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夫婦旅6年目、東京を離れ日本全国190ヶ所に家がある暮らし方

「お誕生日おめでとう」

夫の32歳の誕生日。
私たちは、南房総にいました。
お祝いは、ADDress(※1)南房総邸の家守さん、横山さんと一緒に。

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夫婦で東京を離れて気づくと4ヶ月が経ちました。
日本全国190ヶ所に家のある暮らしを続けて、色んなことがありました。

ワーケーションが日常的なことになり、夫婦の暮らし方・働き方・物事の価値観にも大きな変化がありました。

今回は、そんな私たち夫婦の「働きながら旅する」「暮らすように旅する」話をします。


夫の32歳の誕生日

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" 結婚6年目、ついに何もない一日で終わるのかと思った "

8月、夫の32歳の誕生日、私たちは南房総に行くことにしました。
5月末に行って以来、2度目の訪問です。

春遊びに行った時、家守の横山さんから、南房総のエメラルドグリーンの海を是非見て欲しいと言われ、夏行きますと約束したのです。

昼は海で遊んで、夕食は南房総邸のお家で食べることにしました。

夫には内緒で、家守の横山さんと誕生日サプライズを企画しました。

「結婚6年目になって、ついに何もない一日で終わるのかと思った」

夫、まさかの妻からのサプライズに大喜び。

この言葉は、サプライズが大成功したということですよね?


- 別府から届いたお祝いの生演奏 -

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時間を少し戻して南房総に行く前の1週間前、私たちは大分県の別府温泉にいました。

ずっと行きたかったADDress(※1)別府邸で1週間、ワーケーションをしました。

温泉めぐりや絶品グルメ、たくさん楽しいことがありました。

そして、実は別府では、他にないとても特別な体験をしていました。

それは、家守の星さんのピアノ生演奏。

ADDress(※1)別府邸の家守、星さんは、リクエスト曲を言うとその場で曲を聞いて楽譜なし・耳コピでピアノが弾けちゃう、相対音感の持ち主だったのです。

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別府で、星さんのピアノに完全に惚れ込んだ夫と私は、ADDress(※1)別府邸から日本全国へ生配信をしよう!という企画を練ります。

一番聞きたかったのは自分たちです、笑。

インスタLIVEは大いに盛り上がり、星さんは何曲もリクエスト曲を弾いてくれました。

そして、LIVEの最後、素敵なバースデーソングまで頂きました。

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こんな誕生日の過ごし方、いかがですか。
そう、私たちは今、以前は想像もしていなかった日常を過ごしています。

この暮らし方は、夫婦二人だけの暮らしではありません。

私たちが送っている、日本全国190ヶ所に家があるADDress(※1)での「多拠点生活」は、夫婦二人という家族の枠を超え、また会いに行きたい家族・友人が増えていく暮らし体験です。


私たちが夫婦旅を続けている理由

↓何で私たちが多拠点生活をするようになったのかについては、他の記事でも書いているので、良かったらそちらも合わせてご覧ください。

今回は、そもそも二人はなぜ夫婦で旅をしているの?
そして、なぜ「働きながら旅する」「暮らすように旅する」多拠点生活という暮らし方/旅の仕方を選んだの?について、もう少し詳しく書きます。


- 夫婦は共通体験が少ない場所からスタートする -

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私は、生まれ育ち韓国で、日本の大学への留学を機に14年前に来日しました。
夫は、日本生まれ日本育ちで、海外での生活経験はあるものの、韓国での生活経験はありません。

そんな二人が結婚するということは、"共通体験がとても少ない"状態からスタートすることを意味しました。

"共通体験が少ない場所からスタートする"ことは、私たちのような国際結婚をした夫婦だけではないと思います。

多かれ少なかれ、夫婦は生まれ育った環境が異なるので、家族観・暮らし観・生きる/働くことに対する価値観・お金の使い方など、"共通点"よりも"相違点"の方が多い場所がスタート時点なのが当たり前です。


- 二人の物語を増やす夫婦旅へ -

共通体験の少ない二人だからこそ、
互いの価値観を深いところまで
知る努力をしたい。

旅を通して、
二人でできる共通体験を増やすことで、
共感という感情を増やしていきたい。

これが夫婦旅を始めた理由でした。

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結婚して、二人で生活をし始めると、恋人だった時よりも距離がギュッと近くなります。

暮らす空間を共有し、一緒にいる時間が長くなるので、必然と二人の日常的な感覚の「違い」をすり合わせていく必要が出てきます。

このような、目の前に見える「違い」「課題」(例えば、家事の分担など)については、それが浮上した時、話し合えば良いです。

しかし、結婚生活を続けていって気づいたのは、「目の前に起きている以上のことは、なかなか日常の中で話す機会がない」ということです。
(子供を持つか否か、老後をどのように過ごすかなど)

