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ファンドマネジャーが感じる金融ビジネスへの違和感

現在の相場観
米短期金利: よく分からない
米長期金利: すでにオーバーシュート(居所は米10年金利2.50〜2.75%を想定)
米株(S&P500): 下落
米社債: 信用スプレッド拡大

投資信託の販売経路は、
実際に運用する運用会社のファンドマネジャー
→販売会社(銀行・証券会社等)に営業する運用会社の営業員
→販売会社の営業員
→お客様
のようなイメージです。こんな複雑な伝言ゲームで、お客様に正しい情報が伝わると思えません…

また、自社の営業員や販売会社(銀行・証券会社等)の営業員は、ファンドマネジャーから見れば、ずぶの素人であり、素人(運用会社の営業員・販売会社(銀行・証券会社等))が素人(お客様)にテキトーな営業をしている現状は非常に恐ろしく感じます…

最近は「投資教育」と言うキャッチフレーズが踊っていますが、個人に責任を押し付けるのではなく、何の知識もなくテキトーな営業をしている金融機関所属の営業員を何とかすべきだと思います。また、投資は必須みたいに言われる事が増えましたが、投資が必要ない人も沢山います。

特に不要なのが、高所得者層です。

高所得者層は、プライベートバンカーと呼ばれる証券会社の営業員の餌食になり、とんでもなくリスクの高い金融商品をはめ込められ、損失を被っていると想像されます…

私は退職するまで聞き慣れませんでしたが、営業員の間では「この商品をやる」とか「この商品をはめる」と言った言葉が頻繁に飛び交っていました… 日本語としては意味不明ですが…

運用(投資)と投機は全くの別物です。
良くも悪くも一般の人は、運用(投資)に期待し過ぎだと思います。米ドルベースで年利10%の投資商品があります!と営業員から言われたときに、正しくツッコめる人財の育成をこのnoteでは目指しております🍀

P.S. 金融教育よりも、複雑過ぎる携帯料金に関する仕組みを教育をした方が若者の将来にメリットなのではないでしょうか。

以上です。最後までお読みいただきありがとうございました。

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