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【NYY #25】<祝!先発大谷直接対決>NYY攻略本発売決定!

本記事の内容の多くは先日放送致しましたヤンキースラジオの第6回放送にて取り上げております。
下記の通りアーカイブをYouTubeに掲載をしておりますので、是非ご視聴ください!(面白ければ👍及びチャンネル登録も大歓迎!)
エンゼルス戦パートは目次から直接飛べます!
相方:助手さん

現地5/31(日本時間6/1午前)よりヤンキースとエンゼルスの3連戦が始まります。
大谷翔平率いるエンゼルスがMLBトップの33勝15敗を誇るヤンキースと対決をすると言うことで、日本ではかなり注目をされているこのカード。

しかも最終戦の現地6/2(日本時間6/3午前)は大谷翔平が先発投手としてマウンドへも上がる予定です:

昨シーズンにも一度ヤンキース戦で登板をしているものの、0.2回7失点(2安打4四球)と大炎上をしてしまいましたので、リベンジ登板としても期待されている側面もありますね。
打者としては10打数3安打(全てHR)と申し分ない成績だったので、リベンジも何も無いかと思われます。笑

という訳で、あまりヤンキースを知らない方向けの「ヤンキース攻略本」が急遽発売決定!
これらのポイントを抑えれれば快勝でヒューストン "no one likes you"  アストロズからの首位奪還も夢じゃないでしょう!
今回はsneak peekとしてその一部を紹介します!

(多分実際に本屋の棚に並ぶことはないと思います。すみません)

Aaron Judgeとの勝負は全力回避

ご存知の方も多いかと思いますが、今季のジャッジはLAAでいうトラウトに近い成績を残しています。
本記事執筆時点では46試合で18HR(MLB ぶっちぎり1位)を放っており、脅威のシーズン61HRペースで進んでおります。
HRだけのOne Trick Ponyでもなく、打率/出塁率/長打率/OPS.309/.376/.669/1.045 fWAR 2.7とかなり総合力が高いスラッシュラインを残しています。
これを踏まえると去年後半の大谷くんの様に可能な限り敬遠をした方がいいかもしれません。というか今季既にCorey Seagerへ満塁敬遠をかましているマドン監督ならやり得ないですよね。

Gleyber Torresも要注意人物

シーズン成績が .243/.282/.457/.749 9HRとまずまずの成績に見えますが、ここ7試合で4HR、長打率は脅威の.714とかなり火を吹いています。
20-21年はかなり調子を落としたものの、2018年には大谷くんと新人王を争う鮮烈なデビューを果たし(結果3位)2019年も22歳で38HRを放っている紛れもない実力者です。

しかもかわいい。

Nestor Cortesの口髭には恐怖を抱いてください

日本では去年のこの対決が話題になりましたが、ワインドアップのタイミングやアームスロットを変えることで打者を惑わすことで有名なNestor Cortes Jr.投手。
彼は現地5/31の2戦目に先発予定です。

そんなCortesですが、実は今季の成績は以下の通り:

9試合先発
53.0回
防御率1.70(MLB 2位)
61奪三振(MLB 12位、AL 8位)
33被安打
12与四球
WHIP 0.85(MLB 3位, AL 2位)
bWAR 2.2 (MLB6位, AL3位)
fWAR 1.6(MLB5位, AL4位)
*5/30本記事執筆時点

昨シーズンもシーズン途中での昇格ながら22試合(うち14先発)で防御率2.90とローテの要として好投していましたが、今季は更にもう一段階覚醒し、今やヤンキースのエースのみならずCy Young賞の最有力候補にまで進化を遂げました。
未だ1試合で3失点以上をしたことがないので、打ち崩すの至難の技です。
個人的にはトラウトとの対戦が一番楽しみですが、前述の大谷との再戦も見どころですね。

