当しました。
そのラインナップをご紹介。

C#1238(10号車)
C#1240(8号車)
C#1239(9号車)

[奈良営業所]いすゞ・エルガ_C#1240~1238

最新のエルガが登場。
ノンステップということで、バリアフリーな輸送に一役かっていました。
ジブンは1239番に乗車したのでした。

[北大和営業所]日野・ブルーリボン_C#580

そしてファンのツボを強力に押してくれたのが、この3扉ブルーリボン。
…って、大分数を減らしてるんじゃなかったんすか!!!!
なんか今年には全廃されてるとか言う証言もあった気が…しかも大和西大寺って言うよりはこれ、学園前がメインフィールドの…!
…フヘヘ、感動するッス、奈良交通さん。
ファンのツボにクリティカルヒットをくらわすこの采配。
ジブンもこの580号車に乗車。
前扉から乗車し、終点の駅では中扉から降りたのでした。
無論、後ろの扉も降車用として終点で解放。
3扉車のバリューを存分に生かしてくれました。

この他、シャトルバスにはいすゞ・キュービックのワンステップ車も登場。
会場ではボンネットと連節バスで、シャトルバスでは3扉と新車で、ファンのツボにクリティカルヒットを連発した奈良交通でした。


以上、「ジブン的、スルッとKANSAI電車・バスまつり車両レポート」でした。
ご覧いただき、ありがとうございました!


参考文献

  • 「バスグラフィック Vol.31」43p・62p・64p、ネコ・パブリッシング、2017年6月29日発行、ISBN978-4-7770-2094-2(BXD70の経歴の部分、所属営業所など)

  • 「バスマガジン vol.86」63p-67p、講談社・講談社ビーシー、2017年11月27日発行、ISBN978-4-06-366744-8(三重交通のキュービックについて)

  • 「バスマガジン vol.99」20p-23p、講談社・講談社ビーシー、2020年1月27日発行、ISBN978-4-06-519086-9(3扉車の話)




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