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へそ天って (子犬育ての日々)

犬や猫がお腹を見せて仰向けに寝ることをへそ天という。
最近の言葉? 犬飼い猫飼いの人にはおなじみの言葉だ。
我が家の子犬さんが、じつはこれを多用する!
比較してはいけないんだけど、前に飼っていた犬がへそ天で寝ている姿は、実は見たことがない。
ツイッターなどでへそ天している子どもを見掛ける度に、それは子犬だからとか、よっぽど安心してるからとか、もっと地悪に言えば「警戒心なさ過ぎじゃん」くらいに思っていた。
ががが。

うちのニューわんこ10ヶ月半は、うちに来てすぐ、警戒してぷるぷる震えていた一時期を越えるとすぐ、お腹を出して寝るようになった。しかも最初の頃は私の膝やソファーの上、つまり目の前でコロンとへそ天して眠ってしまっていたのだ。これはちょっと感動してしまった。
この子ったら…そんなに安心してくれてるんだ。まだうちに来てほんのちょっとしか経っていないのに、もうそんなに私達に気を許してくれたんだね…。
しかしその後、へそ天ポーズは定番となり、主にケージの中で寝ている時に仰向けに、または斜めに前足を曲げたり、頭だけベッドから落ちたりしながらピンクのお腹を見せている。
私が外出しているときにリビングで犬を見た相方が「お決まりへそ天ポーズ」などという画像を家族LINEに送ってくることもしょっちゅうある。
ただ、面白いのはやはり「あ!へそ天!」と行ってスマホを向けると気配を察してパッと起きたりくるんと下を向いたりすること。
大人になってきたからか、さすがに犬として無防備過ぎる証拠写真を撮られたくないという事なのか。

何故この子はこんなにへそ天をするのか考えてみる。
もしかすると、生育環境のせいかもしれない、と思うのだ。
彼女はブリーダーさんのところで長く他の犬たちと一緒に育って来た。
先輩トイプードルに噛まれたこともあると言うし、子犬の頃、ヤンチャを他のワンコにとがめられた時に「降参!」の表明であるこのへそ天ポーズをして許されていたのかもしれない。
「降参!」でもあるし、子犬らしい「許して~」という甘えのポーズでもあったかもしれない。

冬の間、もこもこフワフワしたペットベッドに寝ながら四本の足を宙に突き出してへそ天していた時は新種の生き物みたいで面白かった。
最近、温かいせいかペットベッドに入らずにトイレで寝ていたりする。
へそ天しているときは暑いとき、という説もあるので今後はひんやりベッドの導入などを考えていかないとかな~。

守りたいワンコの安眠。
今日も安心してお腹を出して寝ていいよ。
おやすみなさ~い。

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