他の先発2人も侮れない

1戦目先発予定のJordan Montgomery(Monty)は成績的には先発5番手ではあるものの9試合46.1回で防御率3.30と全く申し分ない成績です。
WHIPも1.06と先発投手としてはかなり低水準であり、その中でも与四球が8個のみ。

そして3戦目先発予定のJameson Taillonも9試合50.2回で防御率2.49、そしてMontyより更に脅威的なWHIP 1.01と与四球5(!?)となっています。
前述のCortesや大エースとして有名なGerrit Coleの影に潜んだ隠れエースですので、全く打てなくてもびっくりしないでください。

でも実は打線が穴だらけ

ここまでは「攻略方法紹介と見せかけて自チームの自慢ばかりやん」と思うかもしれませんが(バレた)、ここからは懸念要素(弱点)も。

今ヤンキースの最大の欠点は怪我と不調に掻き乱された超肉薄打線
前述のJudgeやGleyberは脅威となるものの、実はそれ以外はちょっとあれ?と思わせるラインアップが・・・

<開幕時の理想打線 vs. 今>

1. DJ LeMahieu(天才打者)絶不調
2. Aaron Judge(巨漢神)
3. Anthony Rizzo(超安定好打攻守)絶不調
4. Giancarlo Stanton(元MVP巨漢②)怪我→Miguel Andujar(積極打法
5. Josh Donaldson(元MVP熱男)怪我→Matt Carpenter(36歳再生案件
6. Joey Gallo(巨漢③)絶不調
7. Gleyber Torres(高ポテンシャル)
8. Isiah Kiner-Falefa(グラブファースト)不調
9. Kyle Higashioka(グラブファースト)絶不調
+Marwin Gonzalez そもそも打撃が
+Aaron Hicks 絶不調
+Jose Trevino キャッチャーにしては上出来すぎるが、やはり平均以下

よくよく見ると前述のJudgeとGleyber以外では打ててる選手が殆どいません。要所要所を回避できれば正直そこまで打線はつながらないと思います。

中継ぎも若干崩壊気味

最近怪我・不調が本当に多くて、中継ぎ陣についてもかなり厳しい状況です。
特に比較的若いブルペンの中から実績があるChapman/Loaisiga/Greenがこぞっと抜けてしまったのがかなりの痛手となってしまっています。

<開幕時のブルペン vs. 今>

CL Aroldis Chapman怪我
SU Jonathan Loaisiga怪我
SU Chad Green怪我(TJ手術、今季絶望)
RP Clay Holmes 4番手からクローザー昇格
RP Mike King シーズン序盤対比失速気味
RP Miguel Castro シーズン序盤対比失速気味
RP Wandy Peralta 防御率詐欺
RP Lucas Luetge 絶不調
RP Clarke Schmidt 好投継続も何故か飼い殺し気味
+RP Ron Marinaccio ルーキー
+RP David McKay 生涯防御率5.86
+RP Manny Banuelos 3年ぶりメジャー昇格

上記は悪いところだけ見せていますが、クローザー代行のHolmesは開幕戦で1失点のみして以降は23回連続無失点中の圧巻投球を魅せている他、全員高いポテンシャルを持つ選手が多いのは事実です。
エンゼルスの強力打線に打ちのめされても、圧倒的なパワーで抑えても、どちらでもびっくりしないSchrodinger's Bullpenだと思って頂ければと。

McKayは1回無失点、Banuelosは登板なし

まとめ:楽しいシリーズに期待しています!

エンゼルスもブルペンに不安があったり、打線が怪我で厚みが減ってたりと似たような状況に置かれているかと思いますが、ヤンキース同様依然とスターパワーが揃ったチームではあると思っております。
これだけ豪華なキャストのカードは早々巡り会えないと思いますので、期待をしても良いのではないでしょうか!

大谷翔平・トラウト・ウォード・シンダーガード 
vs. 
ジャッジ・
スタントンカーペンター・ドナルドソンアンデゥーハー・コルテス

ヤンキーススタジアムでお会いしましょう!

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