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【2022/11/4】嶋基宏コーチ、ヤクルト残留

2022年シーズン限りで引退したヤクルトの嶋基宏選手。

嶋といえばヤクルトではなく、楽天のイメージが強い。

あの全盛期マー君とバッテリーを組み、楽天を日本一に導いた司令塔。

「パリーグのキャッチャーといえば嶋」の時代が長かった気がする。

2020年に嶋が楽天からヤクルトに移籍した。

嶋が楽天で自由契約というニュースを見てどこの球団にいくのだろうと思ったらまさかのヤクルトが獲得。

あのレジェンド捕手がヤクルトにくる!やったー!そんな気分。

中村悠平がヤクルトの正捕手なので出番は少なかったが、ベンチメンバーとして若手をまとめて常にチームを鼓舞し続けた。

その結果ヤクルトは2021年に悲願の日本一を達成した。

選手の皆が口を揃えて言う。

「嶋さんのおかげ」

嶋がヤクルトに移籍した功績は大きかった。

ネット上では起用しないなら嶋を2軍へ落とせ!という声も見てきたが、一般的な選手と役割が違う。

嶋がいてくれたからこそヤクルトは優勝できたし、若手も成長した、ヤクルトファンとして心から思う。

そんな嶋の引退試合を先日見に行った。

試合前の引退会見では涙を流しながら家族との時間を大切にしたいと語っていた。

そのコメントを聞いて「嶋は家族のいる仙台に戻り、楽天のコーチをやって、いつかは戻るべき場所の楽天の監督をやるんだろうなあ」と思った。

しかし日本シリーズが終了した後、まさかの嶋基宏がヤクルトにバッテリーコーチとして残留することが発表された。

まったく想定していなかったので驚きが大きい。

家族を東京に呼ぶのかは不明だが、ヤクルトに残りたいという気持ちがあったからこその決断になったのだろう。

しかも背番号はかつて野村監督がつけていた"73"。

「あれ?もしや、ヤクルトで監督するルートも残ってる?」

そんなように感じてしまった。

それはそれで嬉しい。

個人的にはいつかヤクルト青木監督と楽天嶋監督の日本シリーズが見たかったが、ヤクルト嶋監督が見れる可能性も出てきた。

今後のことはどうなるかはわからない。

けど、嶋はコーチとして内山壮真を将来の正捕手として育ててくれるはずだ。

楽天の嶋監督も見たいし、ヤクルトの嶋監督も見たい。

そんなワクワクさせてくれる嶋という選手が好きだ。

来年も神宮で嶋が見れることを楽しみにしている。

いつか指導者としての嶋の底力を見せてほしい。

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