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トマさんの31日間noteにバスを上げるチャレンジ#19「新方式初採用の巻」

   もうちょっとで終わりか、これ。
最近はもっぱら通勤電車の中でこれを書いています。
読みやすくシンプルにまとめた(書くこと少なくなった)つもりです。
実在ものを取り上げたい気持ちもあるのですが、架空ものに傾倒し続ける日々です。
だって架空の方が自由なんだもの、色々と(ツッコミ


「勝急バス 5974号車」

    #3でも出した荒岩あらいわ県の私鉄系バス会社に所属するこの三菱ふそう・エアロクィーンが今日の主役。

   本車の概要は2019年に登場した最新の高速車です。
乗客定員27人の夜行バス仕様で竣工し、この年からはフェイスリフトを施されています。

   所属は夜行バスや昼行高速バスを広く受け持つ勝音第一営業所。
主に東京や大阪への夜行バス・また長距離の昼行便などで幅広く活躍しています。

   同車最大の特徴が車両の後部にトイレ及び乗務員仮眠室を装備した点。
これは一般的には床下にこの2点を装備してしまう夜行バス界では珍しい方式で、この裏には勝急バス技術陣の努力がありました。

  きっかけは2015年頃、会社に「夜行バス乗車時、床下のトイレに行く階段で転んでしまいそうになり、危ない思いをした」という投書が来たこと。
当初は床下に通じる階段の辺りにライトを設置して対応していたものの、今度は「ライトが気になって眠れない」と別の投書が来てしまいました。

   悩んだ勝急バスのお客様サービス向上チームは2016年頃、「トイレを後部に移せば、やたらと階段で転ぶ事が減っていいだろう」とトイレの移設を決定。
技術陣に話を持ちかて開発に乗り出すも「今の車両構造では確かにトイレを設置できるが、トイレと繋がった乗務員仮眠室はどうするのか」という点で挫折。
  悩みに悩みぬいた末に同社が発明したのが、「トイレを横2区画分使って設置し、残りの1区画に仮眠室を設ける。仮眠室のドアは折り畳み式にしてトイレのドアと干渉しないようにする」という方式。
メーカーに持ち寄って研究を進め、さらに法規に違反しないかの確認を進めて約3年。
2019年にこの新方式で登場したのが本車なのです。

   登場後は乗務員や客からのクレームも減少。さらに床下の荷物スペースを広く使えるという利点も生まれました。


あとがき

    今日はこの通り、新方式を初めて備えて生まれた高速車をご紹介しました。
さぁ、今日も頑張ります!
では。…今、書いてる所に鳩が入り込んで…!あぁ、飛ばないで!!


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