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おくすり袋、そして冬の入り口へ

こんにちは。
東杏印刷のメディカルオンラインショップ「いいすと」です。

唐突ですが、「値上げ」という言葉、どうお思いでしょうか?
個人的にはあまり好きではない言葉です。
食費、光熱費、家賃、通信費、などなど、収入が一定だと、どれも切り詰めなくてはなりません。

弊社としても、原材料や輸送費の高騰など、正面から向き合わなければならない課題は多々ありますが、お取引先やお客さまとの信頼関係を守りながら、真摯に対応していきたいところです。



さて今回は、「おくすり袋」を素材別に簡単に述べていきます。
「おくすり袋」は、業界では薬袋(やくたい)と呼ばれます。

紙製のおくすり袋

従来型の紙製おくすり袋は、低炭素を考慮した「紙化」の流れで改めて注目が集まっています。

飲み方などの「用法欄」を手書きするタイプ↓が主流でしたが、

最近では、薬局さまに設置されたプリンターで印字するタイプ↓の利用が増えています。


お子様向けや動物病院向けなど、デザイン重視の医院さま・薬局さまのニーズに応えられるのも、紙製の良いところ。

弊社では、↓こんな変わり種も。

使った後に工作ができる、お子さま向けの薬袋です。


ビニールのおくすり袋

お薬の内容が見やすいビニールのおくすり袋も、受け取ることが多くなってきたのではないでしょうか。
お店や家庭など、様々な場面で多用されるチャック付袋です。

当社で扱っているビニールのおくすり袋は低密度ポリエチレン製で、料理を包むラップと同じ素材です。

飲み方などの用法を記載した用紙を入れるポケットが内側についたタイプ↓も多く使われているのが、この業界ならではでしょうか。


最近段々と気温が下がり、冬の気配が強くなってきました。
このころになると思い出すのが「深冷の候」という季語です。
大気が冷たくなり寒さが深まってまいりました、という意味で、冬に吹く乾いた風は、個人的に新たな物事を始めるのにふさわしい、と感じるのです。

“値上げ”の風も吹く中ですが、「おくすり袋」メーカーとして55年の歴史を持つ東杏ブランドが愛されるよう、できることを徹底的にやる、その一言につきると思います。


ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
これからもよろしくお願いします。(飯嶋)

※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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