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『(国)境をこえる家族』kyodo 20_30のきろく📝#12

12月11日(土)に、kyodo 20_30の12回目の活動がありました。
この日は、皆さんは経堂駅から徒歩7分にある、居心地のいい「マホラ食堂」の二階に集まりました。

活動の前半は陳維錚(タン・ズイチン)さんと真理子さん夫妻をゲストに迎えました。参加者の皆さんは質問をして、お二人が仕事や生活のなかで経験したことを聞きました。

陳さんはマレーシア生まれ華人、1996年に日本に来て、今はクリエイター、美術作家として京都・東京を拠点に活動しています。
TANJC
https://tanjc.net/

真理子さんは2018年に子供と一緒にマレーシアに移住して、陳さんの実家があるマレーシア、ジョホール州の田舎町に住んでいます。今の仕事は日本語教師です。当日はマレーシアからオンラインで私たちと繋ぎました。
タンマリ カンポン Johor
https://twitter.com/tanmariko622
https://note.com/tanmariko/

まず、陳さんは過去の作品を私たちに紹介しました。アートに興味がある、しかもこれから企画制作を始める参加者の皆さんは真剣に陳さんの説明を聞きながら、作品を見ました。

その後、陳さんはたくさんの写真を見せながら、真理子さんとの出会い、結婚、そして家族との繋ぎ方も話しました。ずっと海外にいる陳さんはよく家族とテレビ電話したり、新型コロナウイルス感染症が流行する前には、よく大家族で一緒に旅行していました。私が一番印象的だったのは、全天球カメラで撮った大家族との食事風景の写真です。家族の絆が感じられる一枚です。

次は、マレーシアにいる真理子さんに「移民として生きること」、「母国語を海外で教えること」を教えてもらいました。
例えば、新型コロナウイルス感染症が流行して、真理子さんは「情報共有」のことがとても重要だと考えています。移民の方は、もし言葉がわからない場合は、感染状況やワクチンの情報が把握できません。真理子さんもSNSを通して、日本人のコミュニティーから色々情報を得ました。このお話を聞いて、コミュニティーの大切さを感じました。

また、真理子さんも日本語教育と今の生徒が日本語を勉強する理由を話しました。国によって、日本語を勉強する内容も少し違います。マレーシアでは、過去はビジネスの機会、技術を学ぶために、日本語を勉強した人が多かったです。今は趣味、人生の楽しみなどの理由で勉強する人が多いと言いました。

後半の活動では、参加者の皆さんがいま考えている最新の計画内容をプレゼンテーションしました。ゲストの陳さんにもこの場で色々アドバイスをもらいました。活動の最後は、チームを分けて、これからのスケジュールや進め方について話し合いました。

次回まで、各チームは色々リサーチして、制作の準備を進めます。例えば作品の名前は何か、何を用意するか、どこで展示するかなどはメンバーと一緒に決めて、#13で発表します。

▼ お知らせ
令和4年2月26日(土)、27日(日)に 成果発表会「ここから展」を開催しました。
kyodo 20_30の参加者が5つのチームになって、共同制作した作品を展示しました。
発表した作品の情報はここで見られます。


書いた人:TEI USHIN