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【Reyes BACKSTAGE】 U-18 街クラブ日本一への道 ①TownClubCUP2021全国大会前


TownClubCUP2021全国大会を迎えるまで、2021シーズンの歩みを簡単に記しておきたい。


<2021シーズン>


2021シーズンは2月にスタート。
それまでジュニアユースの担当をしていた私にとってはこれまでと違う学年で精神的、肉体的成熟度、選手数の違いなどから試行錯誤の毎日だった。


2021.3.31. 


4月上旬の遠征で全学年が揃い改めて選手たちにチーム目標を掲げた。


「クラブユース全国大会出場」と「K3昇格」である。


選手たちと共有した資料の一部


選手たちと共有した資料の一部


選手たちと共有した資料の一部



<クラブユース選手権関東大会>

早速、4月18日にクラブユース選手権の関東大会グループステージが開幕。
全勝でノックアウトステージに進み、初戦である5月16日のY.S.C.C.戦を3−1で勝利して、勝てば全国大会出場が決まる代表決定戦、5月30日の浦和レッズ戦へ。


2021.5.30. 浦和レッズ戦





ほとんどの時間を守備に奔走し後半35分まで0−0で耐えていたがCKから失点。何とか1点を奪いたかったが逆に追加点を許して0−2で敗戦。点差以上の力差を感じた試合だった。



翌週の6月8日に行われた9−11位代表決定戦ではザスパクサツ群馬と対戦したが、力が出しきれず同点で迎えたPK戦に敗れて1期生最後のクラブユース選手権は幕を閉じた。


2021.6.8. ザスパクサツ群馬戦


1期生の中には大学受験を見据えてクラブユースを最後にチームを離れることを事前に表明していた選手が何名もいた。

その選手たちが離れたことでチームは一変した。チームの雰囲気は暗くなり、トレーニングの強度は落ち、喪失感が漂い続ける苦しい時期を過ごした。


個人的にはレイエスで過ごしてきた11年の中で一番難しいと感じた時期だった。




<K4リーグ>

物足りなさを払拭できないまま7月11日にK4が開幕。途中コロナでの延期も挟んだが10月24日の最終戦を終え、全勝でリーグ1位となりK3参入戦出場の権利を掴むことができた。


2021.10.24. リーグ最終戦



<TownClubCUP関東大会>


クラブユース選手権ノックアウトステージの初戦に勝利した結果が反映される形でTownClubCUP関東大会はグループステージが免除され、ノックアウトステージからの参戦。11月14日のACミラン佐倉戦、11月21日のtonan前橋戦を勝利して2年連続の全国大会出場を決めることができた。


2021.11.24. TCC全国出場を決めた


出場の権利を得て間も無く全国大会に向けたメンバー登録があった。
登録数は30名。大会まではまだ1ヶ月以上。
怪我人の回復具合や最近の取り組みの様子を考慮し1ヶ月後を想像して決めなければならない難しさがあった。

一度決めた後にある選手の取り組みの様子に変化がみられたことを考慮し、メンバーを変更して登録リストを提出した経緯があった。
残念ながらその選手は本大会25名の帯同メンバーには入ることはできなかったが、選手の頑張りや変化には敏感に察知して成長に繋げたいと考えている。




<K3参入戦>


いよいよチーム目標の一つである「K3昇格」に向けた参入戦が近付いてきた。
いくつかのシチュエーションを想定し準備をしてきた。


・相手のカウンター対応
・リトリートした守備に対する攻撃
・退場あるいは怪我で一人少ない状況
・エース不在の状況
・残り時間がない中、シフトチェンジしての攻撃(高さ、速さ)
・セットプレー
・PK戦



これらに加え今まで積み重ねてきた攻撃における流れ、

・3−1での1列目のビルドアップ
・サイドチェンジからの前進
・クロスの入り方
・バイタルエリアでのテンポアップした突破

は共有できていた感触があった。また、昇格戦に向けた直前のTMでは、先制を許したところから逆転する展開を経験できたこともあり、良い準備が出来た手応えがあった。


2021.12.19. エスペランサSC戦
2021.12.19. エスペランサSC戦
2021.12.19. エスペランサSC戦



だが、勝てなかった。


対戦したエスペランサSCの守備を崩し切ることができなかった。
攻撃の回数やボールを持つ時間はこちらに分がある展開で、相手を押し込むような攻撃が長く続き、いつかは点が入るだろうと待ってしまい大きな変化をつけられないままに時間が進んでいった。

延長戦でも得点を奪えず、そうしたシチュエーションを想定し準備していた高さと速さは、その役割を担っていた選手のコンディション不良により発動することができずにスコアレスでPK戦へ。

先に相手が外したこともあり、その時点で勝った気になってしまった。
その空気感に直後のキッカーを変更すべきかとよぎったが、動けなかった。
2人のキッカーが連続して失敗。相手は連続してゴールし試合は終わった。



2021.12.19. エスペランサSC戦


試合後の選手たちの振り返りにもあったが、どこかで慢心していた部分があり、それに気付かずにこの試合に臨んでいた。
また、スコアを動かしに行く勇気と準備が足りていなかった。


2021シーズンに掲げたチーム目標を達成することができなかった。
選手は勿論、私もかなりのショックを受けていた。




そしてこの試合から一週間後に全国大会がはじまった。



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ご対戦いただきましたチーム関係者の皆様、大会関係者の皆様、応援いただきました皆様、誠に有難うございました。

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