私たちにとって夫婦旅は、日常の中でなかなか触れることのなかった"話すべきこと"を話し合うきっかけです。


- 国内旅行の新しい体験価値を探る -

二人とも海外が大好きなので、夫婦旅を始めて最初の4年間は海外旅行が中心でした。
国内旅行に舵を切ることになったのは、2020年に起きたパンデミック。

私たちにとって旅は、二人が二人でいられるために必要なものだったので、旅を止めるという選択は取りませんでした。

そこで、海外旅行できない分、その時間を国内旅行に当てるようになりました。

しかし、自分たちにとって、国内旅行に海外旅行の代替にはなりませんでした。

・日本のおもてなしが、居心地良すぎる
・言語/文化が同じだから刺激が足りない
・新しい発見/気づきが少ない
・好きだけど、ラグジュアリーホテル、リゾート、温泉旅館に泊まるだけでは、非日常感を感じれなくなってきた
・発見が少ないことで、夫婦の会話のきっかけになる話題が生まれにくい

こういったことを感じていました。

そして、そもそも国内旅行に海外旅行と同じ体験価値を求めること自体が無理だと気づきました。

であれば、代替するのではなく、国内旅行に対して、私たちなりに新しい体験価値を見出したらいいのでは?


ワーケーションと多拠点生活がくれた変化

そこで始めたのが、多拠点生活という旅の仕方です。
旅を短期の観光という位置づけに置かず、旅と暮らしを極力近づける。

そう決めてから、理想の旅・暮らし方を実現すべく、ADDress(※1)という定額全国住み放題サービスの会員になりました。

今は、夫婦共にリモートワークができる環境を活かして、月に半分ワーケーションをしながら日本全国を転々と旅しながら暮らしています。


多拠点生活は私たちに色んな変化をもたらしました。
具体的には以下のようなことです。

・大都市で暮らし続ける以外の選択肢を考えるようになった。
・仕事の生産性が上がり、新しいアイデアが浮かびやすくなった
・人生で大切なことは何かを考え、幸福感を大切にするようになった
・都市生活、会社では出会えない知り合いがたくさんでき、居場所が増え、人生が豊かになった
・自然に触れる機会が増え、心が穏やかで、ストレスを感じることが減った

(詳しく書くと長くなりそうなので、これらの変化については、また別の記事にまとめます)

このような変化は、以前していた夫婦旅以上に、深い話をするきっかけを与えてくれました。

そして、共通の友人・家族のような存在が増え、夫婦二人の絆をより強いものにしてくれています。


出会いと体験が、新たな機会を生み出す

少し夫婦の話から離れ、自分の話をします。

多拠点生活をする前の私は、自分が持っているものを守ることに必死でした。

新しいものに手を伸ばすことは、持っているものを手放さないといけない。こんな風に考え、執着がすごく、自分で自分を苦しめていました。

だが、今は違います。

たくさんの出会いと、体験で、毎日がとてもワクワクしており、新しい機会に恵まれています。

ワーケーションしながら多拠点生活を続けていた経験を活かし、「働く場所を自ら積極的に選択できる文化作りをしたい」と思い、仲間と一緒に「エクストリームワーケーション(※2)」という活動を始めました。

冬のシーズンしか観光客が集まらない地域に、春夏秋シーズンにも観光客が増えるように、自分でできることを初めています。

この暮らし方を始めた時は、全く興味のなかった、地域活性、関係人口、働き方改革、地方移住について深い関心を持つようになりました。

大きなことはしておりませんが、自分が今できることを、コツコツと初めています。

そして、これからのこと。

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パンデミックが終わった世界で、インバウンドの観光客が日本に戻ってきた時、" 東京・大阪・福岡といった大都市以外の日本全国に、足を伸ばす機会を作る・その魅力を第一線で伝える人になりたい " と思っています。

何かができなくなることは、
新しい何かができるようになること。

あの時、海外旅行はもうできないし…夫婦旅ももう十分したし…と旅を辞めていたら見ることのできなかった未来がここにあると感じます。

上を向いて、明るく思考を転換すれば、ピンチはチャンスになる。

これからも #ワーケーション #多拠点生活 #夫婦旅 というライフスタイルについて、Instagramとnoteで発信していきます!


【TRIP BASE STYLEアンバサダーに応募します!】

この記事は、TRIP BASE STYELアンバサダーに応募するにあたり、熱い思いを伝えたくて書きました。

自分がどんな旅をしているか、今後、アンバサダーとしてどのようなことをやっていきたいか。

「ただ先を急ぐのではなく、道の駅を通してその地域の魅力を味わい尽くす」というTRIP BASE STYLEは、私たちが実践している、旅しながら暮らすという多拠点生活ととても近いと思っています。

観光を超えて、地域とのつながりを深め、地域を盛り上げて行きたいです。

もっとたくさんの人たちに、日本全国の魅力を伝えていきたいです。

#私のトリップベーススタイル

Hyun(ひょん) | Tokyo Hyony
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【(※1)ADDress:定額全国住み放題サービスADDressについて】

【(※2)エクストリームワーケーション について】


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