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へろへろと社会人1年目が終わった【社会人1年目振り返り:仕事編】

もう、へろへろです。社会人1年目が終わりました。
週に5日働くのがこんなに大変とは!やれやれ、つかれたつかれた。

一応、外資コンサルと呼ばれるところに新卒で入って、1年間働いた。
良かったことと、課題に感じたことを書きつつ振り返ります。

よかったこと

学生の頃から関わりたいと思っていた領域で働いて、お給料を貰えている

「気候変動に携わる仕事をしたい」と思って就活をして、ご縁があって今の会社のサステナビリティ関連の部署で働きはじめたのが一年前。

「サステナビリティ」と一口に言っても広く、気候変動、生物多様性、人権などさまざまなトピックがある。私はその中でも気候変動関連のことがやりたくて、社内でやりたいですと言い続け、発信し、今ではいくつかの気候変動のプロジェクトに入って仕事をしている。(私の会社は4-6人くらいのグループでそれぞれのお客さんにあたる体勢になっていて、1度に複数のプロジェクトを掛け持つことが多い。今は4,5個のプロジェクトに入っている。)

正直、気候変動を食い止めている実感とかはない。けれど、私自身がお金を稼ぐ手段として、少なくとも気候変動を推進する仕事はしていない、という自負はある。どちらかといえば、社会を私が望む方向に向かわせる仕事をしている、と思いながら働けているのは、精神衛生上よい。

気の合う人々が多い場所で働けている

会社の人は、わりとこう、穏やかでいて、仕事ができる人々が多い。冗談も言えるし、言葉遊びも出来るので楽しい。気が合う。
同時期に入った新卒の同期2人とは特に仲良くしてもらっていて、誕生日を祝い合ったり、休日にも何回か遊びに出掛けた。
あと、一緒に仕事をする機会の多い先輩も冗談を言い合える仲になって嬉しい。頭の回転が速くてぽんぽんと冗談を言い合える人、本当に好きです。

そして、嬉しいことに、私のまわりでは飲み会がほとんどない!
特に、私が入っているプロジェクトの人々は大体在宅勤務が好きな人々なので、まあ、ない。金曜夜も「良い週末を~」とチャットで送っておしまい。
忘年会シーズンはそれなりに飲み会もあって、やたらとセッティングをすることになったけれど、それくらいだ。(お陰で大手町-丸の内のいい感じのお店には詳しくなった。)
年が明けてからは、飲み会には1度しか行っていない。私は飲み会がとても苦手なので、本当にありがたかった。

課題に感じたこと

外資コンサルってこんな感じで良かったのかしら

この1年でコンサルとしての能力が身についたか?と問われると、正直「?」である。

「コンサル=上司からめちゃめちゃに詰められて鍛えられる」というイメージをしていたのだけど、全然そういうことはなかった。スライドとかグラフ作って、軽くだけレビューが入り、それをもとにぺらぺら喋ったり、先輩に喋ってもらったりして、おしまい。マネージャーからのフィードバックの時期も、特に改善点など告げられることもなかった。(しいて言えば、体力つけたほうがいいのでは、と言われたくらい。)

私のいるところがゴリゴリのコンサルというより、監査法人が主体だからということもあるのかもしれないけれど、誰かに何か駄目なところを指摘されるようなことも、詰められるようなこともなく、1年目が終わった。
「新卒なの?しっかりしてるねえ!」というのが一番言われた言葉だった気すらする。

今の会社で何か学んだ、というよりは、入社前の1年間働いていたインターン先で学んだことを駆使して1年が過ぎた、という感覚が強い。(その意味で、インターンをして本当によかった。元インターン先には心から感謝です。)
取り敢えず、今の会社で働く分にはこれでいいのだろうと思うのだけど、「この会社の外に出たときに果たして通用するのか?」と考えると、正直少し不安な気持ちが残る。

能動的に動くことがあんまりできなかった

つかれすぎていた!
人間、疲れていると「やろう!」という気持ちに中々ならない、なれない。能動性はほぼなくなっていた。

学生時代、私は割とフッ軽で色々なところに顔を出すタイプだったのだが、社会人になってからは、社内で開催されている種々のイベントには殆ど参加しなかった。
それと、土日はコンサルやサステナビリティについて勉強しよう!という気にもなれなかった。無理であった。

とはいえ経験上、頑張れないときは、無理してがんばらなくていいと思っている。
本当にやりたい、と思ったときに、そう思ったことに対してだけ力を割いていけたらと思う。

気候変動を止められている気はしないけれど、これでいいのか

今の仕事は、サステナビリティに関する企業の開示の支援(平たく言えば、「うちの会社はサステナビリティに関してこういう取り組みしてますよ」という内容を投資家等に対してレポート等にしてまとめることのお手伝い)が主で、具体的に気候変動への影響をとめるためにこういう取り組みをするべき、といったアドバイスを全面的にしているわけではない。

ので、正直、気候変動を止められている気はしていない。
それに、1年間で、気候変動に対する諦観を深めてしまった気がしてならない。日々の中でも、「まあ、そうは言っても…ね」と、諦めムードに入ってしまって、今まで気にしていた、例えばプラスチックの過剰包装といったことにも、あまり反応しなくなってしまっていた。

ビジネスと気候変動の交点に身を置いていることで、少しずつ変わろうとしている企業や社会を見て嬉しく思うときもある。けど、正直、それよりも「そんな表面的なことだけしても」とか、「やっぱり日本は欧州と比べて大分遅れてしまっているな」と、がっかりしてしまうことの方が多かった。

これからどうしたいか

願うらくは、より気候変動をおしとどめることに役立つ人になりたい

表面的なアドバイスに終始するのではなく、企業が気候変動を止めるための取り組みを、より推進できるコンサルタントになりたい。それは、簡単なことではないと思うけれど。

現状では、まだまだそのための知識も、経験も全然足りていないと感じる。ビジネスの基本的な知識も浅いし、気候変動と一口に言っても幅広く、私が知っているのはその一端に過ぎない。知っている一端ですら、深い知識を持っていると言える状態ではない。

また、仕事のやり方自体も、なんというかもう少し出来ることがある気がしている。世に溢れるコンサル指南本の中で、実行できていることは僅かに過ぎないように感じる。

自分で自分のために舵を切る

社会人になって、大学生の時以上に「もうここからは自分で舵を切っていくより他にないのだな」と強く感じるようになった。会社は私のお世話をしてくれるわけではない。何か得たいものがあるのならば、自分で動くしかない。

目指す姿になるために学びたいことを明らかにして、それを学んで、学んだことを実践していく。それを、淡々とやっていきたい。
くれぐれも、無理はしない範囲で。やりたい、と思えたときにやればいい。

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