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「理念を公理へ」創業者の想いからすべてが展開されていくチカイケ.ブランディング〜1dayワークショップレポート

 みなさん、こんにちは。運営事務局の松澤です。

 サムネイルからもわかるように、今回の記事はいつもとちょっと違います。

 この記事は、月に一度開かれる「ワンデイ ワークショップ」の内容をまとめたものになります。もう少し具体的に紹介するために、本校「東京ブランディング大学校」の説明からさせてください。

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東京ブランディング大学校とは

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 主宰者であるチカイケ秀夫氏によって2018年につくられました。『わたしたちは「なぜ」を問い続けて「本質」を見つめ100年後も続く価値を守り続ける存在です』をステートメントに掲げています。

 具体的な内容としては、「原体験」を中心に展開される「ブランディング」の学びを深めるコミュニティです。月に2度の講演・ワークショップや勉強会があり、オンラインでも盛んに情報交換が行われています。

 私はまだ半年ほどの所属ですが、それぞれのメンバーが温かく迎えてくれ、熱量をもって仕事に取り組んでいます。メンバー同士でコラボがおきたり飲みにいったりと距離が近く、私にとってもかけがえのない居場所です。

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 そんな「東京ブランディング大学校」の元となったのが、今回の内容にあたる「ワンデイ ワークショップ」です。定期的に経営者や企業を巻き込んでブランディングの学びを共有してきましたが、短期間で伝えきれないもどかしさを感じていました。継続的に、双方向の学びができるためにはどうすればよいかを考え、クラウドファンディングサービス「CAMPFIRE」を用い、コミュニティを創設したのです。


社外CBOサービスを追体験できる

 今回のテーマは、ワンデイワークショップの中でも『社外CBOサービスの体験』となります。(普段はセルフブランディングに近い内容。)休日に7時間のタイムスケジュールでお送りしたボリュームなので、要所をお届けできればと思います。

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 どうぞ最後までお付き合いいただければと思います。

(チカイケ秀雄主宰「TOKYO BRANDING.大学校」にて、クローズドに開催している1dayワークショップの内容となります。2019/12/21実施。詳細・入会はこちら


10億円規模の企業にも実践する「ブランディングの本質」

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 まず最初に、チカイケ秀夫が行なっているブランディングを説明させてください。

 経営者でも法人格でも、すべての始まりは「原体験」であり、すべての要素が「原体験」に紐づいてきます。つまりブランディング支援を行う対象の軸とも言えるものです。

 同氏はスタートアップを専門にブランディングを支援してきましたが、「お金が」「投資家が」で方向転換をすることで組織が壊れていく様をなんども見てきました。ずっと変わらずにあり続け、経営者にとってのモチベーションとなっているものはなにか。行き着いたのが先ほど述べた「原体験」です。

 原体験とは、その人が持つ価値観に影響を与えた過去の体験です。例えば、病気がちだった子どもは病院が良いのせいで勉強についていけなかったり友達作りに苦労したりしたとします。大人になるにつれ「健康を保つこと」に関心が高まり、医者を目指す。なんだかありそうなエピソードではないでしょうか?人は、過去の体験から価値観を形成し、無意識に、原体験に基づいて取捨選択を行なっているのです。判断軸となっているのが「原体験」です。

 ブランディングで関わる際は売り上げや人数の規模に問わず、必ず原体験から入ります。投資家や幹部の声は聞かず、必ず経営者の声を聞きます。2代目3代目であれば、生きている限り創業者の声を聞きます。変わらずにあり続け、いまをつくる元になっている大切なことだからです。


ブランドが築かれる流れ

 原体験を整理することができれば、そこから芋づる式のように思想を引き出すことが可能です。原体験は点であると同時に、線(軸)の始点であり、面に最大の影響を与えるからです。

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 思想を整理するためにBSM(ブランドストラテジーマップ)を用います。「いま行なっている事業(サービス)はなにか」「それはなぜやりはじめたか」「どういう思いでやっているか」。思想(Mind Identity)が整理したあと、ヴィジュアルやUXの整理をしていきます。表にすることで思考の整理がすすみ、一貫性があるかの確認が容易となります。

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 これまでで、原体験に基づいて思想が生まれたことを確認しました。

 それを踏まえて、原体験に基づいて今取り組んでいることを分析していきます。「どういった課題」に対し「どんな手段で」の抽象度をあげていくのです。私個人としては「視点を高める」作業だと思っています。目の前にいる人になにをしたいかがわかっていれば、それを延々と繰り返した時に社会はどうなるか世界(地球)はどう変わるかをイメージするのです。

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 このフレームにより『ヴィジョン』『ミッション』『理念』を言語化することができます。普段の仕事では、コピーライターをアサインして、MVV作成のプロジェクトを立ち上げることもあります。

 最後に、世界観を整理します。いままで整理した言葉をフレームに埋めていく作業になりますが、完成して俯瞰してみたとき、自分が創造したかった世界を目の前にすることができ、なんとも言えない達成感が得られるはずです。「自分はこれがしたかったんだ」と本来の自分に出会う感覚でしょうか。

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 社外CBOサービスでは、CEOとの週1〜の打ち合わせを行い、課題や必要な成果物に合わせてプロジェクトを立ち上げ、PMをアサイン=人物金を用意します。主な成果物は「VISION/MISSIONの言語化」「インナーブランディング」「コーポレートサイトのリニューアル」などが挙げられます。

 以上がワンデイワークショップで体験できることであり、CEOに対し4時間〜で実践しているチカイケ秀夫のブランディングの内容になります。

 クライアントはスタートアップ企業を中心に大企業〜個人まで柔軟に対応をしています。「今後展開するサービスの主軸、CEOのやりたいを整理したい」「社史を整理し、本質を読み解いてほしい」のような声を聞きます。企業の総括的なブランディング、事業戦略の大枠から入り、軸にブレない成果物がアウトプットできるのが強みです。


参加者の声

「今日はありがとうございました😊内容が盛り沢山過ぎて消化するのに少し時間かかりそうです 笑
1人で世界観を作っていくのはキツそうなのでもくもく会とかも楽しみにしてます!(^^)

チカさん、ありがとうございました😊大変勉強になりました🙇‍♂️」
(経営コンサルタント/男性)
「オンラインからでも楽しかったです〜〜
今度はリアルで皆さんとお会いしたいです〜〜
お疲れ様でした〜〜」
(ブランドデザイナー/男性)
「昨日はありがとうございましたー!
とっても勉強になったのと、改めて世界観をもう少しつめて行こうと思ってます!
またみなさんにお会いできるの楽しみにしております😊」
(スタートアップ支援企業/女性)

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チカイケ秀夫🌎CBO(最高ブランディング責任者) (@chikagoo) | TwitterThe latest Tweets from チカイケ秀夫🌎CBO(最高ブランディング責任者) (@chikagoo).twitter.com


次回は1/23(木)19:00-@渋谷
ココロイキ代表 大野幸子氏による基調講演となります。
「コピーライターが実践するブランディング」




(ライター・松澤直輝)

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