東京宝山

健康的な赤身の美味しさを追求し続けながら、 生産者さんがそれぞれの風土や地域資源を生か…

東京宝山

健康的な赤身の美味しさを追求し続けながら、 生産者さんがそれぞれの風土や地域資源を生かして、大事に育ててきた牛たち。 生産者さんに代わって、その想いや背景とともにお肉をお届けすることで、 食の場をより楽しい、豊かなものにできたら幸せです。

最近の記事

井信行さんについて(あか牛生産者)

井信行さんは、熊本・阿蘇にある人口1,500人の産山村で、 熊本あか牛とジャージー数頭の肥育をされています。 信行さんと初めてお会いしたのは4年前、2016年の2月。 仕事で熊本にお伺いする機会があり、熊本に行くなら 「井さんにぜひお会いしたい!」と私が熱望してのこと。 というのも、それ以前に、あらゆる料理人さんたちから、 「熊本あか牛だったら、井さんのあか牛を使いたいけど、  月に1頭しか出荷がないから、なかなか手に入らないんだ」 という話をよく聞いていたのです。 同じ

    • 国分牧場について(希少牛生産者)

      国分牧場さんは、埼玉・東松山にあるのホルスタイン雄の肥育やさんです。 國分さん(上段・真ん中)とは、エコフィードの餌やさんのご紹介でお会いしました。初めてお会いして食事をご一緒したときに、ワインをたらふく飲んだのを覚えてます。笑 国分牧場さんは元々、生協さん向けのホルスタインの肥育をやられているのですが、奥様である由佳さんの「子供に安心・安全な牛肉で作ったハンバーグを食べさせたい」という思いから、2011年に直売所をつくり、自分たちが育てた牛の小売り販売を始めたとのこと。

      • 田村牧場について(短角牛生産者)

        田村牧場は、朝ドラの“あまちゃん”で有名になった岩手県久慈市にあります。 私が田村社長と初めてお会いしたのは、東日本大震災後の2011年なので、 初めて会ってから、かれこれ9年になります。 元々はホルスタインから牛乳を搾る酪農家であり、 一部、黒毛の繁殖・肥育もやられていましたが、 短角牛を飼い始めたのは、お会いするほんの数年前からでした。 田村社長は、ある時、食べた短角牛の美味しさにびっくり、 そして、話を聞いてみたら、短角牛の生産農家が年々減っているとのこと。 それを知

        • 東京宝山をはじめた理由。

          先日、あるオーナーシェフさんが、お店のスタッフの方に言われた言葉。 「『荻澤さんが東京宝山をはじめた理由』をまず聞いて欲しい」 といわれるのを聞いて、 「あ、そうだ。私にお肉を発注してくださっている方は  お肉そのものの評価だけじゃなくて、その背景にいる生産者さんや、  その想いや取り組みに対しての応援のつもりで発注してくれているんだ」 って改めて気づくことができました。 ありがたく、初心を思い出させて頂く時間。 今から10年前、いわて門崎丑牧場の枝肉営業という立場で

        井信行さんについて(あか牛生産者)