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5月の川掃除 〜プチ自然観察会編〜

こんにちは。TTTのあさやまです。

今年から始めた月に一度の川掃除の5月編です。

月に一度ですが、今月はゴールデンウィークということもあり、2回川掃除を行いました。

今回は、親子連れ(大人1人、子供2人)とともに5人で行なった
2回目の川掃除について記録します。
※今月1回目の活動についてはコチラ↓

基本情報

日時:2022年5月8日(日) 14:00〜16:30
場所:東京都八王子市浅川 元横山1号河川敷広場
天気:曇り 気温:20℃(前月21℃)
人数:5人(大人3人、子供2人)

この日は6歳と4歳のお子様と一緒だったため、プチ自然観察会形式で実施
浅川周辺で見られる植物や生物などを子どもたちに紹介しつつ、川掃除をするという初めての試みに挑戦しました。

事前の確認と準備

前日までの確認事項として、まずトイレの場所を確認しました。
今回はメインの掃除エリアから少し遠い場所にトイレがあったので、事前にトイレを済ませておくように連絡。

当日の持ち物&服装としては、
・汚れてもいい/動きやすい服(長袖推奨)
・上着
・軍手
・休憩時の飲み物&おやつ
・掃除用アイテム(炭焼き用トング、マジックハンド、ボランティア袋20リットル/45リットル)
を用意しました。

ゴミ袋は用意すべき?

今回、TTTのあいだで悩んだのがゴミ袋の準備。
1人1袋(燃えるゴミ・燃えないゴミを分けるなら1人2袋)のゴミ袋を用意すべきか悩みました。

理由としては、
・ゴミを拾う(減らす)のに、ゴミを増やす行為にならないか?
・ゴミ袋を購入する場合、経済的な負担が発生してしまう

の2つが理由です。

しかし、子どもたちと一緒にゴミ拾いして分かったことは、「自分専用のゴミ袋を持ちたい」という気持ちがあること。
この気持ちをコントロールすることは難しく、ゴミ袋を子どもたちに持たせるかは、親御さんと相談して決めても良いかと思いました。

今回は親御さんが気を利かせて子どもたち用のゴミ袋を用意してくださいましたが、今後ゲストや協力者のゴミ袋をどこまで用意するかは課題です。
家に余っているゴミ袋を持ってきてもらう場合には、破れているものでも使えるように、今後は補強用のテープを準備しても良いかもしれないですね。

「川掃除 〜プチ自然観察会編〜」 スタート!

移動とスケジュール

移動とスケジュールはこのような感じ。
500mほどの範囲を1時間ほどかけて、ゆっくり移動しました。

①公園周辺エリア

子どもたちに「ゴミを見つけたら教えてね」と伝え、ゴミを拾いながら獣道けものみちの見方や見つけた植物、生物などをレクチャー。
てんとう虫などは、保育園などで馴染み深い生き物だったようで、たくさん興味を持ってくれました。
この時期は匂いのする植物もたくさん生えていました。

川辺で見られた匂いのする植物
・ハリエンジュ(ニセアカシア)
・グレープフルーツミント
・ヨモギ

ゴミとしては、スナック菓子などのプラスチック袋のほか、
サッカーボールなど
広場周辺ならではのものが放置されていました。

②水辺エリア

広場のすぐ横にため池があるため、そこも捜索。
ペットボトルで作った魚を捕まえる罠などが放置されていました。
水辺に浮かんだゴミなどはトングを使って収集
泥や水をきっちり出した方が重くならないので、きちんと乾かしてからゴミ袋へと入れました。

③休憩&自然観察エリア

40分ほどゴミ拾いした後は、河川敷に降りる階段で休憩。
梅を氷砂糖で漬け込んだ梅シロップと炭酸水で「梅サイダー」を振る舞いました。

休憩している時、「ケーンケーン」とキジの鳴き声が響いていたので、最後にキジを見つけに行くことに。

キジはどこにいるでしょう?正解は…↓
なんと、オスの他にメスのキジもいました!

キジを見つけたことで子どもたちのテンションMAX!
普段見慣れた風景でも、いろんな生き物がいることに感動してくれたようでした。

今後の川掃除に向けて

注意すべきこと

マジックハンドやトングなどは、汚れたゴミを直接触れないように拾えるだけでなく、「普段使わない道具を使ってみたい」という、子供たちの好奇心を揺さぶるナイスなアイテムでした。
しかし、トングの先端を持ち上げたり、振り回したりということがあったので、道具の扱い方のレクチャーは一番最初にすべきだと分かりました。

注意の仕方として「危ないよ」という声かけだけでなく、
・なぜ危ないのか?
・どうしたら危険を回避できるのか?

を具体的に話すことが子どもたちの理解度も深まるように感じました。

例えば、トングを持ち上げてしまったら、
「トングの先端が目に当たったら危ないよ」(なぜ危ないのか?)
「トングを持って歩くときは先端を下げて歩こうね」(どうしたら危険を回避できるのか?)
というような声かけの方が納得しやすいと感じました。

あったらいいなと思った道具

ゴミ袋を持つとどうしても片手を塞いでしまうため、足元がぐらつくような足場では不便だなと感じていました。
ゴミ袋を手に持たないようにするために、ベルトやカバンに引っ掛けられるカラビナなどがあると便利かもしれません。
今度試してみようかと思います。

最後に

今回参加してくれた子どもたちは、川や自然の楽しさに触れながら、ゴミがあることで自然へ悪影響を及ぼしてしまうことを肌感覚で知ってくれたようでした。
後日、親御さんからは、このような報告もいただきました。

今日、まったくおなじ河川敷近辺に用事があって行ったのですが、ゴミや植物、鳥を見つけるたびに、子どもたちが川でこう教えてくれたと報告してきました。本当に良い経験だったなと実感! その節はありがとうございました!

この話をいただいたとき、本当に嬉しかったです!

それと同時に、前日に行なった川掃除で、花火の残骸や雑誌、お酒の缶など、モラルを疑ってしまうようなゴミが多く見つかり、
このような考え方や行動を生み出さないためにも、自然観察会を合わせた川掃除はやっていくべきなのかな、と思いました。

前回の記事はコチラ↓


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