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うつ病休職に役立つお金の話③障害者手帳

こんちには、うつ病2年退職済み主婦のとむです。

うつ病になったら大切なお金の話をシリーズで書いています。今回は毎日、そして確定申告でも役立つ障害者手帳についてのお話です。

「え、自分は障害者なのか」と落ち込んでしまうかもしれませんが、お金の面でサービスを受けられるので、ここでは「せっかく使えるんだから利用しよう」ぐらいに軽く捉えてください。

初診日から6か月後に申請可能なので、うつ病が長引いてきたら考えましょう。

■障害者手帳とは

障害がある人が取得できる手帳のことで、持っていると生活に役立つ様々なサービスを受けることができます。うつ病の場合には「精神障害者保健福祉手帳」という種類を取得することになります。

障害者手帳には等級があり、うつ病の場合は2級か3級に審査によって分類されます。

■障害者手帳取得の条件とは

初診から6か月以上継続して症状が継続し、生活に支障が出ていることです。

■障害者手帳で何かお得になるか

自治体によって異なるケースもありますので、詳しくは申請の時にもらえる書類で確認してみてください。こちらでは私がお得だと思っている順番に選んで記載していきます。

①公共料金の割引サービス

東京都の場合、都営電鉄は無料!都営バスは半額で乗ることができます。

私は当初は一人で電車に乗るとパニック症状があったのですが、同伴者と一緒にいれば段々外出できるようになっていったので、とてもお得に移動することができます。

②所得税・住民税の障害者控除

確定申告の際に、障害者手帳を持っていると所得税が27万円分控除になります。思っているよりも多く還付されますので、忘れずに申告してください。

自分が所得がない場合でも、配偶者や扶養親族にも障害者控除は適用されますので、とてもお得な控除です。

※詳細は国税庁HP参照

また、住民税は前年の所得に応じて決まりますので、減免になる可能性があります。各自治体の課税課窓口に必ず行きましょう。

③映画が1,000円で見られる

1,800円もする映画がいつでも1,000円で見られるなんてとてもお得ですよね。オンラインで予約するときは障害者であることを選択するだけで、現地で手帳を見せてくださいと言われることもありません。

④美術館が無料や半額になる

国や自治体が営業している美術館は無料!

民間の美術館は半額!

私は特に森美術館の特別展示が好きなので、半額で利用できることがかなり大きかったです。


その他、相続税や贈与税、携帯電話料金の割引、NHK受信料免除など様々なサービルがありますので、ご自身で確認してみてください。

東京都の場合は東京都保健福祉局HP参照


■障害者手帳の申請方法

まず、初診日から6か月以上継続してうつ病が続いていることが前提です。

下記を各自治体の窓口に申請してください。面倒かもしれませんが、まずは申請書を窓口にもらいに行くことから始まります。

・障害者手帳申請書
・障害者手帳用の診断書
・本人の写真(縦4×横3cm)


審査期間を経て、等級が決定し交付される流れとなります。手続きは少し面倒ではありますが、上記のように享受できるサービスを考えれば、ちょっと勇気を出して動いてみる価値は十分にあります。

自分自身で申請や手続きが難しい場合には、家族に委任状を託して手続きをしてもらってもいいでしょう。


以上、本日はとってもお得なサービスを受けられる障害者手帳についてのお話でした。

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