見出し画像

自力で2級を獲得した④障害厚生年金のお話 概要編

こんにちは、うつ病歴2年退職済みの主婦とむです。

今日は、障害者が年金として国からお金を隔月で受け取ることができる障害年金についてです。

私は社労士委託なしで自力で障害厚生年金2級を獲得しています。診断時の病名は双極性感情障害でした。

今回は障害年金の概要についてお話し、次回自力で障害年金を獲得するために私が気を付けたポイントを記事にしたいと思います。

■障害厚生年金とは

厚生年金に加入している間に病気になった場合に、一定の条件を満たした人が受け取ることができる年金です。

「え、年金って65歳にならないともらえないのでは?」と年金という言葉に違和感を覚える方もいるかと思いますが、それは高齢者が受け取れる老齢年金とは異なり、障害者に対して受け取ることができる年金なのです。

条件を満たす場合には、遠慮なく申請しましょう。

■障害厚生年金の受給条件

1.初診日から1年6か月経過した時点(障害認定日)で障害があること
2.障害の状態であること
3.ちゃんと年金を納めていること(次のいずれかの条件を満たす)
(1)初診日のある前々月までに年金加入期間の2/3以上納めていること
(2)初診日に65歳未満で、初診日の前々月までの一年間保険料の未納がないこと
私はあやうく(2)に引っかかってしまったのですが、(1)を満たしていたので問題なく申請できました。

■障害厚生年金っていくらもらえるのか

年金事務所に判定される等級毎に支給される金額に大きな差があります。うつ病の場合には、2級か3級かが大きな分かれ道になります。

ちなみに私の場合は、障害厚生年金2級、年額150万円程受給、配偶者加算ありしています。

障害年金は障害基礎年金と障害厚生年金の2階建てになっています。

画像1

2等と3級に大きな差があることが分かっていただけたかと思います。

ここでは詳細の金額計算方法は省きます。報酬比例の年金額などの詳細を知りたい方は日本年金機構のHPを参照してください。

■障害厚生年金の申請方法

多くの書類が必要になりますので、障害年金2級を目指すために社労士に委託する人が多いようです。ただし、成果報酬をかなり取られるパターンがありますので、ご注意ください。

以下を管轄の年金事務所に提出します。

1.障害厚生年金申請用の医師の診断書
膨大な量の記載を医師に依頼することとなります。書いてもらうポイントは次回noteで記載したいと思います。

2.病歴・就労状況等申立書
こちらは自分で記載する病歴や現在の状況を記載する書類です。A3両面の内容で、うつ病が重く、思い出すのが辛い方は自分で書くには厳しい内容化もしれません。
元々コンサルをやっていたこともあり、書類の作り方見せ方には自信がありましたので、こちらも次回noteにポイントを記載したいと思います。

3.受信状況等証明書
初診と現在の病院が異なる場合には初診の病院で記載していただく必要があります。A4用紙1枚の簡単な書類です。

4.年金手帳
5.戸籍謄本
6.振込先金融機関の通帳等
7.印鑑

■審査~受領までの期間

約3~4か月の審査期間と振り込みは偶数月の15日になります。

私の場合は申請は12月下旬、受給決定翌2月下旬、初給付4月15日、遡りで10月分から支給というタイムラインでした。

期間はかかるものの、遡り支給がある点は安心ですよね。


以上、今回は障害厚生年金の概要についてのnoteでした。次回は受給のために私がどんなポイントに気を付けたのかについて細かく記載していきたいと思います。本には書いていないポイントも多いので、参考になればと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?