本から社会背景を学ぶ読書会
東京のカフェで朝活!
本日は2名で朝活-読書会を実施しました!
本日のアウトプット本
・我らがパラダイス
・機嫌がいい人ほど人生はうまくいく
我らがパラダイスは介護施設を舞台にした小説です。
最終的にはかなりのドタバタ劇になりますが、思わず「あるある」と頷きたくなる内容が多く、良く調べられた一冊です。
機嫌がいい人ほど・・・は、どちらかというと不機嫌になる理由の方に焦点があてられた本のようです。
不機嫌になる理由についても、「なるほど」と思う内容が多く、参考になるようです。
本から社会背景を学ぶ
「今日は、本から社会背景を学ぶ読書会だったと思います。」
これは、参加者の感想ですが、感想を「確かに」と思いました。
我らがパラダイスは、それぞれの家庭事情を抱えた人達がクローズアップされています。
例えば、女性にフラれ・仕事も失った弟が、母・姉の家に転がり込んできた。
その後、仕事も探さず、親の介護もせず、日々、生活費を浪費するばかり・・・とか。
兄夫婦が親の介護を引き受けるということで妹は財産放棄したのに
兄嫁が介護に嫌気をさし、逃げ出してしまった・・・とか。
これらの設定は、現実でも起こり得そうで、他人事ではありません。
実際、80代の親が50代のひきこもりの子どもの生活を支える問題(8050問題)も現実として起こっています。
こういった背景の中で犯罪に手を染めてしまう人達を面白おかしく描いたのが「我らがパラダイス」という作品なのかもしれません。
また、「機嫌がいい人ほど人生はうまくいく」では、様々な背景が書かれていました。
例えば、学業・仕事を頑張ったにも関わらず、出世できずにくすぶっている。
つまりは承認欲求が満たされない環境下にいる人達が、承認欲求を満たしてくれる組織と出会い、はまり、犯罪を犯してしまうとか。
厳しい社会の中で、自己愛を傷つけられ、それを回復させることができず、怒りの矛先が弱者に向かってしまうとか。
人が何かしら行動を起こすとき、人それぞれ、何かしらの背景があることを学ばせていただきました。
有意義な時間になりました。
ありがとうございます。
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