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日経平均が下がった時の心構え

毎日、気になった日経新聞の記事を取り上げています。
本日は『日米株、マネー巻き戻し テスラ1割安/日経平均1285円下げ 「割高」テック起点に売り』(2024/07/26 朝刊)です。

気になった記事の要約

米国のハイテク株売りと円高の影響で、25日の日経平均株価が今年最大の下落率を記録しました。日経平均終値は前日比1285円(3%)安の3万7869円で、7月11日の史上最高値から10.3%(4354円)の下落となりました。株価の転換点は6月の米消費者物価指数(CPI)発表で、予想を下回る結果がインフレ鈍化を示し、利下げ観測が強まりました。

https://www.nikkei.com/article/DGKKZO82332000W4A720C2EA1000/

所見

日経平均が1,285円も下がると、持っている株や投信も値下がりしてしまい、いつ売ろうか考えてしまいがちです。


そんな時に冷静な判断ができる心構えを紹介します。


①短期ではなく長期でチャートを眺めてみる

新聞やニュースでは「過去9番目の下落率」などと煽るような記事が出ています。

これはあくまで瞬間最大風速の話です。


まずは風の流れを読むために、昨年からの日経平均の推移を見てみましょう。

日経平均:2023年7月26日-2024年7月25日

現在の水準は今年のはじめと比較してもまだまだ高いところにありますし、昨年の今頃は3万2千円台でした。


これをもとに自分なりに許容できる水準を決めておけば、日々の動きに一喜一憂しなくなるでしょう。


②「平均値」ではなく「平均からの差分」に注目する

平均値は多くの銘柄を混ぜ合わせたものですので、平均が下がっていても中には株価が上がっている銘柄もあります。


たとえばオービックは5.5%上昇しています。業績が好調のためです。

2024年7月25日の東証プライム上場銘柄で株価が上がった順

このようにしっかり結果を出している企業は日経平均が大幅に下がった日であっても評価されています。


みなさんがお持ちの銘柄の中にも日経平均の下げ率より低かったものもあるでしょう。


そうした銘柄の共通点を考えることで今後の投資指針のヒントになります。

本日も健やかな一日を過ごしましょう!

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