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#8号 〜FOR KUMAMOTO & OITA〜 【トーキョーモラトリアム アーカイブ】

上京九州人の方も、そうでない方もこんにちは。
夏があっと言う間に終わろうとしていますね。今年は帰省もしなかったなぁ。

2015年より活動してきた、上京九州人のためのフリーペーパー『トーキョーモラトリアム』(以下『TMT』)。それを記憶の奥底から引っ張り出して振り返ってみよう、というシリーズを展開中です。

今回は「8号」を振り返り。

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2016年に起きた熊本地震を受け、被害を受けた熊本と大分のために何か情報を発信できないかと考え、制作した号でした。

表紙にある「くまモン」と「めじろん」。
熊本特集に、堂々とくまモンを使わせていただいてよかったです。
一方のめじろんは(申し訳ないのですが)この制作時に初めて存在を知りましたが、こうしてみるとかわいいですね。

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熊本を中心とした地震の被害に対し、多くの支援が寄せられました。
中でも、同じ九州各県ではさまざまな支援が行われていました。
まさにALL 九州ですね。「やっぱり九州の人たちの団結力ってすごいな」と、記事を作りながら思った記憶があります。

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「誰の文章だろう?」と思ったら、私の汚い文字でした。
(直筆をそのまま誌面にしよう、とデザイナーがアイデアをくれたのを思い出しました)

「熊本・大分のために」と意気込んで作り出したものの、普段から慈善活動に熱心な篤志家というわけでは全くないです。
人のためにお金を出せるほど、気持ちの上でも余裕のある人間ではありません。
がしかし、ここに書いてある通り、同じ九州で起きた天災は、申し訳ないですが当事者意識が全然違いました。
この後のページにあるように、寄付金の受付先一覧を載せたり、本当にマイナーフリーペーパーって、そのぐらいしかやれることがないんですけど。

天災が起きて、この時に初めて「自分が何ができるか」を真剣に考えたし、それもフリーペーパーをやってたおかげだと思います。

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「東京レポ」では銀座熊本館へ。こんな一等地にアンテナショップがあるなんて、熊本すごいですね。
この日、本当に混んでいたなぁ。でも1年前に近くを通りかかったときも、「相変わらず人が多いな」と思った記憶があります。
さすがに店外に行列ができるほどではなかったですが、地の利もあり、普段から人気のアンテナショップなんでしょうね。

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最終ページは広告を掲載させていただきました。

全ページのPDFも以下にアップしています。

「熊本・大分応援」特集、いかがでしたでしょうか。
あの地震から、もう4年も経つんですね。
震災の被害を象徴する建物だった熊本城も、今は天守閣の外観も再建されているようで(中にはまだ入れないそうですが)。まだ道半ばですが、復興は着々と進んでいるようです。

でもこの地震の後にも豪雨災害があったように、今後もいろんな災害が起きると思います。
私が勤めている会社では、災害が起きるとマッチング募金のお知らせが来るので、微力ながら何度か募金をさせてもらったことがあります。その募金も、多分この号を作ったあたりから少し意識が変わったからだと思うんですよね。
編集後記に書いたとおり、大きな災害を前に、何を言っても空虚になってしまうし、それこそ、この号に書いたことがどれだけ正しかったのか、いまだによく分かりませんが。
私がこの号の制作によって意識が変わったように、皆さん一人一人にとって、何かしら小さなきっかけがあって、天災やその被害に目を向けるようになっていければ。それってすごく大切なことですよね……なんて。

どんなに気を付けても説教臭くなってしまいますね。すみません。
熊本、そして大分のアンテナショップに、今度改めて出かけてみようかと思わせられる振り返りでした。

さて、次回は……何のテーマだったかな。
覚えていませんが(笑)、また好き勝手に作っていったテーマを振り返っていきますので、引き続きお楽しみに。


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